Appleの紛失防止タグであるAirTag。持ち物の位置情報が特定できる人気のガジェットです。
本記事ではそのAirTagについて、値段やできること、メリット・デメリットなどを解説していきます。
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AirTagの値段や月額料金、バッテリー持ちなどの基本情報
まずはAirTagの基本的な情報から確認していきましょう。
AirTagの値段、安く買えるのはどこ?
AirTagはApple Storeで購入すると1個あたり4,980円です。
ただし、4個まとめて購入する場合は16,980円で1個あたり4,245円となり1個だけで買うよりも安くなります。
AirTagはAmazon等の通販サービスでも購入することが可能で、Apple公式サイトから買うよりも多少安く購入できます。
ただしAmazonなどで購入した場合は刻印サービスの利用ができません。
Apple公式で購入した場合のみ、AirTag表面にアルファベット等の刻印を無料でしてもらえます。
AirTag利用時にかかる月額料金は無料
AirTagにかかる料金は初回の本体購入費用のみで、位置情報の追跡や通知機能といった基本的なサービスの利用に追加料金はかかりません。
唯一かかるのは、電池切れの際の電池代だけで年300円程度です。
AirTagのバッテリー持ち
AirTagは電池交換式となっており、電池は家電量販店等でも販売しているCR2032リチウムバッテリーです。
バッテリー持ちはApple公式では1年以上と記載されていますが、自分が使っているAirTagでは1年半以上交換無しで使えました。
なおAirTagの電池残量は確認することができないものの、残量が少なくなるとiPhoneなどで通知がされます。
また電池交換もドライバー等の必要なく簡単。下記画像の通り、後ろ蓋が取れて電池交換ができます
対応している端末
AirTagは、iOS 14.5以降を搭載したiPhone SE、iPhone 6s以降、iPod touch(第7世代)、iPadOS 14.5以降を搭載したiPad Pro、iPad(第5世代以降)、iPad Air 2以降、iPad mini 4以降に対応しています。
なおAndroidスマホではAirTagの利用ができません。
AirTagでできること
ここからは具体的にAirTagでできることについて紹介していきます。
場所の特定(大まかな位置から詳細位置まで)
AirTagではiPhoneの「探す」アプリを使用することで、現在地の特定ができます。
場所の特定は大まかな場所(住所やマップで確認可能)の表示、さらに近づいた時には方向とAirTagまでの距離を表示してくれます。
忘れ物をした際にどこで忘れたかを確認できたり、自宅でどこに置いたかわからなくなった時に特定できるのでかなり便利です。
サウンドを鳴らす
AirTagにはスピーカーが内蔵されている為、サウンドを鳴らすことが可能。音で場所を確認することも可能です。
ただし音量の調整はできず、音量自体はそこまで大きくない為、かばんに入っている場合だとあまり聞こえません。
一定距離を離れたときに通知
AirTagが自分の手元から一定の距離を離れると、iPhoneに通知が来るように設定することも可能です。
これにより、鍵や財布などをお店などに置き忘れた場合に気づくのが早くなり、紛失のリスクが少なくなります。
なお、自宅など特定の場所では手元を離れても問題ないように設定(登録)することも可能です。
ただし、通知が来るのはAirTagをつけた持ち物が手元から離れて400m程度なので、すぐにわかるわけではない点に注意が必要です。
AirTagでできないこと
続いてAirTagでできないことについて紹介します。
リアルタイムの位置検索はできない
AirTagはそれ自体にGPSとして機能がなく、近くにあるiPhone等のAppleデバイスが信号を検知(BlueTooth)して位置情報を特定するという仕組みとなっています。
その為、iPhoneユーザーが近くにいれば場所の特定がすぐにできるものの、近くにいなければ特定はできず、位置情報は更新されません。
人が少ない場所だで紛失してしまうと位置情報はずっと更新されないままだし、仕組み上、カーナビのようにリアルタイムで位置がわかるわけではない為、「リアルタイムの位置情報確認」という用途には向いていません。
盗難防止対策にはならない
AirTagはストーカー防止やプライバシー保護の観点から、、持ち主の手元を離れて一緒に移動しているユーザーのスマホに対して「AirTagはあなたと一緒に移動しています」という通知が来るようになっています。
