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ドコモの新料金プラン「eximo」「irumo」を解説。旧プランやahamo、他社格安SIMとも比較してメリット・デメリットを確認

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本記事ではドコモの新料金プランである「eximo」「irumo」について、その特徴や料金、旧プランからの変更点などを詳しく解説していきます。

新たにドコモの契約を考えている人、また現在ドコモを使っていてプランを変えるべきなのか悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。

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ドコモの新料金プラン「eximo」「irumo」の特徴、基本料金、割引後料金

さっそくドコモの新料金プラン2つについて、特徴や新しい料金体系について解説していきます。

段階料金制の「eximo」、使ったデータ容量に応じて料金が変動

「eximo」は使ったデータ容量に応じて料金が変動する段階料金制のプラン。基本料金、各種割引、そしてフルで割引を適用した場合の料金は以下の通りです。

  使った容量に応じて変動
〜1GB 1〜3GB 3GB〜
無制限
基本料金 4,565円 5.665円 7,315円
家族割
(みんなドコモ割)
2回線:△550円
3回線〜:△1,100円
ドコモ光
セット割
△1,100円
dカード
支払い割
△187円
割引後
料金
2,178円〜 3,278円〜 4,928円〜

小容量から大容量まで使うことができるプランとし出されています。

容量を選ぶことができる「irumo」、0.5GB・3GB・6GB・9GBから選択可

irumoは0.5GB、3GB、6GB、9GBの4つのプランから選べる小容量ユーザー向けプランです。

  0.5GB 3GB 6GB 9GB
基本料金 550円 2,167円 2,827円 3,377円
家族割 なし
ドコモ光
セット割
なし △1,100円
dカード
支払い割
なし △187円
割引後
料金
550円 880円〜 1,540円〜 2,090円〜
通信速度 最大3Mbps eximoと同等

eximoは家族割がありませんが、割引前・割引後ともにeximoの3GBまでより安く使うことができます。

またeximoは3GB以上使うとどれだけ使っても料金が同じですが、irumoは9GBまで選択できます。

その為、9GBまでの小容量であれば、こちらのプランを選ぶのがおすすめとなります。

なお0.5GBプランのみ少し特殊で、通話専用スマホとして持ちたい人向けとなっています。各種割引の適用はなく料金は550円。また通信速度は最大3Mbpsまでと制限されます。

irumoの公式サイト

家族割(みんなドコモ割)、家族間通話について

eximoは従来のプランと同じで、家族割(みんなドコモ割)がありう、家族間での通話も無料となります。

irumoはみんなドコモ割による割引が適用されません。ただし、以下の扱いとなります。

  • みんなドコモ割の回線数には換算される
  • irumoから家族への通話は無料対象外
  • eximoや旧プランを使っている家族からirumo側への通話は無料

たとえば家族で1人がeximo、2人がirumoを使っていると、eximo側ではみんなドコモ割(3回線)が適用されると共に家族間通話が無料となります。

一方でirumoを使っている2人が家族に通話する場合の通話料は有料となる為、家族通話を頻繁にする場合は通話定額オプション(5分以内無料:770円、かけ放題:1,870円)に加入する必要があるでしょう。

なおこれはドコモオンライン専用格安プランであるahamoと同じ扱いとなります。

ドコモの新料金プランを旧プランと比較

ドコモではこれまで大容量のギガホプレミアと小容量のギガライトの2つプランがありました。

ではこの新プランを旧プランと比較していきましょう。

eximoはギガホプレミアに〜1GBまでの料金が追加されただけ

eximoは旧プランのギガホプレミアと基本料金、割引後料金はほぼ変わりません。変更点は1GBまでの料金が追加されただけです。

  eximo ギガホ
プレミア
基本料金 〜1GB 4,565円 5.665円
1〜3GB 5.665円
3GB〜無制限 7,315円 7,315円
割引後
料金
(※1)
〜1GB 2,178円 3,278円
1〜3GB 3,278円
3GB〜無制限 4,928円 4,928円
家族間通話 無料 無料

