NTTドコモユーザーが手軽にWiFiに接続できる「docomo Wi-Fi」は、2022年2月にサービス終了しました。
そこで、後継サービスとして「d Wi-Fi」の提供が開始されており、一般的なフリーWiFiに比べると比較的安全に接続することが可能です。
またドコモユーザー以外でも利用できて、同時に複数の機器を接続できるなど、docomo Wi-Fiよりアップグレードされているのが魅力となっています。
本記事では、ドコモの新しいWiFi接続サービスd Wi-Fiについて、特徴や利用方法などを詳しく解説します。
項目 | 内容 |
名称 | d Wi-Fi(ディー・ワイファイ) |
料金 | 無料 |
SSID | ・0001docomo ・0000docomo |
同時接続数 | 5台まで |
条件 | ・dポイント会員であること ・dアカウントを持っていること ・dポイントカードを持っていること |
メリット | ・dポイント会員なら他社ユーザーもOK |
検索 | docomo公式 Wi-Fiスポット検索 |
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docomo Wi-Fiが2022年2月に終了済み
NTTドコモが提供する「docomo Wi-Fi」は、2022年2月8日をもってサービスを終了しました。
新しく始まっている「d Wi-Fi」サービスについて、特徴やキャンペーンなどを詳しく見ていきましょう。
2020年3月に始まった「d Wi-Fi」へ移行
docomo Wi-Fiは、外出先でスマホの回線を使用しなくても、WiFiに接続できるという無料サービスです。
しかし、dポイントクラブ会員用サービス「d Wi-Fi」がスタートしたことから、docomo Wi-Fiは終了することになりました。
d Wi-Fiも基本的なところは同じで、外出先でもセキュリティで保護されているWiFiに接続できるというサービスです。
WiFiサービスを上手く活用すると、スマホの月額料金を節約することや通信制限を回避することができます。
またこれまでdocomo Wi-Fiを利用していた人も、dポイントクラブ会員であればd Wi-Fiを使えますし、d Wi-Fiは、他社のユーザーでも会員登録すれば無料で利用できるようになりました。
dポイントクラブ会員への加入方法、及びd Wi-Fiの利用方法は下記で紹介しています。
パソコンやタブレットなどの端末でも最大5台まで無料で接続できるなど、d Wi-Fiは様々な面でdocomo Wi-Fiよりも進化していると言えるでしょう。
d Wi-Fiのネットワーク名は「0001docomo」か「0000docomo」
d Wi-Fiの提供スポットは全国各地にあり、コンビニやカフェ、空港や駅などさまざまな場所で利用できます。
端末に表示されるWiFi接続先の一覧で、SSID(ネットワーク名)が「0001docomo」もしくは「0000docomo」となっているものがd Wi-Fiです。
「0001docomo」と「0000docomo」は接続時の認証方式に違いがありますが、どちらも基本的には同じWiFiシステムになります。
(引用:d Wi-Fi公式)
d Wi-Fiスポットには、赤と白の分かりやすいステッカーが貼られているので、施設や店舗などで確認してみるとWiFiを使用できるか判別可能です。
また、ドコモの公式サイトで全国各地のWiFiスポットを検索できるので、必要に応じて確認してみてください。
ただし、トラブルや工事などでメンテナンス中の場合は利用できないので、重要な通信をする必要があるときは、公式サイトにてメンテナンス情報を確認しておきましょう。
docomo Wi-Fiとd Wi-Fiの違いって?
新しいWiFi接続サービスd Wi-Fiと、旧式のdocomo Wi-Fiの大きな違いは次の3つです。
- d Wi-Fiはドコモユーザー以外でも利用可能
- 他社ユーザーでもdポイントクラブ会員なら月額利用料が無料
- d Wi-Fiは最大5台の端末を同時接続可能
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
d Wi-Fiはドコモユーザーじゃなくても使える
docomo Wi-Fiはドコモユーザー専用のサービスなので、ドコモの携帯電話を契約していないと使用できませんでした。
一方、d Wi-Fiは他社のユーザーでも使用できるようになったので、より多くの人が手軽に外出先でWiFiに接続できるようになっています。
他社ユーザーでもdポイントクラブ会員なら月額利用料は無料
d Wi-Fiはドコモユーザー以外でも利用できますが、dポイントクラブへの会員登録が必要となります。
その他にも、dアカウントやdポイントカードへの登録も必要となるので、少し手続きが面倒ですね。
dポイントクラブ・dアカウント・dポイントカードをすべて登録していれば、月額料金無料で利用できますが、登録していない場合はd Wi-Fiを利用できません。
また、ドコモユーザーと他社のユーザーでは接続方法に違いがあり、他社ユーザーはSIM認証ができないため手動で認証手続きを行う必要があります。
とはいえ、いずれも無料で登録ができるのでd Wi-Fiは誰でも無料で使えると言えるでしょう。
d Wi-Fiの同時接続台数は最大5台
d Wi-Fiはスマホ以外にもノートパソコンやタブレットも無料で接続でき、しかも同時接続可能な台数は5台です。
外出先で仕事をする必要があるときは、スマホとタブレット、スマホとノートパソコンなど同時に利用することもあると思いますから、複数の端末を一度に接続できる方がずっと便利ですよね。
d Wi-Fiの申し込みや登録・利用方法
d Wi-Fiの登録方法や利用方法について、重要なポイントを分かりやすく解説していきます。
dアカウント発行・dポイントクラブ入会・dポイントカード登録が必須!
