楽天モバイルは料金が安く、ポイント還元等もありかなりコスパがよいキャリアです。
ただその反面、新キャリアということもあり電波が悪い、繋がりにくい、通信速度が遅いといったイメージがあり、乗り換えに躊躇している人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、楽天モバイルをとりあえずお試しに使ってみたい人の為にどんなお試し方法があるかを解説していきます。
楽天モバイルにお試しプランはある?
格安SIMのmineoには最大2ヶ月間、200MBで330円で利用可能なmineoプチ体験というお試しプランがあります。
一方、楽天モバイルにはお試しプランとして個別に用意されているものはありません。
しかし、実質的に無料で利用できるようなプランもあるのでお試しで使いたい人でも安心してお得に使うことができます。
また、通常のプランでも楽天モバイルは事務手数料が無料なので気軽に試してみることも可能です。
ただしそれぞれの場合で注意しなければいけない点もあるので、確認の上どちらを使ってみるか判断しましょう。
データ専用プランでお試ししてみる場合について
楽天モバイルには、音声通話可能な通常のタイプとは別に、データ通信専用のタイプがあります。
データ専用プランは実質無料でお試し可能
データ通信専用のタイプの特徴は以下の通り。
- 料金は通常タイプと変わらない(〜3GB:1,078円)
- 1,081ポイント還元で初月は実質無料で利用できる(事務手数料もなし)
- 楽天カードを利用している人のみ申し込み可能
- 本人確認書類の提出不要
- 音声通話、キャリアメール、キャリア決済の利用不可
公式サイトでも「無料でお試し」「通信品質のお試しに」という記載もあり、楽天モバイル側としてもお試しにぜひ使ってくださいというプラン。
実質無料という観点からも、使い勝手は良いでしょう。
ちなみに、もしデータ通信専用SIMから音声通話専用SIMへ変更したくなった場合はmy楽天モバイルから手続き可能です。
音声通話の品質は確認できない
楽天モバイルの大きなメリットの1つに、Rakuten Linkという専用アプリを使うことで可能となる「国内通話無料」です。
ただこの通話はデータ通信を利用した通話となる為、音声品質が通常の音声通話に比べて悪いという傾向があります。
実際に使ってみて個人的にはそこまで気にならないものの、途中で聞こえにくくなったりといったことは確かにあります。
通話をよくする人、この国内通話無料に期待している人にとっては気になる点ですよね。
ただデータ通信専用のタイプだと、Rakluten Linkアプリの利用はできず、音声通話もできません。その為、お試しなのに音声通話の品質が確認できないというデメリットが生じてしまいます。
データ専用プランをお試しで使う際の注意点
お試しで使ってみた上で今後も使っていこうとなった場合、データ専用プランで契約していると手間が発生。
現在主回線として使っている電話番号を引き続き利用する為にはMNPで楽天モバイルを再度新規で契約する必要があり、そしてデータ専用プランで契約してお試しで使ったものについては解約しなければなりません。
楽天モバイルは契約した月、解約した月ともに日割りとはならない為、切り替えタイミングによっては二重で請求ということもありえます。
もしお試しでと言っても、楽天モバイルへの乗り換えに対して前向きでいるなら最初から後述する音声通話SIMへのMNPでの乗り換えを行った方が良いでしょう。
音声通話可能な通常タイプでお試ししてみる場合
続いて音声通話可能な通常タイプに乗り換えてしまう場合についてです。
音声通話SIMでも契約手数料が0円でポイント還元もあるので、気軽にお試し可能
音声通話SIMと言っても、データ専用プランと月額料金は変わらないし、契約手数料もかかりません。
その為、1ヶ月だけ乗り換えて試しに使ったとしても発生するのは月額料金だけですみます。
なお、音声通話SIMならMNPで6,000ポイントの楽天ポイント還元がある為、月額料金以上のポイントをもらうことができます(楽天モバイルに初めて申し込むことが条件)。
ポイント還元が多く、さらに音声通話の品質も可能、さらに満足できたらそのまま使ってみるということもできるので、特別な理由がないならこちらのほうがおすすめです。
ちなみに当サイトで実施したアンケートによると、楽天モバイル利用者のうち、今後も使い続けると回答した人は84.3%に対して解約た乗り換えを予定する人は0%(どちらとも言えないが15.7%)。
お試しに使ってみても、そのまま使う可能性の方が高いと言えるでしょう。
通常タイプでお試しする場合の注意点、デメリット
音声通話可能な通常のタイプの場合にも注意しなければいけない点があります。
- 一時的に主回線となる為、回線に不満でも我慢を強いられる
- 他社に乗り換える際に契約手数料が発生する可能性あり
- 月額料金が最大で三重に発生してしまう
主回線として乗り換えてしまったら、たとえ不満でも多少の期間はそれを使うしかありません。
また、他の格安SIMにすぐ乗り換えるとなると契約手数料が発生する場合があります(ahamoやLINEMOであれば手数料はかからないが、mineoやIIJmioなどMVNOの格安SIMは手数料が3,000円以上)。
またほとんどの格安SIMは解約月の料金が日割りではなく1ヶ月分発生。
「現在使っている通信会社を解約」「楽天モバイルを解約」「新しい通信会社で契約」となると、その月の月額料金は三重でかかることになります。
契約解除料が発生する場合について
楽天モバイルでは契約解除料が発生する場合があります。
契約解除料は1,078円、発生する条件は以下の通りです。
あくまで繰り返しMNPによる優遇を受けることを防ぐ目的であり、1年以内での解約であっても通常の利用であれば請求されることはないとされています。
初めて使う、かつ実際にデータ通信や通話などでの利用実態があれば、1ヶ月のお試しで解約したとしても請求される可能性は低いでしょう。
ただ明確な基準は書かれていない為、当サイトでは可能性が完全に0と言い切ることができない点はご了承ください。