光回線

NURO光でんわがソフトバンクユーザーにぴったりな理由とは?通話料や工事費、利用する時の注意点

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NURO光は、ソニーネットワークコミュニケーションズが運営する光回線サービスで、他社を上回る通信速度に定評があります。

そんなNURO光にも、他の光回線と同様に光電話である「NURO光でんわ」を利用可能。固定電話への通話料金が安いことや、ソフトバンクスマホとのセット割があることなどが特徴です。

しかし、初期費用や解約金を支払う必要があることや、料金プランによっては光電話を利用できないことが気掛かりな点。

本記事では、NURO光でんわの光電話の特徴や料金、注意点などについて詳しく解説します。

NURO光でんわの料金は安いって本当?

NURO光でんわの料金について、次の2点から検証していきます。

  • 固定電話への通話
  • NURO光でんわ同士の通話

それぞれの通話料金や重要なポイントを見ていきましょう。

固定電話への電話は3分8.789円で他社よりも安くなる

NURO光でんわから自宅等に設置されている固定電話へ掛ける場合、3分あたり8.789円と他社よりも安く利用できます

NURO光でんわの利用料金を、NTTのアナログ電話や主要な光電話と比較してみましょう。

電話 月額
基本料金
国内
固定電話
国内
携帯電話
NURO
光でんわ
北海道・関東
550円
8.789円
/3分
22円~
27.5円/1分
東海・関西
・九州
330円
NTT
アナログ
電話
1,760円 市内
9.35円
/3分
11.88円
~17.6円/1分
県内市外
22~44円
/3分
フレッツ
ひかり電話
500円 8.8円
/3分
11.88円
~19.25円/3分
auひかり
電話
550円 8.8円
/3分
17.05円
~17.6円/1分

※税込表記

上記の通り、NURO光でんわは月額基本料金と固定電話への通話料金が、他の電話回線よりお得です。

NTTのアナログ電話から乗り換えれば、それだけで月間の電話料金を1,000円以上節約できる上に、通話料金も安くなります

フレッツ光電話と比べても大幅にお得で、auひかりと同等の安さを実現していると言えるでしょう。

一方で、携帯電話への通話料金は1分あたり他社より割高になるので、携帯に電話を掛けることが多い場合は割高になります。

ただし、後述する「ホワイトコール24」に申し込めば、国内のソフトバンク携帯への電話はすべて無料になるのでお得です。

NURO光でんわ同士の通話料が無料になる

NURO光でんわを契約すると、NURO光でんわ同士の通話料はすべて無料になります。

固定電話への通話は時間が長くなると意外と通話料金が高くなることもありますが、NURO光でんわなら気兼ねなく話すことができますね。

NURO光電話通話無料

(引用:NURO光でんわ公式)

さらに、NURO光でんわだけではなくソフトバンクの「BBフォン」や、ソフトバンクと提携しているケーブルライン、ホワイト光電話などへの通話も無料になります。

ソフトバンク系列の固定電話が通常より圧倒的にお得になるので、NURO光でんわはソフトバンク系サービスの契約者と電話することが多い人におすすめです。

NURO光でんわはソフトバンクとセットで使うのがお得!

おうち割光セットとホワイトコール24

(引用:NURO光でんわ公式)