※1:家族割(3回線以上)、光回線セット割、 dカード支払い割適用後

eximoになって汎用性が増えたと考えられなくはないですが、そもそもこれは大容量ユーザー向けのプラン。

小容量しか使わないユーザーはirumoを使うべきであり、このプランを使う人が1GB以内に収まる機会というのはほとんどないでしょうから、あまり意味がある変更ではないように感じます。

irumoとギガライトプランを比較

続いて小容量プランの位置づけであるirumoとギガライトプランを比較してみましょう。

  irumo ギガライト
基本料金  0.5GB:550円
3GB:2,167円
6GB:2,827円
9GB:3,377円
【段階料金制】
〜1GB:3,278円
〜3GB:4,565円
〜5GB:5.665円
〜7GB:6,765円
割引後
料金
(※1)
 0.5GB:550円
3GB:880円
6GB:1,540円
9GB:2,090円
【段階料金制】
〜1GB:2,178円
〜3GB:2,728円
〜5GB:3,278円
〜7GB:4,378円
家族間通話 有料 無料

※1:家族割(3回線以上)、光回線セット割、 dカード支払い割適用後(irumoは家族割なし)

旧プランに比べると、段階料金制でなくなった代わりに料金がかなり下がりました。

割引を適用すれば9GBが2,000円程度で使えますから、小容量ユーザーにとってこのプランができたことはメリットが大きいでしょう。

ただirumoは家族間通話が有料である点は注意が必要です。

irumoはOCNモバイルONEの取り込み

eximoは旧プランと対して変わっていない一方で、小容量プランのirumoは旧プランと比較して大きく変わっています。

これはOCNモバイルONEの合併が大きく関わっている為です。

格安SIMのOCNモバイルONEの運営会社(NTTレゾナント)NTTドコモに吸収合併されたことで、格安SIM自体もドコモに合併。

OCNモバイルONE自体が廃止(既存ユーザーの利用は継続)されて新たにできたのがこのirumoというわけです。

そこでここではirumoとOCNモバイルONEで料金を比較してみます。

  irumo OCN
モバイル
ONE
基本料金  0.5GB:550円
3GB:2,167円
6GB:2,827円
9GB:3,377円
0.5GB:550円
1GB:770円
3GB:990円
6GB:1,320円
10GB:1,760円 
割引後
料金(※1)
 0.5GB:550円
3GB:880円
6GB:1,540円
9GB:2,090円

※1:光回線セット割、 dカード支払い割適用後

割引前の料金はOCNモバイルONEには遠く及ばず、割引後の料金でもirumoの方が0.5GBプランと3GBプラン以外は高くなってしまっています。

ただirumoになったことでドコモのまま使える、家族割の人数には換算される、eximo等他のプランを使っている家族からかける通話は無料となるというメリットがあります。

irumoの公式サイト

ドコモの新料金プランのメリット・デメリット

ではここまでの結果を踏まえ、新料金プランのメリット・デメリットを確認していきましょう。

メリット

まずはメリットから。

小容量プランがかなり安く使えるようになった

これまでだと3GBが2,728円、7GBが4,378円と小容量のプランが割高すぎて、使うべきではなかったというのが正直なところでした。

しかしirumoができたことにより、割引後であれば3GBが880円、9GBでも2,090円で利用できるようになりました

小容量しか使わないけどドコモを使いたいという人にとっては、かなりスマホ代の節約できるでしょう。

通話専用プランができた

これまで、ドコモを通話用として持つ場合でもギガライトプランの1GBまでで最低2,178円、割引の適用ができなければ3,278円もかかっていました。

しかし0.5GBで550円というプランができてくれたおかげで、通話専用でも安くドコモスマホを持つことができるようになりました。

デメリット

続いてデメリット。

irumoだと家族間通話が有料で、通話定額オプションも高い

irumoは既存の小容量プラン(ギガライト)に比べると料金が安い反面、家族間通話が無料とはならなくなりました。

その為、家族間通話が多い場合は通話定額オプションをつけることになりますが、ドコモの場合は5分以内の通話定額が770円、かけ放題が1,870円がかなり割高。

以下はirumoに5分以内通話定額オプションをいれた場合の料金と、ギガライト、そしてドコモのオンライン専用プランであるahamoを比較した料金です。

  irumo
(5分以内通話
定額込み)
ギガライト ahamo
(5分以内通話
定額込み)
基本料金  0.5GB:2,090円
3GB:3,707円
6GB:4,367円
9GB:4,147円
【段階料金制】
〜1GB:3,278円
〜3GB:4,565円
〜5GB:5.665円
〜7GB:6,765円
20GB:2,970円
割引後
料金
(※1)
 0.5GB:1,320円
3GB:1,650円
6GB:2,310円
9GB:2,860円
【段階料金制】
〜1GB:2,178円
〜3GB:2,728円
〜5GB:3,278円
〜7GB:4,378円
家族間通話 有料 無料 有料

