「FS040W」は、富士ソフトから発売されているモバイルWiFiルーターです。
そしてその一つ前の世代なのがFS030W。通信速度や同時接続可能数などのスペックが、最新の通信環境に適応できるようにアップグレードされています。
本記事では、このFS040Wについて、楽天モバイルでの使い方やFS030W、楽天モバイルで1円で購入できる「Rakuten WiFi Pocket 2C」との違いについて解説していきます。
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FS040WやFS030Wは楽天モバイルやmineoのSIMも利用可能、使い方も簡単
富士ソフトFS040WはSIMフリー端末。対応周波数(バンド)に一致しているSIMを使えば、ドコモやau、ソフトバンクに限らず使うことができます。
そして楽天モバイルやmineoでもFS040W、そして旧世代のFS030Wでも利用することができます。
またFS040Wを格安SIMで使う為にはAPN設定をする必要がある(スマホでも同様)ものの簡単にできます。
まずは準備として下記リンクから設定用ツールをダウンロードしておきましょう。
アプリがあれば、パスワードを入力しなくても端末側にあるQRコードを使って簡単に接続することも可能です。
以降の手順は以下の通りです。
- 「+F 設定ツール」をスマホにダウンロードしておく
- FS040Wに楽天のSIMを差し、電源を入れる
- スマホFS040WのWiFiに繋ぐ
- アプリ起動し、簡単設定→プロファイル設定と進む
- 右上の「+」ボタンを追加し、プロファイル名「rakuten」、APN「rakuten.jp」と入力し保存
- 再起動し設定完了
FS040WがRakuten WiFi Pocket 2Cよりも優れている点は?
楽天モバイルでは新規契約の際に「Rakuten WiFi Pocket 2C」というモバイルルーターを1円で購入することが可能です。
もし手元にFS040Wなど端末がないのであれば、このルーターを購入して利用するというのも全く問題ありません。
ただ、わざわざFS040Wを使うメリットもあります。
- バッテリー性能が圧倒的に高い(最大20時間の連続通信)
- モバイルバッテリーとして利用可能
個人的にモバイルWiFiのルーターとして最も重要なのでバッテリーの持ちですが、この点が FS040W、 FS030Wは他に比べてかなり優れていて、1日フルで使っても持ってくれます。
一方でRakuten WiFi Pocket 2Cは連続可能通信時間が10時間、1日使うならモバイルバッテリーも合わせて持つことがマストです。
ただデメリットなのが端末代がかかってしまう点でしょう。現在FS040Wは14,000円程度。楽天で1円で手にいれることを考えると高いですね。
FS040Wの詳しいスペック、旧端末FS030Wとの違い
ではここからは、FS040Wの詳しいスペック、解説していきます。
(引用:FS040W公式)
富士ソフトから、新型のポケットWiFiルーター「FS040W」が2020年7月に発売されました。
ビックカメラやアマゾンで購入可能で、ビックカメラでの価格は19,800円(税込)となっています。
後述する「専用ホームキット」の価格は10,780円(税込)ですが、ルーターとのセットで購入すると29,800円(税込)なのでお得です。
FS040Wの製品仕様は以下の通り。
項目 | 内容 |
名称 | +F FS040W |
型番 | FS040WMB1 |
サイズ | 高さ 約76.0mm ×幅 約76.0mm ×厚さ 約19.6mm |
質量 | 約 142g |
通信方式 | 4G 受信時最大 300Mbps / 送信時最大 50Mbps |
3G 受信時最大42.2Mbps / 送信時最大5.76Mbps |
|
対応周波数 | 4G docomo…1/3/19/21 au…1/3/11/18/26/41 Softbank…1/3/8/11 |
3G docomo…1/6/19 au…非対応 Softbank…1 |
|
無線LAN 2.4GHz/5GHz | |
連続通信時間 | 20時間 |
無線LAN同時接続数 | 15台 |
USB接続数 | 1台 |
セキュリティ | WEP,WPA-PSK,WPA2-PSK |
充電用端子 | USB Type-C端子 |
4Gの最大通信速度が150Mbpsから300Mbpsまで拡大!
FS040Wの最大通信速度は4G下り300Mbpsで、FS030Wの150Mbpsと比べると2倍速くなりました。
最大通信速度はあくまで理論値なので、必ず300Mbpsの速度が出るわけではありませんが、それでも旧型より速いのは間違いありません。
また、FS040Wは複数の電波をひとつにまとめて使用する「キャリアアグリゲーション」に対応しているため、最大433Mbpsの速度にも対応しています。
ネットを快適に使うためには通信速度がとにかく重要なので、従来よりも速くなったのは嬉しいですよね。
専用ホームキット(クレードル)は高性能アンテナ搭載で最大867Mbps!
