ネクストモバイルやギガゴリWiFi、FUJI WiFiなど人気のあるポケットWiFiでよく見掛ける端末「FS030W」。
ポケットWiFiとして適度なサイズで、画面表示も分かりやすく、色々なポケットWiFiを使ってきた私でも結構気に入って使っています。
そんな、ポケットWiFiで引っ張りだこのFS030Wに、クレードルがあることはご存知でしょうか。
本記事では、クレードルとは何か、クレードルを使うことで速度は速くなるのか、どこで手に入れるべきなのかについて解説していきます。
FS030Wの端末にもクレードルがある
(引用:FUJISOFT公式)
FUJISOFT公式から引用した写真で説明すると、FS030Wのクレードルは端末の下にある台の部分のこと。「ゆりかご」の意味を持つ「cradle」を由来とします。
FS030Wのクレードルの基本情報は以下の通りです。
名称 | +F FS030W 専用クレードル | |
型番 | CRDFS030W | |
Ethernt インター フェース |
物理 インター フェース |
8ピンモジュラージャック (RJ-45)×1ポート |
インター フェース |
10000BASE-T | |
伝送速度 | 1000Mbps | |
ACアダプタ インター フェース |
物理 インター フェース |
USBコネクタ(micro B-type)×1ポート ※給電専用ポートであって USB通信は不可 |
重さ | 約63g | |
サイズ | 50.0mm×90.0mm×42.2mm |
ただ、このスペックを見ただけではよく分からないと思うので、FS030Wのクレードルについて押さえておきたいポイントをまとめました。一緒に確認していきましょう。
そもそもクレードルって何?
クレードルとは、ポケットWiFiを充電したり、有線接続したりする時に使われる機器のことです。
一番の役割は、充電台ですね。
FS030Wでは、充電やアクセスポイント(無線LANルーター替わり)、パソコンとの有線接続といった利用方法があります。
見た目はただのプラスチックの塊ですが、端末ごとにぴったりハマるように作られていて、置くだけ(端子に挿すだけ)で充電でき、何かと便利です。
ガラケーの充電器のような感じと言えばイメージしやすいでしょうか。
FS030Wはバッテリーを外しても充電しながらであれば通信可能
長時間の充電や使用を繰り返していると、リチウムイオンバッテリーの膨張は避けては通れません。
FS030Wも、クレードルに挿しっぱなしでは恐らく膨張してしまうでしょう。
ただ実は、FS030W端末はバッテリーの取り外しが可能。クレードルに挿して電力の供給さえできていれば、バッテリーを付けなくても利用することができます。
自宅での利用が多くクレードルに挿しっぱなしにするのであれば、最初からバッテリーを外して使いたいですね。
もちろん、充電時はクレードルの後ろにある差込口に、ACアダプタ等の電源と繋げたケーブルを挿さないと充電はされませんので注意してください。(ガラケーの充電台も、コンセントに挿しておかないと充電できませんよね)
LANケーブルを挿せば有線接続も可能
(引用:FUJISOFT公式)
FS030Wのクレードルには、充電するmicroUSB端子のほかにLANポートもあります。
つまり、LANケーブルで繋げばパソコンとの有線接続や、アクセスポイント(ルーター替わり)としての利用も可能です。
実際、クレードルに挿すと速度は速くなるの?
「クレードルを使うと速度が速くなる」とはよく言われる話ですが、FS030Wのクレードルは、WiMAXのWX05シリーズのようにクレードルに挿すことで電波感度が良くなるような機能が付けられているわけではありません。
たまに「FS030Wをクレードルに挿すことで速度が上がった」という人もいますが、そもそもポケットWiFiは構造上、寝かせるよりも立てて使ったほうが電波感度が上がると言われています。
向きを変えるだけでも数Mbps程度で速度は変わることを考えると、誤差の範囲内である可能性も高いです。
したがってFS030Wでは、「クレードルを利用する=速度が上がる」とは一概には言えないでしょう。
FS030Wの端末を使うポケットWiFiはどれ?
契約するとFS030Wが届く(可能性のあるものも含む)ポケットWiFiとそのプランを以下の表にまとめました。こうして見るとFS030Wを使っているところは結構多いですね。
ちなみに、いずれのポケットWiFiでもFS030Wのクレードルをセットで販売しているところはありません。
製品 | 月額 料金 |
初期 費用 |
回線 | 容量 | 契約 期間 |
詳細 |
FUJI WiFi 30GB |
2,860円 | 3,300円 | softbank au ドコモ |
30GB | なし | 詳細 |
FUJI WiFi 50GB |
3,190円 | softbank | 50GB | なし | 詳細 | |
FUJI WiFi 100GB |
4,290円 | softbank | 100GB | なし | 詳細 | |
STAR Wi-Fi | 3,718円 | 3,278円 | softbank | 約 100GB |
なし | 詳細 |
SAKURA WiFi | 4,048円 | 3,850円 | softbank | 100GB | なし | 詳細 |
WiFiO (100GB) |
4,048円 | 6,578円 | softbank | 100GB | なし | 詳細 |
縛りなしWiFi (縛りなし2GB/日) |
3,630円 | 3,300円 →0円 |
softbank | 1日2GB | なし | 詳細 |
縛りなしWiFi (縛りなし30GB) |
3,366円 | softbank | 30GB | なし | 詳細 | |
縛りなしWiFi (縛りあり2GB/日) |
3,080円 | softbank | 1日2GB | 3年 | 詳細 | |
縛りなしWiFi (縛りあり30GB) |
2,926円 | softbank | 30GB | 3年 | 詳細 |
※税込表記
FS030WのクレードルはAmazonや楽天市場で購入を
各ポケットWiFiではFS030Wとクレードルをセットで販売していません。また、別料金での販売などもしていないため、クレードルを手に入れるには別の方法を取ることになります。
購入するなら、まずはAmazonや楽天市場を覗いてみましょう。
中古や新品が4,000円~5,000円ほどの価格で販売されています。
メルカリなどのフリマアプリで販売されていることもあるので、あちこち探してみると良さそうです。
【まとめ】有線接続や充電時に使えて便利だが、少々値は張る
FS030Wのクレードルについて、その機能や速度、手に入れる方法について見てきました。
クレードルは、もっぱら自宅で使用する人がバッテリーの膨張対策として使うも良し、毎日の充電でケーブルを挿す作業が面倒な人が使うも良しです。
とくにFS030WはmicroUSB端子なので、充電する時にコードの向きを確かめなくても良いのは、結構ストレスフリーかもしれません。
ただ、有線接続の必要がないパソコンやタブレットなども最近は多いですし、充電だけのために4,000円以上のお金を出すかはちょっとよく考えたいところ。
もし、端末にもう少しお金を掛けられるなら、クレードルでなくても、液晶画面割れを防ぐ画面シートや、端末を保護するカバーなどの購入を検討してみるのも良いでしょう。