※1:光回線セット割、 dカード支払い割適用後

自宅でドコモ光を使っているのであれば光回線セット割が適用できるのでahamoよりも安いですが、もしドコモ光を使っていないならahamoを使った方が安く使うことができます。

OCNモバイルONEや他の格安SIMに比べると割高

irumoはOCNモバイルONEを合併してできたプランと言ってもよいですが、料金を比較するとOCNモバイルONEよりもかなり割高ですし、他の格安SIMと比べても割高です(詳しい比較は後述)。

またドコモ光とのセット割を適用できるのであればまだ良いのですが、もしできない場合は3GBプランですら20GBは使えるahamoよりも割高。

少なくとも自宅でドコモ光を使うことがこのプランを活用する条件だと言えます。

既存のドコモユーザーは新プランに変えるべき?

ではここからは、既存のドコモユーザーが新プランに変えるべきかどうかについて紹介していきます。

ギガホプレミアユーザーはeximoにプラン変更してもたいして変わらない

現在ギガホプレミアを使っている場合は、プラン変更をしてもしなくても良いというのが結論

eximoになったことで新たに1GBまでの料金ができましたが、ギガホプレミアを使っているユーザーが1GB以内に収まることなんてほぼないでしょうから、新しいプランに変えたところで何も変わりません。

ただ1ヶ月間まるまる海外に行くといった機会があるならプラン変更した方が多少お得にはなりますね。

ギガライトユーザーは乗り換え推奨

小容量をターゲットとしたギガライトプランはかなり割高なので、ギガライトユーザーは基本的に乗り換えを推奨します。

家族間通話が有料となるデメリットはあるものの、代わりに5分以内の通話定額オプション(770円)をつけてもギガライトよりも安く使うことができます。

家族間通話が多いギガライトユーザーはahamoの方が良い場合も

  irumo
(5分以内通話
定額込み)
ahamo
(5分以内通話
定額込み)
基本料金  0.5GB:2,090円
3GB:3,707円
6GB:4,367円
9GB:4,147円
20GB:2,970円
割引後
料金(※1)
 0.5GB:1,320円
3GB:1,650円
6GB:2,310円
9GB:2,860円