d Wi-Fiを利用するためには、あらかじめ「dアカウント」「dポイントクラブ」「dポイントカード」の3つに登録している必要があります。
他社ユーザーでも無料で利用できるといっても、いずれかに登録していない場合はd Wi-Fiに申し込むことができないので注意が必要です。
登録ができていない場合の手順は次の通りになるので、ひとつずつ確認していきましょう。
なお、すでに上記3つの条件を満たしている場合は、下記の1~2の手順を飛ばして3へ進んでください。
step1:dアカウントの発行手続きをする
公式サイトにアクセスして、dアカウントの発行手続きを行いましょう。
すでにアカウントを持っている場合はstep2に進んでください。
参考:dアカウント公式
step2:dポイントクラブとdポイントカードの登録をする
完了したら、dポイントクラブとdポイントカードの登録手続きを行ってください。
なおdポイントカードは「dポイントクラブ公式アプリ」を利用するとすぐ利用できるようになります。
参考:dポイントクラブ登録画面
(ドコモユーザーと他社ユーザーで登録方法が異なるので注意してください。)
なおdカードとdポイントカードは異なります。dカードはクレジットカード機能がついたポイントカードなので発行には審査が必要ですが、dポイントカードはクレジットカード機能がないので簡単に登録できます。
step3:最後にd Wi-Fiの登録手続きをする
3つの登録手続きが無事完了したら、公式サイトにてd Wi-Fiの登録手続きを行いましょう。
これにて、基本的な登録手続きは完了です。
参考:d Wi-Fi登録ページ
なお、d Wi-Fiの手続きが完了したら前述したら「わいわいWi-Fiキャンペーン」に応募できるので、忘れずエントリーしておきましょう。
各ユーザー別登録・利用方法
d Wi-Fiに接続するときは、次の2点に注意が必要です。
- ドコモユーザーはSIM認証で接続できる
- 他社ユーザーはWEB認証で登録する必要がある
それぞれの重要なポイントについて見ていきましょう。
ドコモユーザーはSIM認証でIDやパスワードの入力は不要で自動接続できる
ドコモユーザーおよびドコモの回線を契約しているスマホやタブレットでは、SIM認証で「0001docomo」に接続できます。
SIM認証とはSIMカードの情報を元に自動的に認証されるシステムで、面倒なIDやパスワードの入力が不要なので便利です。
SIM認証で接続するには、WiFi機能をオンにして全国のd Wi-Fiスポットで「0001docomo」に接続するだけ。
ただし、WiFiスポットによってはSIM認証に対応していない場合があるので、その場合は後述する方法でWeb認証にて「0000docomo」へ接続する必要があります。
ドコモユーザーであっても、ノートパソコンやタブレットなどドコモ回線を契約していない機器を接続する場合は、Web認証が必要なので注意してください。
他社ユーザーはWEB認証で登録手続き、パスワードの設定が必要
他社ユーザーもしくはドコモ回線を契約していない機器を接続する場合は、Web認証にて「0000docomo」へ接続することになります。
この手続きは少し面倒ですが、次の手順の通りに進めればWiFiに接続することができます。
まず、次の手順で「パスワード(セキュリティキー)」「dアカウントID」「d Wi-Fiパスワード」を確認しましょう。
- d WiFi設定サイトへアクセス
- ネットワーク(SSID)とパスワードが表示されるので、パスワードをメモ
- 「ID/パスワード」タブを開き、「dアカウントID」「d Wi-Fiパスワード」をメモ
初回アクセス時は未設定なので画面下の「パスワードを設定する」をタップして、d Wi-Fiパスワードを設定しましょう。
- iPhoneの場合は「設定」「Wi-Fi」、Androidの場合は「設定」「ネットワークとインターネット」にて「0000docomo」をタップ
- 確認した「パスワード(セキュリティキー)」を入力して、「接続」をタップ
- 「d Wi-Fi」をタップ、「dアカウントID」と「d Wi-Fiパスワード」を入力
- 「ログイン」をタップすると完了画面が表示され、WiFiを使用できる
ログインする際は「次回からID・パスワードの入力を省略」をチェックしておくと、次回からIDやパスワードの入力が不要になるので便利です。
d Wi-Fiの安全性は大丈夫?
