スマホを使っていて気になることと言えば「データ通信量」。
「まだ月の半ばなのにデータ上限が来てしまった」という経験のある方も少なくないはずです。
そこで今回は、スマホの通信量を節約する方法について解説していきます。
スマホの設定やアプリごとの設定など、すぐに役立つ情報をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
スマホの通信量を節約する方法
スマホの通信量を節約する方法は大きく分けて、2つあります。
- スマホの設定を見直す
- アプリの設定を見直す
それぞれ順に解説していきます。
スマホの設定を見直す
iPhoneで通信量を節約する方法は下記のとおりです。
- アプリのバックグラウンド更新を「WiFi接続時のみ」に変更
- 大容量のデータ通信が必要なアプリのモバイルデータ通信をオフ
- メールアプリの「サーバー上の画像を読み込む」をオフ
順に解説します。
アプリのバックグラウンド更新を「WiFi接続時のみ」に変更
インストールしたアプリは、開いていなくてもバックグラウンドで更新を行い、データ通信をしていることがあります。
アプリのバックグラウンド更新は「WiFi接続時のみ」に変更することで、モバイルデータ通信を節約することが可能です。
Wi-Fi接続時のみに変更する方法は、下記のとおりです。
- 1)設定アプリを開く
- 2)少しスクロールし「一般」を選択
- 3)画面中央あたりにある「Appのバックグラウンド更新」をタップ
- 4)「Appのバックグラウンド更新」を開き、「WiFi」を選択
なお、バックグラウンド更新を行うアプリを個別で設定したい場合は、「一般」→「Appのバックグラウンド更新」の部分でアプリごとにオン・オフすることも可能です。
大容量のデータ通信が必要なアプリのモバイルデータ通信をオフ
動画配信サービスでの動画視聴、電子書籍アプリでの書籍ダウンロード(特に漫画)など大容量のデータ通信を使っている人は注意が必要。
モバイルデータ通信を使っている状態で使ってしまうと、一気に容量を消費してしまいます。
そして特にありがちなのが、WiFiに繋げていたと思ったら繋がっていない状態で使ってしまっていたパターンです。
そのミスを防ぐ為にも、特定のアプリはモバイルデータ通信をオフにし、WiFi利用時でしか使えないようにしておきましょう。
設定方法は下記の通りです。
- 1)設定アプリを開く
- 2)モバイル通信を選択
- 3)対象アプリのモバイルデータ通信をOFFにする
上記の設定を行うことで、選択したアプリの利用はWiFi接続時のみとなり不意に大容量のデータ消費を行うミスがなくなります。
AppStoreの自動ダウンロードをOFF
AppStoreの設定を変更することで、モバイル通信時にアプリのアップデートをしないようにしたり、アプリのダウンロード時に「本当にダウンロードを行ってもいいのか」という確認を表示することが可能です。
アプリのアップデートをモバイル通信時に無効にする方法は、下記の通りです。
- 1)設定アプリを開く
- 2)少しスクロールし「App Store」を選択
- 3)モバイルデータ通信という項目の「自動ダウンロード」をオフにする
上記の設定を行うことで、アプリのアップデートはWiFi接続時のみ実行されるようになります。
Androidの場合
Androidで通信量を節約する方法は下記のとおりです。
- アプリのバックグラウンドデータ通信をオフ
- アプリの自動更新を「WiFi接続時のみ」に変更
- Googleの「自動同期」をオフ
- データ使用量の警告を設定
順に解説します。
アプリのバックグラウンドデータ通信をオフ
アプリのバックグラウンドデータ通信をオフにすることで、アプリを開いていないときにモバイルデータ通信を行わないように設定することが可能です。
バックグラウンドで通信するアプリを個別に設定する方法は、下記の通りです。
- 1)設定アプリを開く
- 2)「アプリと通知」や「アプリ管理」などを選択
- 3)アプリ一覧が表示されるので、設定を変更したいアプリをタップ
- 4)「モバイルデータとWi-Fi」「モバイルデータ通信使用状況」などを選択
- 5)「バックグラウンドデータ」をオフにする
また、アプリのバックグラウンドデータ通信を一括でオフにする方法は、下記の通りです。
- 1)設定アプリを開く
- 2)「データ使用量」や「モバイルネットワーク」などを選択
- 3)「データセーバー」や「データ通信節約」をタップ
- 4)オン・オフのスイッチがあるので「オン」に設定
なお、アプリのバックグラウンドデータ通信を「データセーバー」で一括でオフにしたあと、個別でデータ通信を許可する方法は、下記の通りです。
- 1)「データセーバー」を開く
- 2)オン・オフスイッチの下にある「データ通信を制限しないアプリ」を選択
- 3)アプリ一覧が表示されるため、データ通信を許可するアプリはスイッチを「オン」に設定する
アプリによってはバックグラウンドでのデータ通信を無効にしてしまうと、機能が使えない場合があります。
データ通信のオン・オフは、慎重に行いましょう。
アプリの自動更新を「WiFi接続時のみ」に変更
アプリのアップデートは少ないデータ通信量で済む場合もありますが、スマホゲームなどの場合は1GBを超える可能性もあります。
データ通信量節約のためにも、アプリの自動更新は「WiFi接続時のみ」に設定しておきましょう。
