今使っているメールアドレスが変わるのが嫌だからという理由で、スマホを乗り換えることができずにいる人も少なくないでしょう。
ただそんな人の為に、今は電話番号のMNP同様、キャリアメールをそのまま引き継いで格安SIMでも使えるようになる「キャリアメール持ち運びサービス」が全キャリアで提供されています。
楽天モバイルの特徴
- 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限で3,278円
- 楽天市場で買い物する人は実質無料とするこも可
- エリア・回線速度は大幅改善
- パートナー回線(au回線)も無制限に変更(以前は5GBまで)
- 通話料も無料
- ワンストップMNP対応(予約番号不要でMNP可)
- 今だけ!初めて申し込みで10,000ポイントプレゼント!
- iPhone15シリーズ20,000円割引
- MNPで最大12,000ポイントプレゼント(実質1年無料)
- iPhoneの実質価格が全キャリア最安、AppleStoreよりも安い
- 楽天市場でのポイント還元率UP
- 楽天市場で10,000円買い物すれば実質678円〜、25,000円買い物すればほぼ無料
\申し込みはこちら/
楽天モバイルの公式サイト
キャリアメール持ち運びサービスとは?
スマホを他社に乗り換える際の大きなデメリットだったのが「キャリアメールが使えなくなること」。
キャリアからキャリアに乗り換える場合にもアドレスが変わってしまうし、格安SIMだとそもそもキャリアメール自体が付与されず使うことができません。
その為、キャリアメールを頻繁に使っていた人だと、メールアドレスの変更・連絡等でかなりの手間が必要となってしまいます。
以前まではそれが普通だったとは言え、ネットの多様化によって利用頻度が増えた分、大変さは確実に増しています。
しかし、現在は各キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のいずれも「キャリアメール持ち運びサービス」が提供されており、スマホを他社に乗り換えた場合も同じメールアドレスを引き続き使えるように変わってくれました。
キャリアメール持ち運びサービスの概要
「キャリアメール持ち運びサービス」とはその名の通り、携帯電話を他社に乗り換えたとしても同じメールアドレスをそのまま使うことができるサービス。
同じ電話番号を引き継いだまま乗り換えられるMNPのメールアドレス版です。
寡占市場化が進んだ携帯電話事業者間の公正な競争環境の整備の一環として総務省が提言し、2021年12月から各キャリアで開始されました。
メールアドレスを変えずに他社に乗り換えることができる為、たとえばauを使っているけどメールアドレスは「〇〇@docomo.ne.jp」なんてこともありうる形となります。
格安SIMでも同じメールアドレスで使える
格安SIMはキャリアメールがそもそも付与されないので使うことができません。
しかしキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から乗り換えた場合だと、「キャリアメール持ち運びサービス」に申し込むことで格安SIMでもキャリアメールが使えるようになります(アドレスも変わらない)。
キャリアメールが使えないということが格安SIMに乗り換えることを躊躇していた人にとっても、かなり乗り換えやすくなっています。
キャリアメール持ち運びサービスの利用料金
キャリアメール持ち運びサービスは各社月額料金がかかる有料サービスとなっており、電話番号引き継ぎのように無料ではありません。
各社の料金は以下の通りです。
- ドコモ(ドコモメール持ち運びサービス)・・・月330円
- au(auメール持ち運び)・・・月330円
- ソフトバンク(メールアドレス持ち運び)・・・月330円または年3,300円
ソフトバンクのみ年単位での申し込みが可能で、その場合は月額で利用する場合よりも2ヶ月分(660円)安く使うことができるようになっています。
キャリアメール持ち運びサービスの利用条件
キャリアメール持ち運びサービスを利用する為には、各社いずれも回線の解約から31日以内でマイページから申し込みを行う必要があります。
この期間を超えてしまうと、引き継ぎができません(格安SIMに乗り換えた場合はキャリアメール自体が使えなくなる)ので注意しましょう。
なおドコモからahamoにプラン変更する場合のみ、31日以内ではなくプラン変更と同時に申し込みが必要となります。
メールアドレス引き継ぎ以外に可能なこと
キャリアメール持ち運びサービスでは、アドレスを引き継ぐだけでなく以下の項目も利用できます。
- メールボックスの引き継ぎ
- 迷惑メールの受信拒否(設定は維持)
- アドレス変更(ソフトバンクのみ)
- 自動転送
ドコモやauなどはメールアドレスの変更ができなくなる為、もし変更を希望するなら必ず乗り換え前に行うようにしましょう。
ただしドコモのキャリアメールをahamoで利用する場合のみ、アドレスの変更が可能となっています。
キャリアメール持ち運びサービスを解約したい場合
キャリアメールが必要なくなった場合は、各社のマイページや電話で解約することが可能です。
マイページは回線解約後も維持されます。
キャリアメール持ち運びサービスを使って乗り換える意味はある?