NURO光でんわには次の2つのサービスがあるため、ソフトバンクのスマホや携帯とセットで契約するのがおすすめです。

  • おうち割光セット
  • ホワイトコール24

それぞれのサービスの特徴やメリットについて見ていきましょう。

ソフトバンクのスマホとセットで使えば毎月最大1,100円割引でお得

NURO光でんわをソフトバンクのスマホとセットで契約すると、スマホの月額料金が最大1,100円安くなる「おうち割光セット」を適用できます。

割引額はスマホの料金プランによって異なり、最新の「データプランメリハリ」と「データプランミニフィット」では、どちらも1,100円の割引を永年受けることが可能に。

しかも、最大10回線まで適用することができるので、家族にソフトバンクユーザーが多いほどお得になります。

例えば、家族4人がソフトバンクユーザーの場合は、2年間で通信費を合計で105,600円も節約することが可能です。

ソフトバンクユーザーなら、ぜひNURO光電話で固定電話やスマホをお得に利用したいですね。

ホワイトコール24でソフトバンク携帯との国内通話が無料、IP電話も無料

ホワイトコール24は、NURO光の固定電話からすべてのソフトバンク携帯への国内通話が無料になる、月額料金無料のサービスです。

さらに、ソフトバンク携帯からNURO光でんわへの通話や、NURO光でんわやソフトバンク携帯から各社IP電話への通話も無料になります。

対象となるIP電話は次の通りです。

  • NURO光でんわ
  • BBフォン
  • BBフォン(M)
  • ブルライン
  • ひかりdeトークS
  • ホワイト光電話
  • おうちのでんわ

ただし、ホワイトコール24に未登録のスマホや携帯から上記のIP電話に掛ける場合は、通話料が発生するので注意が必要です。

ホワイトコール24への申し込みは、So-net(ソネット)にログインして申請書を取り寄せ、必要事項を記入した上でNURO光に送付すると完了し、約10日後に利用可能になります。

もちろん、先ほどの「おうち割光セット」と組み合わせることも可能なので、月々の通信費を大幅に節約することも可能に。

NURO光でんわはソフトバンクと組み合わせると大幅に安くなるので、ソフトバンクユーザーには特におすすめです。

NURO光でんわを利用する時の注意点

NURO光でんわは他社の光電話よりお得に利用できますが、次の6つの点には注意が必要です。

  • 電話番号を引き継げるのはNTTアナログ電話で発番したものに限る
  • ナンバーディスプレイなどのオプションは有料
  • 初期費用3,300円が掛かる
  • 電話番号の引き継ぎ時は電話の開通に2週間かかる
  • 解約時は違約金1,100円が発生する
  • 10Gsプランと6GsプランではNURO光でんわが使えない

それぞれの注意点を確認しておきましょう。

NTTの電話番号が引き継げるのはアナログ電話で発番したものに限る

現在使用中の電話番号をNURO光でんわへ引き継ぎたくても、以下のように電話番号の発番元によっては引継ぎができない問題が起こるため、注意してください。

発番元 電話番号の引継ぎ
NTTアナログ電話
NTT以外の電話回線
(BBフォンなど)
×
フレッツ ひかり電話
他社の光電話全て

上表のように、NURO光でんわへ電話番号を引き継げるのは、NTTのアナログ電話で発番したものに限られます

つまり、他社のアナログ電話やフレッツ光の光電話、ソフトバンクのBBフォンやホワイト光電話など他社の光電話で発行した番号は、すべて引き継ぐことができません

ただし、NTTのアナログ電話を光電話に乗せ換えている場合は、転用や事業者変更でNURO光でんわへ番号を引き継ぐことができるため、アナログ戻しは不要です。

現在の番号を引き継ぎたい場合は、どこで発番した番号かをあらかじめ確認しておきましょう。

電話番号を引き継ぐことができない場合は、NURO光でんわで新たな番号を発行する必要があります。

関連記事:アナログ戻しが不要になるのはどの場合?費用や申し込み手順まとめ

ナンバーディスプレイなどのオプションは有料

NURO光でんわは、月額料金や通話料など基本的なところは安いのですが、ナンバーディスプレイ(番号表示)などのオプションはすべて有料です。

しかも、下記のように初回利用時に工事費が掛かるものもあり、月額料金も初月は無料ですがそれ以降はあまりお得ではありません。

サービス内容 工事費 月額料金
(税込)
番号表示 1,100円 440円
番号通知
リクエスト
1,100円 220円
キャッチ電話 無料 330円
着信お断り 1,100円 660円
着信転送 無料 550円

これらのオプションサービスは、本人確認が必要な着信転送サービスを除いて、申し込みから最大5日程度で利用できるようになります。

また、各種オプションは単品で申し込むとあまり安くありませんが、下記のようにパックで申し込むとお得です。

パック名 パック内容 工事費 月額
料金
(税込)
ベーシック
パック
番号表示
番号通知リクエスト
無料 660円
パック1 番号表示
番号通知リクエスト
キャッチ電話
着信お断り
着信転送
無料 990円
パック2 キャッチ電話
着信お断り
着信転送
無料 693円
パック3 番号表示
番号通知リクエスト
キャッチ電話
着信お断り
無料 880円
パック4 キャッチ電話
着信お断り
無料 583円