アプリの自動更新を「WiFi接続時のみ」に設定する方法は、下記のとおりです。
- 1)「Google Play ストア」を開く
- 2)メニューアイコンをタップし「設定」を選択
- 3)「アプリの自動更新」をタップ
- 4)「WiFi経由のみ」に設定
上記の設定にすることで、WiFi接続時のみアプリの自動更新を行います。
Googleの「自動同期」をオフ
Androidに標準でインストールされているGoogleのアプリは、バックグラウンドで自動的に同期を行っています。
同期をしていると、今まで利用したアプリやサービスのデータを登録したアカウントに紐づけて、新しいスマホにした際などにもスムーズにデータを引き継ぐことが可能です。
しかし同期をするにはその都度通信を行わなければならないので、「自動的に同期」をする設定にしていると、知らぬ間に通信量を消費してしまいます。
そのため自動同期をオフにし、必要な時だけ、もしくはWiFiを使用し通信量の心配がない時にだけ同期をする設定に変えておくのがおすすめです。
Googleアプリの自動同期を個別でオフにする方法は、下記のとおりです。
- 1)設定アプリを開く
- 2)「アカウント」を選択
- 3)「アカウントの同期」をタップ
- 4)自動同期を止めたいGoogleアプリのスイッチをオフに設定する
手動で同期を行いたい時は、同じく設定アプリの「アカウント」から同期を選択し、縦に丸が3つ並んだアイコンから今すぐ同期を選ぶと同期をすることができます。
データ使用量の警告を設定
Androidでは毎月のデータ使用量を設定して、基準を超えると警告が表示されるよう設定することが可能です。
直接的にデータ通信量を減らせるわけではないですが、警告が表示されることで使いすぎを防止することができます。
データ使用量の警告を設定する方法は、下記の通りです。
- 1)設定アプリを開く
- 2)「接続」を選択
- 3)「データ使用量」をタップ
- 4)「モバイルデータの上限を設定する」を選択
- 5)警告を表示したい位置にラインを移動する
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アプリの設定や使い方を見直す
LINEやTwitter、YouTubeなど、スマホを使いこなす上でアプリは欠かせません。
ここでは、アプリの設定や使い方を見直してデータ通信量を節約する方法を解説します。
LINEの場合|画像や動画の表示設定で節約可能
いまでは生活に欠かせないLINEですが、データ通信量を節約する方法は3つあります。
3つとも同じ項目で設定が変更できるため、下記のとおりまとめて解説します。
- 1)LINEを開いて、「その他」をタップ
- 2)「設定」を選択
- 3)中央辺りにある「写真と動画」をタップ
「写真と動画」の中にある、「送信する写真の品質」、「写真を自動ダウンロード」、「動画の自動再生」という3つの項目を変更すると節約が可能です。
「送信する写真の品質」では、メッセージで送信する写真の画質を選ぶことができます。
画質は、「高画質」、「標準」、「低画質」から選ぶことができ、画質がいいほどデータ通信量は大きくなるので、節約したい場合には低画質を選択しましょう。
ただしこの場合、当然メッセージで送信される画質は落ちてしまうので、きれいなままの画像を送りたい人は注意しておきましょう。
また、「写真を自動ダウンロード」はモバイル通信時でもトークの写真やスタンプなどを自動でダウンロードする機能。
チェックを入れると、不要な画像や予期せぬタイミングでダウンロードしてしまうため、データ通信量の節約のためには、チェックをオフにして必要なもののみダウンロードするのがおすすめです。
「動画の自動再生」は、トークやタイムラインに表示される動画を自動的に再生する設定。
これは「WiFiのみ」にしておくことでデータ通信量を節約できます。
SNSの場合(Twitter/Instagram/Facebookなど)|各アプリの設定から表示方法を変えよう
TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSをよく利用する人は、各アプリの設定を見直すだけで簡単にデータ通信量を節約できます。
アプリによってモードの名称や設定方法が異なるため、次のやり方で設定してください。
【Instagram】
画面右上の三本線マーク>画面下の設定アイコン>「モバイルデータの使用」>「データ使用量を軽減」をオンにする。
【Twitter】
個人画面>「設定とプライバシー」>「データ利用の設定」>「画像」と「動画」の設定を変更する。
【Facebook】
画面右上の三本線マーク>「設定とプライバシー」>「データ節約モード」をオンにする。
音楽アプリの場合|音質を下げれば節約に
音楽アプリでは、音質を下げることでデータ通信量が節約できます。
今回はSpotifyを例に解説します。
Spotifyでデータ通信量を節約する方法は、下記のとおりです。
- 1)Spotifyアプリを開き、「My Library」を選択
- 2)「設定(歯車マーク)」をタップ
- 3)「データ節約モード」を選択
- 4)スイッチをオンに設定する
上記の設定を行うことで、低音質での音楽再生になりデータを節約することが可能です。
しかし当然ですが、音質は落ちてしまうため音がかなり粗く感じる可能性があります。