有料ならもったいないからそのままでいいかなというのは間違い、このサービスはかなり使えるサービスです
月額料金がかかるが、それでも格安SIMに乗り換えた方が安くなる
キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から格安SIMに乗り換えれば、月額料金は数千円単位で安くなります。
その為、持ち運びサービスは月330円かかってしまうものの、トータルで見れば通信費は圧倒的に安くなるでしょう。
もちろん使う必要がないなら申し込む必要なんてありませんが、引き続き使いたい人にとってはかなりメリットのサービスだと言えるでしょう。
もちろん本音を言えば月額料金を無料にしてほしいところですが、解約後もその会社でのサービスを使う以上は仕方ありませんね。
乗り換え後に順次フリーメールに切り替えていけばOK
以前に比べてフリーメールはかなり充実しており、わざわざキャリアメールを使う必要性はなくなりました。
もちろんこれまで使っていたメールアドレスから変えるというのは大変ですが、乗り換え後に徐々に切り替えていくことをおすすめします。
持ち運びサービスのおかげでまとめてやる必要もありませんし、乗り換えた後で気づいて手遅れなんてこともなくなります。
以外とやってみるとちょこちょこやっていると1ヶ月もたたずに終わり、元のキャリアメールには何も届かなくなります。
そのタイミングでメール持ち運びサービスを解約すれば良いでしょう。
スマホの乗り換えが容易になった、でもどこに乗り換えるべき?
キャリアメールを引き継ぐことができるようになりましたし、通信速度など格安SIMの快適性もかなり良くなった為、乗り換えは気軽に、そして容易にできるようになりました。
ただそこで悩むのが「どこに乗り換えるか」ですよね。
そこで、ここでは現在使っているスマホや割引状況、そして目的に合わせておすすめのものを紹介していきます。
安さ&通信速度重視ならLINEMO
安さも大事だけど通信の快適性も大事というのであればおすすめはLINEMO。
ソフトバンクのオンライン専用格安プランであり、以下の通りかなり安い料金で利用できます。
LINEMO | |
基本料金 | 3GB:990円 20GB:3,278円 |
光回線のセット割を使っているならY!mobile、UQモバイル(ドコモ除く)
auやソフトバンクを、セット割対象の光回線と合わせて使っていて割引を受けているなら、そのまま割引を引き継ぐことができるサブブランドがおすすめ。
セット割によって、料金が以下のようにかなり安くなります。
Y!mobile | UQモバイル | |
基本料金 | 4GB:2,365円 20GB:4,015円 30GB:5,115円 |
3GB:2,365円 15GB:3,465円 |
割引後料金 | 4GB:1,078円 20GB:2,178円 30GB:3,278円 |
3GB:1,078円 15GB:2,178円 |
この2つは光回線とのセット割を利用するとかなり安く使える上、キャリアのサブブランドなので通信速度が速く安定性も高い(昼などに速度低下がほとんどない)などのメリットがあります。
また15GBが以上のプランは容量を使い切っても最大1Mbpsでの通信が可能で、標準画質の動画視聴やSNSも利用できるなど、かなり使い勝手が良い点もおすすめのポイントです。
なお、ドコモ光のセット割対象はドコモのみとなっており、他にセット割で安く使うことができる格安SIMはありません。ですので、ドコモ光からの乗り換えを考えないのであれば以降のおすすめから選んでみてください。
安さを求めるならIIJmioまたは楽天モバイル
とにかく安さを求めるのであれば、おすすめはIIJmioか楽天モバイル。料金は以下の通りです。
IIJmio | 楽天モバイル | |
基本料金 | 2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
【段階料金制】 〜3GB:1,078円 3〜20GB:2,178円 20GB〜無制限:3,278円 |
IIJmioはとにかく料金が安い格安SIM。サブブランドで光回線セット割を適用した場合よりも安いです。また月額料金だけでなく、通話定額も安い(5分500円)のも魅力の一つです。
キャリアの回線を借りて通信サービスを提供するMVNOタイプの格安SIMの為、通信速度は上記で紹介したものよりも遅いというデメリットはあるものの、高画質の動画視聴などは快適に問題なく使える速度はでます。
20GB以内でとにかく安くというのであれば最もおすすめの格安SIMです。
楽天モバイルはドコモなどについで4つめのキャリアとして登場した通信サービス。
料金は段階料金制で、無制限でも3,278円で使うことができるのは楽天モバイルだけのメリットです。
ただ以前までは5GBまでと上限があったパートナー回線利用も現在は無制限となりました。基地局が増えてエリアもかなり広がりましたから、使い勝手はかなり向上しているので今なら十分おすすめできるスマホとなっています。
家族でドコモを使い続ける人がいるならahamo
たとえば家族3人でドコモを使っていて、そのうち1人もしくは2人が格安SIMに乗り換え、もうひとりは継続してドコモを持ち続けるというのであれば、おすすめはahamoです。
ahamo | |
基本料金 | 20GB:2,970円 (5分以内通話定額込) |
ahamo自体には家族割による割引がないものの、家族割の人数には換算されますし、ドコモからahamoへの家族通話も無料となるというメリットがあります。
ドコモスマホの家族割がそのまま維持される為、他の格安SIMを使う場合よりも家族割の額が以下のように異なります(以下参照)。
ドコモ2回線 + ahamo1回線 |
ドコモ2回線 + 格安SIM1回線 |
|
ドコモ回線の 家族割額 |
家族割(3回線以上) △1,100円×2回線分 合計=△2,200円 |
家族割(2回線以上) △550円×2回線分 合計=△1,100円 |
ahamoを使えば違う格安SIMを使った場合よりも残ったドコモスマホが安くなるので、ahamoよりも安い格安SIMを使ったとしてもトータルの通信費ではahamoを使った場合の方が安くなる可能性が高いです。
まとめ
キャリアメール持ち運びサービスはキャリアメールを使っている人にとっては格安SIMへの乗り換えハードルがかなり下がる要因となってくれます。
月330円かかる有料サービスではあるものの、トータルでの通信費を大幅に下げることができるので、キャリアメールを理由に乗り換えることを躊躇している人はぜひ活用すると良いでしょう。