番号関連のオプションが必要であれば、ベーシックパックかパック3を選べば、お得に利用できるようになります。

初期費用3,300円が掛かる

NURO光でんわを申し込んだ際は、光電話サービス用の初期工事が必要になり、工事費は3,300円です。

すでにNURO光を契約しているかどうかに関わらず、NURO光でんわを利用する際は必要になります。

auひかりでは光電話を追加したときの初期費用は880円なので、NURO光でんわの初期費用は比較的高いほうです。

各種オプションサービスの利用にも追加料金が掛かるので、いろいろと余分な費用が必要なことは気になりますね。

電話の開通はナンバーポータビリティを利用する場合2週間はかかる

NURO光でんわの開通は、電話番号を新規に発行する場合は2営業日程度で完了しますが、MNP(ナンバーポータビリティ)を利用する場合は2~3週間ほど掛かります。

MNPとは現在の電話番号を乗り換え先でも継続利用できるシステムですが、前述したように以下の条件に当てはまる場合しか利用できません。

  • NTTのアナログ電話を利用中
  • NTTアナログ回線で発行した番号を光電話で使用中

MNPを利用して電話番号を引き継ぐ場合は、NURO光の契約時に固定電話番号を引き継ぐことを伝えましょう

その上でNURO光側がMNPの利用可否を確認して、可能な場合はNURO光回線の工事完了後に番号ポータビリティ工事が行われます。

工事予定日はSo-netメールで案内があり、NURO光の利用開始から約7~10日ほどでMNPが完了して、光電話の使用が可能です。

NURO光でんわが開通したかどうかは「111(線路試験受付)」へ電話すると確認でき、アナウンスが流れた場合は利用できます

ただし、MNP工事完了前に現在の電話事業者を解約すると、その電話番号は使用不可能になってしまうので、必ず工事終了後に解約するように注意してください。

やめる時は解約費用1,100円が掛かる

NURO光でんわの契約時は初期費用3,300円が必要ですが、解約するときも解約費用として1,100円掛かります。

さらに、契約時に電話番号を他社から引き継ぐときに行われた工事の費用は、解約時にナンバーポータビリティ工事費として1,650円が請求されることに。

光電話で使用していたTA(テレフォニーアダプター)の返却も必要ですが、返却しない場合や機器が破損している場合は、13,200円の賠償金を請求されるので注意してください。

また、NURO光でんわで新しい電話番号を発番した場合、NURO光でんわの契約後に番号は使用不可となり、他社へ引き継ぐこともできません

NURO光でんわは基本的に安いのですが、契約や解約のときに細かな費用が発生するのは気になりますよね。

10Gプランは申し込みできるが、10Gsと6GsはNURO光でんわが使えない

NURO光でんわは通信速度2Gbpsの通常プランでは問題なく契約できますが、高速通信プランではプランによって契約できないので注意が必要です。

高速プランで光電話を契約できるのは「10Gプラン」のみで、「10Gsプラン」と「6Gsプラン」では契約できません

10Gと10Gsは混同しやすいですが、月額料金については10Gsプランの方がお得で、契約期間や違約金の条件は10Gの方が緩め。

対応エリアは10Gよりも10Gsと6Gsの方が広めなので、より広範囲な地域で利用することができます。

月額料金がお得で対応エリアも広い10Gsプランや6Gsプランで光電話を利用できないのは、高速プランを契約するときに大きなデメリットになるかもしれませんね。

まとめ|NURO光でんわはソフトバンクユーザーの利用がお得

NURO光でんわは他社と比べると月額料金や通話料が安く、ソフトバンクの電話サービスを利用している人は特にお得に利用可能です。

しかし、ナンバーディスプレイなどの各種オプションが有料なことや、契約や解約のときにちょっとした費用が発生してしまうことが気になります。

高速通信プランでは月額料金が割高でエリアも狭い10Gプランでしか利用できないことも、通信速度を重視する人にとっては難点です。

とはいえ、ソフトバンクのスマホユーザーなら月々の通信費をかなり抑えることができるので、月額料金を重視する場合はNURO光でんわを検討してみましょう。

 

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