W05にはクレードルがありますが、自分にとって必要なのかどうか悩みますよね。
本記事では、クレードルの特徴や価格、有線接続設定などW05に関する情報をまとめて解説していきますので、購入を検討している方の参考として読んで頂けると幸いです。
W05のクレードルって?
(画像引用:UQWiMAX公式HP)
WiMAXの端末のWシリーズはHuaweiが製造元です。
それではW05のクレードルの特徴や仕様について見ていきましょう。
W05のクレードルの特徴
W05のクレードルはWX05と比較すると高さや厚みの部分一回り小さくなっているので、場所を取りません。
好みにもよりますが、私としてはシンプルでインテリアとしておいておいても違和感はないという印象です。
W05のクレードルの仕様
- 公式の購入時にUSBケーブル及びACアダプタ無
- 有線LANポート×1
- 充電用ポート:USBコネクタ(Type C)×1
- 約130(W) x 31.8(H) x 53(D) mm
- 質量:約75g
W05のクレードルの型番
W05の型番は「HWD36PUA」になっています。
他機種と間違えないように注意したいですね。
W05のクレードルの有線接続設定の仕方
クレードルの有線接続には、以下の2つの接続方法があります。
- WiMAXそのものの電波(WiMAX2+やLTE回線)を使う設定
- 固定通信(ブロードバンド)の回線を使う設定
(W05をアクセスポイントとして使用)
なお、給電をしないと有線接続ができない設定になっているので、有線接続設定が繋がらないと思ったらACアダプタの状態を必ず確認しましょう。
W05のクレードルで有線接続する際のそれぞれの手順は以下の通りです。
WiMAXそのものの電波(WiMAX2+やLTE回線)を使う設定(「ルータモード」)
- タッチメニューや設定ツール(ブラウザ)でクレードル設定を「ルータモード」に設定
- Type C共通アダプタ02(別売)をクレードルに挿し込む
- アダプタの電源をコンセントに挿し込む
- 有線LANケーブルをパソコンとクレードルに挿し込む
- W05の電源を入れる
- クレードル本体にW05を挿し込む
固定通信(ブロードバンド)の回線を使う設定(「APモード」)
- タッチメニューや設定ツール(ブラウザやアプリ)でクレードル設定を「APモード」に設定
- Type C共通アダプタ02(別売)をクレードルに挿し込む
- アダプタの電源をコンセントに挿し込む
- 有線LANケーブルをルータとクレードルそれぞれに挿し込む
- W05の電源を入れる
- クレードル本体にW05を挿し込む
- 各接続機器でWi-Fi接続の設定をする
W05の価格はどれくらい?同時購入がベストって本当?
W05の手に入れ方として代表的なものは、W05の購入時や、メルカリやヤフオクで中古品を購入する方法などがあります。
同時購入がお得だが、クレードルセットは在庫切れの場合も多い
WiMAX端末と一緒に購入すると通常価格よりお得に手に入れることができます。
ただ、W05のクレードルは人気があることから、WiMAXの契約時にクレードルセットが在庫切れになっていることも珍しくありません。
W05自体の新規申込が終了していることもあるので、注意しましょう。
もし追加で購入したい場合、WiMAXのプロバイダではクレードルのみの追加販売をしているところが無いため、UQWiMAXやauのアクセサリショップでの購入になります。
auオンラインショップでクレードル本体のみを購入する場合は3,190円(税込)で購入することができますので、同時購入よりも少し高いですが、こちらから買うと良いでしょう。
メルカリやヤフオクなどの中古クレードルは時期次第で高額に
W05のクレードル、メルカリやヤフオクなどのサイトでも中古品や新古品が出回っていることがあります。
もちろん、メルカリなどでお得に手に入れることもできるので、同時購入時にクレードルセットが無かった人も心配要りません。
ただ、UQ WiMAXで在庫切れになっているなど需要が高まっている時期は、アクセサリショップよりも高い5,000円以上の値段で取引されているクレードルも見受けられることから、今後も中古品は値段が高く推移することが予想されます。
どうしても急ぐ必要がない限りは、アクセサリショップで新品を購入した方がいいかもしれません。
W05をクレードルで使うメリット・デメリット
W05はそのままでもスタイリッシュですし、クレードルを購入するべきかかどうか悩みますよね。
購入の是非を自身に問うために、WX05のクレードルのメリットやデメリットについても見ていきましょう。
W05をクレードルで使うメリット
W05をクレードルで使うメリットは以下の通りです。
有線接続が可能となり、速い速度で使える
W05の本体自体は下り最大758Mbpsに対応していますが、エリアや通信内容、接続状況に左右されるので実際はなかなかこの数字は出ません。
ただ普通にWiMAXを使うよりも、クレードルを挿して有線接続した方が速度がはかなり出やすいです。損失が無い分当然と言えば当然なんですが。
動画を見る場合などはそこまでの速度は不要なのでわざわざ有線接続する必要はありませんが、自宅でオンラインゲーム等をする場合など速度を上げたい時には活用できますね。
WiMAXをクレードルに置くだけでハイパフォーマンスモードになる
電池の減りを犠牲にする代わりに、フルパワーで高速通信を行うことができるハイパフォーマンスモード。有線接続するまでではなくても、速い速度で使いたい人は活用できる機能です。
そしてW05のクレードルは「充電時ハイパフォーマンス自動切替」を設定しておけば、クレードルにWiMAXを置くだけで充電開始後に自動で設定が切り替わり、ハイパフォーマンスモードで通信ができるようになるんです。
クレードルがなくても自分で切り替えてしまえばよいのですが、いちいち切り替えるのって割りと面倒なんですよね。差すだけで切り替わってくれるというのは実際に使ってみるとかなり便利です。
