大手キャリアがオンライン専用の格安プランとしてだしたahamo・LINEMO・povo2.0。
いずれもメインブランドに比べるとかなりお得ですが、3つを比べるそれぞれ特徴が異なります。
本記事ではこの3つのそれぞれの特徴や違い、そしてどんな人にどれがおすすめかを解説していきます。
ahamo、LINEMO、povo2.0の特徴及びおすすめの人
まずはahamo・LINEMO・povo2.0の簡単な特徴等を解説していきます。
ahamo、povo2.0、LINEMOの特徴
スマホ | 特徴 |
ahamo |
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LINEMO |
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povo2.0 |
|
簡単にまとめると以下の通り。いずれもメインブランドよりもかなり安く使うことができますが、特徴は大きくことなります。
なお、詳しい比較は後述しているので、より詳しく知りたい方ならチェックしてみてください。
それぞれでおすすめする人
スマホ | おすすめする人 |
ahamo |
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LINEMO |
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povo2.0 |
|
詳細は以下で後述していきます。
ahamo、LINEMO、povo2.0を徹底比較
ではここからはahamo・povo2.0・LINEMOを詳しく比較していきましょう。
ahamo | LINEMO | povo2.0 | |
プラン | 20GB | ミニプラン(3GB) スマホプラン(20GB) |
基本料金0円 (トッピングして利用) |
料金 | 20GB:2,970円 (通話オプション込) +80GB:1,980円 |
ミニプラン:990円 スマホプラン:2,728円 |
【トッピング】 使い放題:330円(24時間) 1GB:390円(7日間) 3GB:990円(30日間) 20GB:2,700円(30日間) 60GB:6,490円(90日間) 150GB:12,980円(180日間) |
回線品質 | ◎ | ◎ | ◎ |
制限時速度 | 1Mbps | ミニプラン:300Kbps スマホプラン:1Mbps |
128Kbps |
通話定額 | 5分以内:無料 制限なし:1,100円 |
5分以内:550円 制限なし:1,650円 |
5分以内:550円 制限なし:1,650円 |
留守電 | 利用不可 | 利用可 (月220円) |
利用不可 |
端末購入 | 可 | 不可 | 不可 |
プラン・料金体系
プラン・容量 | 料金 | |
ahamo | 20GB ※5分以内かけ放題込み |
2,970円 |
100GB (大盛りオプション) ※5分以内かけ放題込み |
4,950円 | |
LINEMO | ミニプラン:3GB | 990円 |
スマホプラン:20GB | 2,728円 | |
povo2.0 ※基本料0円 |
使い放題(24時間) | 330円 |
1GB(7日間) | 390円 | |
3GB(30日間) | 990円 | |
20GB(30日間) | 2,700円 | |
60GB(90日間) | 6,490円 | |
150GB(180日間) | 12,980円 |
ahamoは20GBプランの一つだけ。さらに料金には5分以内の通話がかけ放題となる分も含まれています。なを通話定額が不要でも外すことはできません。
通話定額が込みの分、他の20GBよりは若干高いですが、「20GB+5分以内かけ放題」として比較した場合は最安です。
またahamoは大盛りオプションとして1,980円で80GBを追加することも可能となっており、合計で100GBを4,950円で使うこともできます。
LINEMOは3GBと20GBの2つのプランとなっていて、最もわかりやすい料金体系です。あまり使わない人でもよく使う人でも、安くスマホを使うことができます。
povo2.0は基本料金が0円で、使いたい容量を使いたいタイミングで追加していくというスマホとしては新しい料金体系をとっています。
毎月の容量が決まっているわけではないので、使いたい月は多めに、あまり使わない月は少なめになど汎用性が高い使い方ができますし、大容量をやすくまとめ買いすることもできるので、上手く使えば最も安く利用することができるでしょう。
ただ使い切るたびに毎回トッピングを購入する手間がありますし、大容量を購入した場合はデータ管理をしないと使いすぎて逆に1ヶ月あたりのスマホ代が高くなったり、逆に期限が来て大量に余らせてしまうといったこともあるので、かなり使い手を選ぶスマホでもあります。
回線品質
回線品質はいずれも良好。格安SIMのように速度が遅い、混雑時に繋がらなくなるといったことはほとんどありません。
通信速度としてはドコモの格安プランであるahamoが最も良いですが、他の2つであっても十分快適に利用できるので気にする必要はないでしょう。
制限時速度
ahamo及びLINEMOのスマホプラン(20GB)でデータ容量を使い切った場合の制限時速度は最大1Mbpsです。
この速度は他社と比べても非常に速い速度で、SNSやYoutubeでの動画視聴(標準画質)であれば全然使うことができる速度です。
その為、使う用途次第では実質的に無制限で使えることができるのと同等です。
ただしLINEMOのミニプラン(3GB)の制限時速度は300kbps。動画視聴は厳しく、SNSやWebページ閲覧はテキストであれば可能だが画像の表示はかなり遅いなど使い方はかなり制限されるでしょう。
povo2.0はトッピングを使い切った場合の速度が最大128Kbpsです。この速度だとLINEのトーク程度しかできません。
トッピングを追加することですぐ通常の速度で使うことができますが、制限されてもある程度使えるahamoやLINEMOに比べるとトータルのスマホ代は高くなってしまうであろう点に注意が必要です。
