家族で使うならどこのスマホが良いのかを考える場合には、基本料金だけではなく家族割の有無、それによってどれだけお得になるのかも含めて考えなければなりません。
そこで本記事ではキャリア・格安SIMを含めて家族でスマホを乗り換える場合のおすすめのものを紹介していきます。
家族全員で3大キャリアのスマホを使うとどうなる?
家族全員がドコモやau、ソフトバンクなどキャリアのスマホを使っているというケースは非常に多いです。
この場合の料金を見てみましょう。
ドコモ、au、ソフトバンクを3〜4人で使った場合の料金
両親2人と子供1人もしくは2人いる場合のキャリアのスマホ代を見ていきましょう。
家族3人でキャリアのスマホを使った場合
家族3人でキャリアのスマホを使った場合の料金は以下の通りです(※の料金は光回線とのセット割も適用した場合の料金)。
両親が無制限プラン、子供が3GBまでのプランという前提にしています。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
1人目 (無制限) |
6,028円 ※4,928円 |
6,028円 ※4,928円 |
6,028円 ※4,928円 |
2人目 (無制限) |
6,028円 ※4,928円 |
6,028円 ※4,928円 |
6,028円 ※4,928円 |
3人目 (3GB) |
2,167円 ※880円 |
4,928円 ※4,378円 |
5,478円 ※4,378円 |
総額 料金 |
14,223円 ※10,736円 |
16,984円 ※14,234円 |
16,984円 ※14,234円 |
※:光回線とのセット割を利用した場合の料金
ドコモでは新料金プランの「irumo」により、小容量のプラン(3GB・6GB・9GB)が安く利用できるようになりました。
その為、3つのキャリアの中ではドコモが安く利用できるようになっています。
家族4人でキャリアのスマホを使った場合
続いて家族4人でキャリアのスマホを使った場合の料金です(※の料金は光回線とのセット割も適用した場合の料金)。
両親が無制限プラン、子供2人が3GBまでのプランという前提にしています。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
1人目 (無制限) |
6,028円 ※4,928円 |
6,028円 ※4,928円 |
6,028円 ※4,928円 |
2人目 (無制限) |
6,028円 ※4,928円 |
6,028円 ※4,928円 |
6,028円 ※4,928円 |
3人目 (3GB) |
2,167円 ※880円 |
4,928円 ※4,378円 |
5,478円 ※4,378円 |
4人目 (3GB) |
2,167円 ※880円 |
4,928円 ※4,378円 |
5,478円 ※4,378円 |
総額 料金 |
16,390円 ※11,616円 |
21,912円 ※18,612円 |
22,462円 ※18,612円 |
※:光回線とのセット割を利用した場合の料金
小容量プランの差がドコモと2社の差が大きい為、もし家族で小容量プランを使う人がいるなら、ドコモに乗り換えることをおすすめしましょう。
ドコモでも格安SIMに比べると高い
3大キャリアの中ではドコモが最も安く使えますが、同じ人数で格安SIMと比較するとやはり格安SIMに比べると高くなってしまいます。
またドコモを安く使う為には光回線のドコモ光を使わなければいけず、ドコモ光を使うならそもそも無制限のプランが必要なのかという問題点もあります。
同じく無制限に使える楽天モバイルと比較した場合の料金差は以下の通りです。
ドコモ | 楽天モバイル | |
1人目 (無制限) |
6,028円 ※4,928円 |
3,278円 |
2人目 (無制限) |
6,028円 ※4,928円 |
3,278円 |
3人目 (3GB) |
2,167円 ※880円 |
1,078円 |
4人目 (3GB) |
2,167円 ※880円 |
1,078円 |
総額 料金 |
16,390円 ※11,616円 |
8,712円 |
基本料金同士で比べると楽天モバイルは約半額です。
以前の楽天モバイルはエリアが狭かったり、楽天回線エリア外で繋がるパートナー回線は5GB以内までなど使い勝手が悪かったですが、現在はエリアが拡大、さらにパートナー回線の利用が無制限となったこともあり、使い勝手はかなり良くなっているのでおすすめです。
格安SIMの家族割有無
ではここで一旦、格安SIMの家族割有無を見てみましょう。
格安SIM | 家族割有無 | 割引内容 |
ahamo | 無し | – |
LINEMO | 無し | – |
povo2.0 | 無し | – |
楽天モバイル | 無し | – |
Y!mobile | 有り | 2回線目以降 月1,100円割引 |
UQモバイル | 有り | 月550円割引 |
IIJmio | 無し | – |
mineo | 有り | 全回線 月55円割引 |
格安SIMの中で家族割があるのはY!mobile、UQモバイル、mineoの3つです。
ただ特に割引額が大きいのはY!mobile。1回線目は適用されないものの、2回線目以降はどのプランでも月1,100円の割引を受けることができます。
ただし、Y!mobileやUQモバイルは格安SIMの中で元々の料金が高く、割引を適用してようやく他の格安SIM並みになる点に注意が必要です。
家族で乗り換える場合におすすめは?
上記の通り、家族割が適用できる格安スマホは3つしかありませんが、格安SIMの場合は元々安いのでそこまで重視しなくて良いというのが実際のところ。
ここでは、3大キャリアから乗り換える場合におすすめのものを紹介します。
無制限プランを使いたい人が良いなら楽天モバイル
3大キャリア以外で容量が無制限に使えるは楽天モバイルだけ。かつ料金も安く、さらに特典として楽天ポイントの還元があるのでお得に利用できます。
人数別の料金は以下の通りです。
2人 | 3人 | 4人 | |
1人目 (無制限) |
3,278円 | 3,278円 | 3,278円 |
2人目 (〜20GB) |
2,178円 | 2,178円 | 2,178円 |
3人目 (〜3GB) |
– | 1,078円 | 1,078円 |
4人目 (〜3GB) |
– | – | 1,078円 |
総額 料金 |
5,456円 | 6,534円 | 7,612円 |
通信速度重視ならY!mobile
基本料金こそ高いものの、家族割により大幅に安くなるのがY!mobile。
ソフトバンクのサブブランドであり、通信速度が速いので回線品質重視ならおすすめです。
料金は以下の通り。見てわかる通り、キャリアに比べて安く利用することができます。
2人 | 3人 | 4人 | |
1人目 (30GB) ※割引なし |
4,928円 | 4,928円 | 4,928円 |
2人目 (20GB) |
2,728円 | 2,728円 | 2,728円 |
3人目 (4GB) |
– | 1,078円 | 1,078円 |
4人目 (4GB) |
– | – | 1,078円 |
総額 料金 |
7,656円 | 8,734円 | 9,812円 |
料金重視ならIIJmio
家族割こそありませんが、それとは関係なくIIJmio。通信費を下げたいと考えているのであれば、一番おすすめです。
人数別の料金は以下の通りとなります。
2人 | 3人 | 4人 | |
1人目 (20GB) |
2,000円 | 2,000円 | 2,000円 |
2人目 (15GB) |
1,800円 | 1,800円 | 1,800円 |
3人目 (5GB) |
– | 990円 | 990円 |
4人目 (5GB) |
– | – | 990円 |
総額 料金 |
3,800円 | 4,790円 | 5,780円 |
まとめ|家族で使うなら格安SIM、料金はキャリアで使う半分以下に
家族全員でドコモなどのキャリアを使うとスマホ代は20,000円以上かかることもありますが、格安SIMに乗り換えれば使える容量はそのままで半額以下にすることも可能です。
ぜひこの機会に乗り換えを考えてみてはいかがでしょうか。