(引用:FS040W公式)
FS040Wは据え置き型のホームルーターとして、FS030Wよりも使いやすくなりました。
別売りの「専用ホームキット(クレードル)」には高性能アンテナが搭載されていて、ホームキットに入れてWiFiの速度が最大867Mbpsになります。
単体で使用した場合の速度は4Gでも最大300Mbpsなので、モバイルWiFiとして使うよりも自宅で据え置きのホームルーターとして使う方が、通信速度が約3倍も速くなるということです。
また、ホームキットはビームフォーミングに対応しているので、より広範囲に電波を送り届けることができます。
(※ビームフォーミングとは特定の場所に電波を集中させる技術のこと。離れた場所や障害物が多い場所でも電波が届きやすくなる。)
ホームキットを使えば接続台数は最大32台!
FS040Wの無線LAN同時接続数は通常15台ですが、専用ホームキットを使用すると32台まで接続できるようになります。
最近はスマホやパソコンなどの通信機器だけではなく、テレビやエアコンなどの家電製品もWiFiに接続するようになりました。
接続可能台数に余裕がある方がたくさん機器を繋いでも遅くなりにくいので、複数の機器をWiFiに接続するときは便利です。
端子が「microUSB2.0」から「Type-C」になって充電がしやすくなった
FS040WにはType-CのUSBポートが搭載されていて、FS030WのmicroUSB2.0からの変更となりました。(下図参考)
USB Type-Cが他のUSB規格よりも優れている点は、端子の上下がないため簡単にケーブルを挿せることです。
従来のUSBポートではケーブルの向きを気にする必要がありましたが、FS040Wでは使いたいときにすぐ挿すことができます。
USBケーブルの挿し間違えがなくなることや、何度も挿し直して端子を傷めてしまうことがなくなるので安心ですね。
バッテリーレス機能は引き続き搭載!ACアダプターのみで利用できる
旧型のFS030Wにも搭載されていたバッテリーレス機能は、FS040Wにもきちんと継承されています。
FS040WやFS030Wの充電バッテリーは取り外し可能で、ACアダプタを本体に接続さえすれば、バッテリーを使わずに使用することが可能です。
バッテリーとして使用されているリチウムイオン電池は、長期間の使用や充電を繰り返すことで膨張や劣化しやすいため、外しても使える(バッテリーレス)と端末を長く愛用することができます。
リチウムイオン電池の劣化は避けられないことですが、FS040Wではバッテリーを使用せずに、ACアダプターのみで使用することが可能です。
ただし、ACアダプターだけで使用する場合は、前述したバッテリー供給モードで他の端末を充電することはできないので気を付けてください。
SIMサイズがmicroSIMからnanoSIMに変更!
FS040Wでは、対応するSIMカードのサイズがnanoSIMになり、FS030WのmicroSIMから変更されました。
現在ではnanoSIMを採用する端末が増えてきているので、ルーターもnanoSIMに対応している方が機器間のSIM交換がしやすくなります。
ただし、使用中の端末が古い場合はSIMカードを変更する必要があるので、事前にSIMのサイズを確認しておきましょう。
液晶画面が強化されてより割れにくくなった!
FS040Wの液晶画面はFS030Wと比べて強化された素材が使用されているので、少しくらいの衝撃では割れにくくなっています。
自宅で使用することが多いならともかく、ポケットWiFiとして持ち歩く場合は何かに当ててしまうことが多いので、液晶が壊れやすいのは不安ですよね。
FS040Wの液晶は耐久性が高くなったので故障や修理などの心配が少なくなり、外出先でも安心して使うことができます。
FS030Wとの料金差は3,000円程度
FS040Wは現在14,000円程度で入手可能。一方でFS030Wは11,000円程度となっています。
差は3,000円程度。上述したようにスペックがかなり違う為、どうせなら新しいFS040Wをおすすめします。
FS040Wを手に入れて自宅でも外出先でも快適な通信を
【FS040Wの特徴】
- 楽天モバイルのSIMでも利用可能
- 専用ホームキットは高性能アンテナ搭載で下り最大867Mbpsの速度が可能に
- 4Gの最大通信速度が150Mbpsから300Mbpsまで拡大
- ホームキットを使えば接続台数は最大32台に
- 端子が「Type-C」になって充電がしやすい
- スマホにバッテリーの給電ができる
- バッテリーレス機能は引き続き搭載
- SIMサイズがnanoSIMに
- 液晶画面が強化されて割れにくい
FS040Wのスペックと、FS030Wとの違いについてまとめてきました。
FS030Wはそのサイズ感や使いやすさから、多くのもばいるWiFiで導入されてきた端末です。
FS040Wになって速度やビームフォーミング機能の向上、対応周波数や接続台数の増加で、より便利になりました。
ホームキットは約1万円と割高ですが、速度や接続台数を重視する人はぜひ手に入れておきたいものです。
FS040Wを手に入れて、自宅や外出先で快適に通信しましょう。
楽天モバイルの特徴
- 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限で3,278円
- 楽天市場で買い物する人は実質無料とするこも可
- エリア・回線速度は大幅改善
- パートナー回線(au回線)も無制限に変更(以前は5GBまで)
- 通話料も無料
- ワンストップMNP対応(予約番号不要でMNP可)
- 今だけ!初めて申し込みで10,000ポイントプレゼント!
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