通話定額オプション
ahamoは基本料金に5分以内の定額通話が含まれているので無料で利用可能。時間制限がない完全かけ放題も1,100円と他社よりも安く利用できます。
キャンペーン
ahamoやpovo2.0は、たまにちょっとしたキャンペーンが行われていますが、基本的にはあまりお得で目立ったものはありません。
一方でLINEMOはお得なキャンペーンをいつも実施中。PayPayポイント最大10,000円分還元¥などがあります。
元々の料金がahamo・povo2.0とたいして変わらないことを考えると、コスト面ではLINEMOが最もお得になると言えるでしょう。
ただし、同じ会社が運営しているソフトバンク・Y!mobileは他社乗り換えとはならないので注意してください。
留守電
ahamoとpovo2.0では留守電の利用が不可能。オプション自体もないので一切使うことができません。
留守電が使えるのはLINEMOだけ。月220円のオプションである「留守電パック」に加入することで、留守電を含めた以下の機能が使えるようになります。
- 留守番電話サービス
- 着信転送サービス
- 着信お知らせ機能(圏外・電源OFFを時の着信をお知らせ)
端末購入
端末購入はahamoのみで可能となっています(最新iPhoneも購入可)。ただ契約特典としての端末代割引はありません。
契約と同時に端末を安く使いたいのであれば、ahamo・LINEMO・povo2.0よりサブブランドのUQモバイルやY!mobileの方が端末代の割引を受けることができるのでおすすめです。
ahamo、LINEMO、povo2.0の使い方別の選び方
ではここからは、ahamo・LINEMO・povo2.0のいずれを選ぶべきなのか、使い方によっておすすめのものを紹介していきましょう。
仕事でも使うならLINEMO
仕事で使うならLINEMO一択でしょう。
なぜなら留守電を使うことができるのがLINEMOしかないからです(ahamoやpovo2.0は利用不可)。
仕事専用スマホとして持つ場合も、LINEMOなら3GB990円というプランがあるので安く使うことができますね。
3GB以内でOKならLINEMO
毎月3GB以内の利用であればLINEMO(ミニプラン:990円)がおすすめ。
まずahamoは20GBのプランしかありませんから除外です。
povoは3GBが990円(有効期限:30日間)のトッピングがありますが、なくなるたびにトッピングしなければいけないし、制限時速度は128Kbpsなので使い切るとほとんど使えません。
一方でLINEMOは毎月3GB自動で使え、万が一使い切っても最大300Kbpsの速度で通信可能。さらにキャンペーンで6ヶ月間無料となるなどコスパ面もpovo2.0より優れています。
しかもLINEMOはLINEが使い放題で、ビデオ通話も気にせず長時間使うことができるというメリットがあります。
20GB+通話定額オプションありで持つならahamo
20GBに通話定額オプションもつけるならahamo。最も安く使うことができる為です。
ahamoは月2,970円で20GBのデータ容量と5分以内の定額通話が利用できます。
一方でLINEMOで同じ形にすると3,278円、povo2.0だと3,250円です。
ahamoの方が毎月300円程度安いです。
大容量使いたいならahamo
ahamoには1,980円で80GBを追加できる「大盛りオプション」があり、合計100GBが4,950円で使うことができます。
povo2.0でも60GB・150GBなどのトッピングがあるので大容量を使うことができなくはないものの、それぞれ6,490円、12,980円となっており、ahamoに比べるとコスパが非常に悪いです。
動画視聴・SNSをメインで使うならahamoもしくはLINEMO
ahamoやLINEMOのスマホプラン(20GB)であれば、使い切って速度が制限された後も最大1Mbpsでの通信が可能です。
この速度は、Webページ閲覧・SNS、さらに動画視聴(Youtubeの標準画質程度)であれば十分利用可能なレベルとなっています。
実際に使ってみましたが、Youtubeの480p(スマホできれいに見れるレベル)が止まらずに視聴することができました。
その為、もし動画視聴やSNSをメインに使うのであれば、制限時速度が最大1MbpsのahamoもしくはLINEMOをおすすめします。
他社(ソフトバンク・Y!mobile含む)から乗り換え、もしくは新規契約でお得に使いたいならLINEMO
LINEMOは他の2つよりキャンペーンが非常に優れています。
その為、現在ソフトバンクやY!mobile以外を使っていてMNPで乗り換えて使う場合や新規契約で使う場合だと、LINEMOのコスパはかなり良いです。
毎月使うデータ量が大きく異るならpovo2.0
ある月は3GB、ある月は20GB近く、ある月は5GB程度といったように毎月使うデータ容量が大きく変動する場合、povo2.0は非常にありがたいスマホです。
使いたいタイミングで必要な容量をトッピングできるので、容量に合わせて柔軟に使うことができる為です。
サブ回線として安く持ちたいならpovo2.0
povo2.0は基本料金が0円なので通話専用スマホや、サブ回線として持つ場合も最適です。
いざデータ通信をしたい場合はトッピングすればOK、1GBだけの追加、1日使い放題の追加といったこともできます。
ただし、povo2.0では180日間有料トッピングがないと利用停止・契約解除されることになるので、サブ回線として持つ場合には注意しましょう。
まとめ
キャリアの回線を借りて通信サービスの提供を行うMVNOの格安SIMは、料金が安いものの速度が遅い、混雑時に繋がらなくなるといったデメリットがあります。
しかし大手キャリアが格安プランを出してくれたことで、快適性を保ちながら従来のスマホよりもずっと安く利用できるようになりました。
大手キャリアがだした3つの格安プランはそれぞれに違いがあり、人によって向いているものは異なりますから、ぜひ自分にあったものを選んで使ってみてください。