クレードルを活用している人に聞くと、ほとんどの人はこれが便利で使っているそうです。
ちなみに参考ですが、W05には、通信に割くパワーをバッテリーの状態に合わせて以下の3つのモードに切り替えられる設定があります。
モード | 内容 |
パフォーマンス | パフォーマンスを最大限に重視 |
キャリアアグリゲーション(※)を使用 | |
ノーマル | 電池残量が十分にある場合は、キャリアアグリゲーションを使用 |
電池が少なくなった場合は使用しない | |
バッテリーセーブ | 消費電力を抑え、電池持ちを重視した設定 |
キャリアアグリゲーションを使用しない |
(※キャリアアグリゲーションとは、通常時使っている周波数帯よりも多くの周波数帯を同時に使うことで回線速度を最大限に高めることができる通信技術のうちの一つ)
(参考:au公式HP「W05 取扱説明書」)
そしてW05のクレードルは「充電時ハイパフォーマンス自動切替」を設定しておけば、クレードルにWiMAXを置くだけで充電開始後に自動で設定が切り替わり、ハイパフォーマンスモードで通信ができるようになるんです。
クレードルがなくても自分で切り替えてしまえばよいのですが、いちいち切り替えるのって割りと面倒なんですよね。差すだけで切り替わってくれるというのは実際に使ってみるとかなり便利です。
クレードルを活用している人に聞くと、ほとんどの人はこれが便利で使っているそうです。
W05の初期設定では「充電時ハイパフォーマンス自動切替」がONになっているので、設定を変えていなければすぐにキャリアアグリゲーションによる速い通信を楽しめます。
W05のクレードルのデメリットは互換性の無さ
W05をクレードルで使うデメリットとしては、他のクレードルとの互換性の無さが取り上げられることが多いです。
クレードルは元々ガラケーの充電スタンドのように、特定のWiMAX端末の形状に特化したつくりになっています。
そのため、以前のクレードルを使い回しできない互換性の悪さを嘆く人が少なからずいるようです。
W05とW04のクレードルの互換性は充電ができることくらい
「W05のクレードルはW05専用」と書かれているものの、W05とW04は形状が近いことから何とかして使ってみたいと思いますよね。
「クレードルの向きを逆にすれば充電はできる」といった声も聞かれるなど互換性が全く無いわけではないものの、有線接続はできなかったり、自動でハイパフォーマンスモードに切り替わらないなど、クレードルとしての役割はあまり期待できません。
W05とWX04のクレードルの互換性は無し
WX04はNECPF製のWiMAX端末です。
WX04とWX05は両側に「Wウイング」と呼ばれる電波感度を高めるアンテナが付いています。
WX04を使う場合はこのアンテナの力を発揮してくれますが、W05はWX04よりも横幅があるため、WX04のクレードルには物理的に入りません。
逆にWX04をW05に挿し込もうとしても、WX04が1mm以上分厚いので、互換性に関しては諦めましょう。
W05のクレードルが必要な人って?
現在の価格を見るとW05クレードルの価格は約3,000円程度。
ばりばり使う人にとっては安いですが、全く使わない人が買ってもただの無駄。
- 有線接続をしたい
- 自宅では充電しながらハイパフォーマンスモードで使いたい
- インテリアとしても飾っておきたい
こういった理由があれば、そこまで高いものではありませんから買ってみても良いでしょう。
ちなみに私は毎回充電する為にコードを繋げるのが面倒で、しばしば忘れることもあったので、置くだけで簡単に充電できるというメリットから購入し、割りとありがたく使わせて貰っています。
W05のクレードルを使用する時に注意したいこと
W05のクレードルを使う時には、いくつか注意点があります。
クレードルに正しい角度でまっすぐに挿入する
(引用:Speed Wi-Fi NEXT 05「取扱説明書」)
W05のクレードルは、WX04やWX05のクレードルとは違ってサイド部分がありません。
コネクタの位置を気にせず適当に挿し込んでいると、接続部が傷む原因となってしまいます。
角度やコネクタの位置になるべく気を付けながらクレードルに挿入するようにしましょう。
クレードル全面の緑色のランプが点灯すれば給電されていることが確認できますよ。
ハイパフォーマンスモードで使うなら有線LAN接続の有無も確認する
クレードルにただ置くだけではキャリアアグリゲーションの効果は得られにくいため、ハイパフォーマンスモードを最大限に利用した時は有線LANが接続されているかの確認が重要です。
また、有線LANのケーブルがCAT5の場合、速度が最大100Mbpsまでしか出すことができません。
速度が上がらないのはケーブルや機器が古いということも原因として考えられます。
手持ちのケーブルを確認し、CAT5eかCAT6以上の規格に対応したケーブルを有線接続しましょう。
付けたままではクレードルでの充電ができないW05ケースもある
W05はW06やW04に比べて角ばった形をしています。
落として角を割ってしまうと、場合によっては修理が必要な場合も出てるでしょう。
クレードルを使っていてW05のケースやカバーの購入を検討している人に気を付けてほしいのは、形状や素材によってはそれらを付けたままの充電ができなくなるかもしれないということです。
Amazonには、クレードル対応のW05専用ケースが販売されていています。
本体やクレードルでの使いやすさを考えると、100均よりも使い勝手が良さそうですね。
W06ではクレードルが無くなる。クレードルを手元に置きたいならW05がいいかも。
ご存知の方もいると思いますが、W06ではクレードルが無くなりました。
W06では、クレードルのポートのように有線LANを直接繋ぐことはできませんが、変換アダプタを使うことで有線接続が可能です。
ただ、クレードルの充電のしやすさやW05本体に魅力を感じているなら、W05とそのクレードルの組み合わせを検討すると良いでしょう。
WX05のクレードルについても記事を書いていますので、参考にしてください。