なおこれはiPhoneだけなく、Androidスマホユーザーにも通知がいきます。
その為、万が一盗難されてしまってもAirTagの存在がばれてしまうので盗難防止として使うことはできません。
AirTagはあくまで紛失防止対策のデバイスです。
子供の見守りとしては役不足で使えない
子どもの見守り用GPSは端末代が高かったり、月額料金がかかります。
その為、AirTagを子供にもたせて位置情報の確認など見守り用に使うことを検討している人も少なくないでしょう。
しかし以下の理由から、AirTagは子供の見守り用としては役不足で、おすすめすることはできません。
- リアルタイムに位置情報を確認することができず、移動していると見つけることが難しい
- AirTagは手元を離れて8〜24時間たつと通知音が鳴る仕組みの為、学校で鳴る可能性がある
- AirTag側から通知することができない為、子供から保護者への通知ができない
AirTagを実際に使っていて感じたメリット
私自身はAirTagを4つ所有し、財布、自宅の鍵、車の鍵、モバイルWiFiにつけています。
ここではそんな私が実際にAirTagを使って感じたメリットを紹介します。
探しものにかかる時間が大幅に減る
自宅の中で鍵や財布をどこに置いたかわからなくなることってありませんか?人によるとは思いますが私の場合はよくあり、以前はどこにあるのか探すのにたびたび時間がかかっていました。
しかしAirTagをつけることでサウンド+位置情報検索ですぐに発見。探すという無駄な時間がほぼなくなりました。
紛失した際でもどこにあるかすぐわかる
AirTagを使い始めて3年になりますが、その3年でモバイルWiFiを1回、鍵を1回お店に置き忘れてしまったことがあります。
しかし通知機能のおかげですぐに気づくことができ、どこにあるかもすぐわかったので事なきを得ました。
AirTagをつけていない時に鍵を落とした時はかなり大変。どこに鍵があるかわからずその日に行った場所全てを確認。気付いたのが夜ですでに閉まっていたお店もあって、道なども確認しましたがその日は見つからずじまい。
なんとか翌日に見つかったものの、手間・不安感はAirTagがある今と全く違います。
忘れた場合でもすぐどこにあるかがわかって安心
自宅に財布や鍵などを忘れて出かけても、気付いた時にどこにあるのかがすぐにわかるので安心できるというのも大きいです。
場所がわからないと、たぶん自宅に忘れたと思っていても万が一どこかで落としていたらと思うと不安な気持ちになりますが、AirTagのおかげでそういった不安感がありません。
位置情報の特定ができないことがほぼない
AirTagは位置情報が近くにiPhoneがないと特定できないといっても、これまで位置情報の特定ができなかったことはありません。
日本ではiPhoneのシェアが非常に高い為、田舎でもよっぽど人や車が通らない場所で無い限りは位置がわかります。
電池持ちが良い、交換も簡単、充電不要
AirTagは電池持ちが1年以上と良い上、交換も簡単です。
何より充電不要であることが大きいです。充電の手間があるかないかは大きいですし、もし充電タイプだったら充電を忘れてどこにあるか結局わからなくなることがありそうですしね。
アクセサリが豊富
AirTagは人気が高く、それ故にアクセサリも豊富。キーホルダーとして使うためのケースなども多様なものがAmazon等で安く販売しています。
AirTagを実際に使っていて感じたデメリット
続いてAirTagを実際に使って感じているデメリットです。
鍵などにつける場合は別売りのアクセサリが必要
AirTagは本体にホールがなく、鍵などにつける為にはアクセサリが必須です。
多様なアクセサリが安く販売しているとは言え、安くても1,000円程度かかってしまいます。
財布の形によっては厚みが増して不格好になる
AirTagの厚さは8mmであり、他社のカードタイプに比べてかなり厚みがあります。
財布などにいれる時はこの厚みがかなりのデメリットで、財布自体が厚くなり不格好になってしまいます。
AirTagからスマホを探すことができない
AirTagからiPhoneなどのデバイスで音を鳴らすといった操作はできません。
Apple Watchなど他のデバイスも持っていれば良いのですが、iPhoneしかない場合だと、iPhoneがどこにあるかを探すことができません。
まとめ
よく忘れ物や落とし物をしたりする人はもちろん、自宅で鍵や財布などをどこに置いたかわからなくなる人にもAirTagはかなり便利でおすすめ。
一つ約5,000円と安くはないものの、便利さを考えたら買う価値は十分あると思うので、ぜひ活用してみてください。