音の劣化が気になる場合は、Wi-Fi接続時にあらかじめ音楽をダウンロードしておく方法もありますが、こちらは有料プランのみの機能です。
動画アプリの場合(Youtube/Netflixなど)|画質調整とダウンロードを使おう
スマホアプリの中でもデータ通信量が多くなりやすいのが動画アプリです。
今回は、YouTube、ニコニコ動画、Netflixで、データ通信量を節約する方法を解説します。
YouTubeのデータ通信量を節約する方法は、下記の通りです。
- 1)YouTubeアプリを開き、メニューを選択
- 2)「設定」をタップし、「動画の画質設定」を開く
- 3)モバイルネットワークの動画の画質を「データセーバー」にする
上記の設定にすることで、モバイル通信時は標準画質で再生されるようになります。
Netflixのデータ通信量を節約する方法は、下記の通りです。
- 1)Netflixアプリを開き、メニューを選択
- 2)「アプリ設定」をタップ
- 3)「モバイルデータ使用量」を選択
- 4)「自動設定」をオフに設定
- 5)「データ使用量:小」にチェックする
また、Netflixには動画のダウンロード機能があります。
Wi-Fiに接続している時に、見たいタイトルを開いて右側に表示される「ダウンロードボタン」でスマホに保存しておけば、オフラインでも動画を見ることが可能です。
オンラインゲームの場合|アップデートはWiFiで行うことが基本
アプリゲームやオンラインゲームは、ゲーム自体の通信量はさほど大きくないものがほとんどですが、更新が多く、その分データ通信量がかさんでしまいます。
アップデートに関しては、通信量を減らすことができないので、基本的にはWiFi接続時に行い、モバイル通信時は行わないようにするしか対策がありません。
一方プレイ中の通信量であれば、多少節約は可能です。
多くのスマホ向けオンラインゲームは、アプリの設定で画質を変更できます。
例えば、荒野行動の場合「なめらか」「バランス」「高画質」の3つから画質を選べます。
「なめらか」を選択することでデータ通信量を抑えてプレイすることが可能です。
チャット機能が付いているゲームは、チャットをオフにすることでも通信量を減らすことができます。
設定方法はゲームによって違うので、ひとまずはゲーム内の設定の項目をチェックしてみましょう。
できるだけWiFiで通信する。スマホを使わないときは機内モードにするのもおすすめ
モバイルデータ使用量を抑えるためには、やはりできるだけスマホをWiFiに接続して使用することが一番です。
自宅にWiFi環境があるのであれば、優先してWiFiを使いましょう。ただしカフェやコンビニの、フリーWiFiには注意が必要。
無料で使えて便利な一方、セキュリティ上のリスクが高く、クレジットカードや銀行口座の情報が流出してしまったケースもあります。
フリーWiFiに接続した状態でクレジットカード番号などを入力するのは、危険なので絶対に控えましょう。
mineoの低速モードを使って容量を節約するのもあり(動画視聴も可)
スマホ通信量が少ない時の対策として最も簡単なのはプランを変えて使えるデータ容量を増やすことですが、月額料金が上がってしまいます。
ただスマホによっては「低速モード」があり、これを活用することで安い料金で容量を気にすることなく使うことができるのでおすすめです。
低速モード・・・・通信速度が下がる変わりにデータ消費が0となる機能、一部格安SIMで使えるサービス
mineo | |
料金 | 【マイピタ】 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 【マイそく】 スーパーライト(最大32kbps)・・・250円 ライト(最大300kbps)・・・660円 スタンダード(最大1.5Mbps)・・・990円 プレミアム(最大3Mbps)・・・2,200円 |
通話オプション | 10分以内無料:550円 かけ放題:1,210円 |
使用回線 | docomo、au、softbank |
タイプ | MVNO |
- パケット放題Plus(月額385円もしくは無料)で容量消費後も1.5Mbpsで通信可
- 通信速度が制限される代わりに無制限で使えるマイそくは音声専用端末にベスト
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mineoはパケット放題Plusオプションにより、低速モードでも最大1.5Mbpsでの通信が可能となります。
1.5Mbpsあれば、SNS、音楽ストリーミングは問題なく使えますし、Youtube等の動画も標準画質であれば視聴することができる速度。毎月そこまで容量に気を使わずに使うことができるのでかなり便利です。
【まとめ】通信量の節約はアプリやスマホの設定から。WiFiとの使い分けが大切
通信量の節約は、スマホを使う上で切っても切り離せない課題です。
使い方や設定次第では、ほんの数日で上限となってしまうことだってあり得ます。
まずはスマホやアプリの設定を見直しましょう。
さらに何にどれだけ通信量を使っているのか把握することも大切です。
通信量の大きなものは、なるべくWiFiを使うことを心がけていれば、効率よく節約ができます。
あまりに使いたい通信量と契約しているプランがかけ離れている場合は、自分のプランを一から見直してみることも必要ですね。
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