ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileは、料金が安く通信速度が速い、それでいて速度が安定しているというかなり優れた格安SIMです。
本記事ではY!mobileの通信速度について、実際の通信速度や速い理由などを紹介していきます。
格安SIMの通信速度の遅さに不満を持っている人、キャリアを使っているがスマホ代を下げたい人はぜひチェックしてみてください。
ソフトバンクのサブブランドY!mobileは格安SIM人気No.1
- 4GB・20GB・30GBの3つの容量から選べる
- ソフトバンク光とセット利用で最大△1,650円/回線
- 家族割で2回線目以降は△1,100円/回線
- キャリア並みに通信速度は速く、回線混雑時の速度低下なし
- 事務手数料・送料無料
- 他社乗り換えで最大20,000円分のPayPayポイント
- 端末割引大、1円スマホもあり
- 2GB〜5GB容量が増えるデータ増量オプション(550円)が6ヶ月無料
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Y!mobileは格安SIMの中でもトップクラスに通信速度が速くて優秀
格安SIMを使わない理由としてよく挙げられる「通信速度の遅さ」ですがソフトバンクのサブブランドであるY!mobileであればば心配不要。
Y!mobileは格安SIMの中でもトップクラスで、キャリアにも負けない通信速度がでてくれます。
通信速度は概ね30〜90Mbps以上出る
以下は、実際にY!mobileで時間別に通信速度を複数回計測した際の平均通信速度です。
時間帯 | 速度(下り) |
9:00 | 45.5Mbps |
12:00 | 38.5Mbps |
15:00 | 61.8Mbps |
18:00 | 49.3Mbps |
21:00 | 72.2Mbps |
24:00 | 88.2Mbps |
この結果を見る限り、他の格安SIMの一般的な通信速度が5〜20Mbps程度であることを考えれば、十分速いと言える速度がY!mobileでは出るということが言えます。
一般的に高画質の動画を快適に見る為の速度は10Mbps以上とされています。Y!mobileはこれを大幅に超えた速度が安定して出てくれるので「快適性」はかなり高いです。
もちろん通信速度は場所、環境、時間帯によって大きく影響する為、一概に〇〇Mbps以上でるということは言えません。これより遅い結果がでることもあれば、もっと速い結果がでることもあるでしょう。
ただ、Y!mobieは速度の関して他でもかなり評判が良いですし、速度の測定結果も良好。通信速度や安定性に関して言えば安心して使うことができる格安SIMでしょう。
回線が混雑する時間帯の速度低下もない
先ほど紹介した時間帯別の平均通信速度を見てわかるように、時間ごとで通信速度に多少の差はあるものの利用に支障があるほどの大きな差はありません。
格安SIMは回線が混雑する時間帯で極端な速度低下があるといったことが大きなデメリットです。しかしY!mobileではそれがない為、どんな時間帯でも安定して快適に使うことができるという安心感があります。
もしかしたらもっと長期的に何回も調べると回線が混雑する時間帯(特に平日昼12時台)に多少の速度の低下がでてくるかもしれませんが、それでも快適性が失われるレベルではないでしょう。
速度制限時も最大1Mbps
Y!mobileはデータ容量を使い切った後でも最大1Mbpsでの通信が可能です(3GBプランのみ300kbps)。
実測すると900〜950kbps程度でてくれます。
実際にこの速度で使って見ると、標準画質の動画は問題なく視聴可能、Twitterも利用可能、ニュースサイトも問題なし、インスタは画像の表示に少し時間がかかる場合もあるが十分使えるレベル。
通常時だけでなく、容量を使い切って速度が制限された場合や低速モードに切り替えた場合でも十分スマホとしてネットサービスを使えるレベルの速度がでてくれます。
キャリアのソフトバンクと比較した場合
Y!mobileはソフトバンクのサブブランドであり、運営会社は同じです。それぞれのブランドはソフトバンクが「高速・安定の大容量通信」、Y!mobileが「安い料金」として位置付けられています。
ソフトバンクとY!mobileは自社回線を使う点は同じであるものの、割り当てられている回線にはおそらく違いがあり、当然料金が高いソフトバンクの方が優遇されているはずです。
ですが、実際に通信速度を計測した結果はソフトバンクとY!mobileでそこまで大きな差は見受けられませんでした。他にも色々なサイトで計測結果がでていますが、同等もしくはわずかな差という場合が多いです。
現時点での結果としては、料金はY!mobileが圧倒的に低いにもかかわらず、速度は同等という非常にお得度の高い格安SIMであるということがわかりました。
Y!mobileの通信速度が速い理由
そもそもなぜY!mobileは他の格安SIMに比べて通信速度が速いのか。
それはやはりソフトバンクのサブブランドと言う位置づけだからでしょう。
回線貸し出し条件が優遇?