※1:光回線セット割、 dカード支払い割適用後

ahamoは光回線とのセット割関係なく、20GBに5分以内の通話定額込みで2,970円で利用可能です。

ドコモ光を使っていない状態でirumoを使うと3GB以上のプランでahamoよりも高くついてしまう為、ドコモ光を使わない場合はahamoの利用を推奨します。

ahamoも家族割はないものの家族割の対象人数に換算されるなど、基本的な条件はirumoと同じです。

OCNモバイルONEからの移行はおすすめしない

これまでOCNモバイルONEを使っている場合、料金はむしろ高くなってしまうので変えることは推奨しません。

OCNモバイルONEは新規での契約はできなくなりますが、既存のユーザーは引き続き利用することが可能です。

ドコモの新プランとahamoやサブブランド、他社格安SIMを比較

ではここからはドコモの新プランとahamo、他社サブブランドや主要格安SIMと比較した結果を紹介します。

  回線
品質
料金/
通信容量
割引後
料金
 
(※)
通話定額
オプション
ドコモ 【eximo】
〜1GB:4,565円
〜3GB:5,665円
〜無制限:7,315円
【irumo】
0.5GB:550円
3GB:2,167円
6GB:2,827円
9GB:3,377円
【eximo】
〜1GB:2,178円
〜3GB:3,278円
〜無制限:4,928円
【irumo】
0.5GB:550円
3GB:880円
6GB:1,540円
9GB:2,090円
5分以内:880円
かけ放題:1,980円
ahamo 20GB:2,970円
100GB:4,950円
5分以内:無料
かけ放題:1,100円
Y!mobile 4GB:2,365円
20GB:4,015円
30GB:5,115円
4GB:1,078円〜
20GB:2,178円〜
30GB:3,278円〜
10分以内:880円
かけ放題:1,980円
UQモバイル 4GB:2,365円
15GB:3,465円
20GB:3,278円
4GB:1,078円
15GB:2,178円
20GB:3,278円 
【4GB・15GB】
10分以内:880円
かけ放題:1,980円
【20GB】
10分以内:無料
かけ放題:1,100円
mineo 【マイピタ】
1GB:1,298円
5GB:1,518円
10GB:1,958円
20GB:2,178円
【マイソク】
250円〜
10分以内:550円
かけ放題:1,210円
IIJmio 2GB:850円
5GB:990円
10GB:1,500円
15G:1,800円
20GB:2,000円
5分以内:500円
10分以内:700円
かけ放題:1,400円
楽天モバイル 【段階料金制】
〜3GB:1,078円
〜20GB:2,178円
〜無制限:3,278円
15分以内:1,100円

※:ドコモ(家族割+光回線セット割+dカード支払い割)、Y!mobile(家族割or光回線セット割)、UQモバイル(光回線セット割+auPayカード支払い割)を適用した場合

サブブランドやahamoの方が基本的にはお得

ドコモの新プランでは9GB以内の料金が以前に比べてかなり安くつかうことができるようになりましたが、それでも正直まだ割高。

光回線とセットで使うならY!mobileUQモバイルを使った方がだいぶ安く使うことができます。

また光回線を使わない場合はドコモだけでなく、Y!mobileやUQモバイルも高くなってしまいますが、ahamoであれば光回線は不要なので安いです。

回線品質の面でもサブブランドやahamoは全く問題ない為、「ドコモ」ということにこだわりがない、ドコモ光を使わなければならないという場合を除けばわざわざドコモにする必要はないでしょう。

音声通話専用ならmineoの方が良い

ドコモの新料金プランでは0.5GBが550円で利用できるようになった為、通話専用に安く1台持つということを考える人もいるでしょう。

ただ通話専用として持つのであればおすすめはmineo。マイそくのスーパーライトコースは通信速度が32kbpsに制限されてデータ通信がほぼ使えない代わりに、基本料金が250円で利用できます。

また、mineoの方が通話定額オプションも圧倒的に安いです。

以下はドコモとmineoの通話向けプランにかけ放題プランを組み合わせた料金です。

時間無制限のかけ放題を比較すると、月1,000円も違います。

  ドコモ
(0.5GB)
mineo
(マイそく)
5分以内 1,320円
10分以内 800円
かけ放題 2,420円 1,460円

大容量使いたいなら楽天モバイルかahamo

大容量を安く使いたいなら楽天モバイル。いくら使っても3,278円でドコモのeximoよりも安いです。

ただ楽天モバイルはドコモやahamoよりもエリアが狭く通信速度も遅いという懸念点があります。

以前に比べるとかなり改善され使い勝手も良くなってはきましたが、それが嫌ならahamoがおすすめです。ahamoは大盛りオプションを利用することで合計4,950円で100GB使うことが可能です。

無制限で使いたい、回線品質は良い方がいいならドコモ

ahamoの100GBでは足りないけれど、楽天モバイルだとエリアや通信速度に不満があるというのであれば、ドコモのeximoを選ぶのが良いでしょう。

現状、無制限で使えるのはドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルだけです。

ドコモ光とセットで、かつ家族割があるならドコモ

自宅でドコモ光を使っていて、かつ家族割も適用できるという場合はドコモがかなり安く使うことができます。

irumoは割引後でも他社より若干高いですが、irumoにすることで家族割の人数には換算される、eximoや旧プランの家族からかける場合は無料になるといったメリットがあります。

その点を考慮すると、家族全員がドコモで揃える価値はあると言えます。

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まとめ

ドコモの新プラン「eximo」「irumo」について解説してきました。

eximoは旧プランであるギガホプレミアとほとんど変わりがありませんでしたが、irumoは小容量向けのギガライトと比べると大きく異なり、料金も安くなっています。

格安SIMと比較すればそれでも高いですが、現在ギガライトプランを使っている人は新プランへ変えた方が基本的には安くなるので、早めの変更をおすすめします。

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