WiFiを利用するときに心配なことといえば、セキュリティ面での安全性ではないでしょうか。
次のポイントを意識すると、d Wi-Fiを安全に利用しやすくなります。
- 無線区間のセキュリティを高めているため街のフリーWi-Fiより安全
- 個人情報の扱いが心配であれば必要に応じてVPNを利用して
上記2点について分かりやすく解説します。
無線区間のセキュリティを高めているため街のフリーWi-Fiより安全
公衆WiFiスポットを利用するときは、セキュリティがきちんと確保されているかどうか、気になってしまいますよね。
d WiFiでは無線区間のセキュリティを高めているため、フリーWiFiに直接接続するより安全です。
ログイン時に端末とドコモサーバー間の通信が、TLS通信という新しい暗号化システムで情報を保護するので、スマホ内の大切な情報が守られます。
ただし、あくまで無線通信区間が保護されているだけなので、ネット上でやり取りしたすべての情報が守られるわけではありません。
自宅でネットを使用する場合、モバイルWiFiを利用する場合、スマホのモバイル通信を利用する場合に比べると安全だとは言えないので、不安があれば後述する方法でさらにセキュリティを強化しておきましょう。
個人情報の扱いが心配であれば必要に応じてVPNを利用して
d Wi-FiはフリーWiFiよりは安全ですが、あくまで無線区間のセキュリティを保護するためのものなので、通信相手先のサーバーまで情報が守られるわけではありません。
外出先では社外秘のデータを扱ったりクレジットカードでショッピングしたりするなど、リスクのある作業は避けるべきですが、どうしても必要なこともありますよね。
そのため、個人情報やクレジットカード情報など重要なデータを送受信する場合は、さらにセキュリティを高めるために「インターネットVPN」を利用することをおすすめします。
VPNとはプライベートなネットワークのことで、インターネットに仮想上の安全な回線を設けて、情報が第三者に盗まれるのを防ぐ技術のことです。
「ギガぞうWi-Fi」などVPN接続でWiFiを使えるサービスがあり、最も安いプランでも月200円(税込)で利用できます。
参考:ギガぞうWi-Fiとは?安全性や評判はどう?料金やエリア、Wi2 300との違いも解説
また、Google PlayやApp Store、通信事業者などが提供する「VPNアプリ」の中から無料のものを選んで使用すると、お得に通信の安全性を高められます。
ただし、無料のものはデータ通信量や機能に制限があるので、ネットを快適かつ可能な限り安全に使用したいのであれば、有料のVPNアプリを導入してみましょう。
カスペルスキーの「セキュアコネクション」やノートンの「ノートン セキュア VPN」など、各セキュリティベンダーが提供するVPNサービスを購入するとさらに安全です。
外出先でネットを使う場合は常にセキュリティを意識する必要がありますが、個人でもできるセキュリティ対策はあるので、検討してみることをおすすめします。
d Wi-Fiが利用できるスポット、どこにある?
d-WiFiは利用できる場所は以下のサイトで検索可能です。
主要なところで言うと、ドコモショップ、ファミリーマートやローソンなどのコンビニ、スターバックスやタリーズなどの一部カフェなどが挙げられます。
公共交通機関は新幹線の一部で利用できますが、JRや地下鉄で対応している場所は少ないです。
d Wi-Fiに繋がらない場合の対処法
d WiFiに繋がらない要因として、以下の可能性が考えられます。
- 端末のWiFiがOFFになっている
- dアカウントの未設定、設定不足
- 端末の不具合
- WiFi設定の不具合
- 回線の混雑
端末のWiFiがONになっているかどうかなど初期的な問題もありますが、意外と多いのがdアカウントをしっかり設定できていない可能性。
ドコモユーザーは特にこのパターンが多いです。最初に dアカウントの設定をする際、初期設定をスキップでとばすこともできるのできちんと設定できていない場合があります。
ドコモを使っていればd WiFiは無条件で使えると勘違いしてしまいそうですが、ドコモユーザーでも設定は必要なので注意しましょう。
また端末の不具合、WiFiの不具合で使えない場合があります。他の端末で利用できるなら端末に問題があると見ていいでしょう。この場合はまず一旦WiFiを削除しもう一度つなぎ直してみて、直らなければ再起動してみてください。
もし多少は繋がるが遅いという場合は回線混雑が考えられます。誰でも無料でつなぐことができるWiFiということもあり、時間帯によっては利用者が増えてしまい、極端に遅くなってしまっている可能性があります。
まとめ:d Wi-Fiは3つの登録手続きさえできれば無料で使える
【この記事のまとめ】
- docomo Wi-Fiはサービス終了。同時接続5台までいけるd Wi-Fiが新たにスタート
- d Wi-Fiは、dアカウントやdポイントクラブの会員であれば、ドコモユーザー以外でも無料で使える
- お得なキャンペーンをやっている
- ドコモユーザーはSIM認証、その他のユーザーはWEB認証でログイン
docomo Wi-Fiの後継サービスであるd Wi-Fiは、ドコモユーザー以外でも無料で利用することができる便利なWiFiサービスです。
ただし、dアカウントやdポイントクラブの会員でないとd Wi-Fiは契約できないので、事前に登録しておく必要があります。
また、セキュリティは一応確保されていますが、個人情報や機密情報などをやり取りする必要がある場合は、インターネットVPNサービスの利用を検討してみましょう。
外出先でネットを使いたいことが多い人や、複数の端末を同時に接続する必要がある人は、d Wi-Fiを利用してみてください。