キャリア以外の通信事業者はキャリアの回線(ドコモ、au、ソフトバンクのいずれかの回線)を借りてサービスを提供しています。
ただここで重要なのは、利用者に対してどれだけの回線枠を借りるかという点です。
回線枠を多く借りれば通信速度は速く、回線混雑時の速度低下を抑えられます。しかし一方でキャリアに支払う金額は多くなる為、コストは悪化したり格安SIMの良さである料金の安さを実現できません。
逆に回線枠が少なければコストは少なくなるものの、通信速度は遅くなり、回線混雑時の速度低下はひどいものになってしまいます。
そんな中でMVNOの格安SIMは自社が利益をあげることを考えながら、借りる回線枠と通信の快適性、そして月額料金をバランス良く決めているのです。
ただY!mobileはサブブランド、運営会社はソフトバンクと同じです。
事実、2018年の「モバイル市場の公正競争促進の検討会(総務省)」では、サブブランド(UQモバイル・Y!mobile)が混雑時でも通信速度が速いことから、他のMVNO格安SIMから回線の貸出条件等でサブブランドを優遇しているのではないかという批判もでています。
それに対して、ソフトバンク側は以下のように答えています。
「ワイモバイルは市場における料金低廉化をけん引した」とした上で「独占禁止法のダンピング(不当廉売)などに当たるのであれば問題だが、それがないのであれば基本は自由な価格設定ができてしかるべきだ。企業努力でできる範囲で設定している」と主張
実際どれほど他の格安SIMと差をつけているかはわかりませんが、やはり優位性はありそうですよね。
そもそもなぜ格安SIMは速度が遅い?
そもそも格安SIMは回線をキャリアから借りている都合上、利用者に対して回線の枠が少ないことで通信速度が遅い、混雑時に遅くなるということが起こります。
Y!mobileがどのような形で通信サービスを提供しているかはわかりません。
一定の回線枠で提供しているのか、他の格安SIMよりも回線枠が多いのか、キャリア(ソフトバンク)と同じ回線なのか。
ただ実際の通信速度、繋がりやすさ、安定性を見ても現時点ではほぼ変わらないというのが事実です。
Y!mobileとUQモバイルはどっちが速い?どっちを選ぶべき?
ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileとauのサブブランドであるUQモバイル。
両者の違いに触れていきましょう。
個人的にはY!mobileの方が速い、だが違う調査結果もあり
同じサブブランドであるY!mobileとUQモバイルで通信速度を調べてみると、私自身の結果ではY!mobileの方が速いという結果になりました。
ただ他のサイトでの調査結果によるとUQモバイルが速いという結果もあったり(もちろんはY!mobileが速いという結果もあり)で、一概にどちらが速いというのは断定できない状態です。
通信速度は環境、エリアなどでも大きく変動するのでそれが影響しているのでしょう。
ただどちらも快適に使うことができる通信速度はでる(回線が混雑する時間でも)ので、通信速度以外で選ぶのが良いでしょう。
低速モードはUQモバイルのみ
UQモバイルは、データ容量を使い切っていない状態でも低速状態で使うことができる「低速モード」があります(コミコミプランでは利用不可)。
低速モード時は容量の消費がありませんし、15GBプランなら低速状態でも通信速度は最大1Mbps(3GBプランは最大300kbps)。Youtubeで動画を見ることもできます。
かなり便利な機能ですが、Y!mobileではこの機能がありません。
Y!mobileも最大1Mbpsでの通信が可能ですが、それはデータ容量を使い切った後だけです。
光回線を使っているならセット割で選ぶ
光回線を使っているならば、Y!mobileかUQモバイルかはセット割で選ぶべき。
Y!mobileなら1回線あたり最大1,650円の割引、UQモバイルなら1回線あたり最大1,100円の割引を受けることができるので、絶対お得です。
光回線なしなら家族割で安いY!mobile
光回線を使わないならおすすめはY!mobile。
Y!mobileは家族割により2回線目以降がセット割同様の1,100円割引となるので、家族で使うにはもってこいです。
光回線なし・家族割なしならUQモバイル
光回線も使わない、家族割も使わないというならおすすめはUQモバイル。
UQモバイルのコミコミプランは、割引関係なしで「20GB+10分以内の定額通話オプション」が3,278円で利用できます。
一方でY!mobileを光回線も家族割もなしで使おうと思ったら、15GBで3,278円かかります(もちろん通話オプションは含まれない)。
ちなみにドコモのオンライン専用格安プランであるahamoは「20GB+5分以内通話定額」が2,970円で利用できます。
なのでドコモが出しているプランなだけあって通信速度はサブブランド同様速いですし、安さで使うならahamoの方が良いでしょう。
ただahamoはデータ繰り越しができないので容量を無駄にしてしまうことが多い、留守電や割込通話が使えないといったデメリットがあるので個人的にはUQモバイルの方が好きです。
通信速度重視ならY!mobileはかなりおすすめ
Y!mobileはキャリアに比べて料金が安い格安SIMという位置づけにありながら、通信速度は速いという非常に優れています。
ソフトバンク光とセットで使えば1回線あたり最大1,650円の割引を受けることができますし、ソフトバンク光を使っていなくても家族割を使えば2回線目以降が1,100円引きで使うことができる為、他の格安SIMに比べてコスパの良さも劣りません。
通信速度の遅さを懸念して未だに高いキャリアを使っている人、格安SIMを使っているけど通信速度に不満がある人には、Y!mobileへの乗り換えがかなりおすすめできると言えるでしょう。