楽天モバイルはアンリミットから最強プランに名称を変え、エリアが拡大するとともに、パートナー回線(au回線)も無制限に利用可能と変更(以前までは5GB)された為、人口カバー率は99.9%に改善されています。
最新の概要は以下の記事をご確認ください。
格安SIMとして、一気にシェアを広げた楽天モバイル
安い料金で、データ容量の上限なしで使えるということ、楽天ポイントの特典があるなどで人気がある格安SIMです。
ただ契約する前にいくつか注意しなければならない点があるのも事実。
今回はその楽天モバイルについて、特徴やプラン、料金やメリット・デメリット等を詳しく解説していきます。
楽天モバイルの特徴
- 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限で3,278円
- 楽天市場で買い物する人は実質無料とするこも可
- エリア・回線速度は大幅改善
- パートナー回線(au回線)も無制限に変更(以前は5GBまで)
- 通話料も無料
- ワンストップMNP対応(予約番号不要でMNP可)
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楽天モバイル最強プランってどんな格安SIM?概要や特徴まとめ
ではまず、楽天モバイルってどんなスマホなの?って部分をざっと紹介していきます。
3大キャリアに次ぐ新キャリアとして登場した格安SIM
現在、格安SIMには大きく分けて4つのタイプがあります。
概要 | 例 | |
キャリア タイプ |
キャリアが格安プランとして だしている格安SIM |
ahamo LINEMO等 |
サブブランド | キャリアと同じ会社がブランドを分けて だしている格安SIM |
UQモバイル Y!mobile |
MVNO | キャリアの回線網を借りて 通信サービスを提供する格安SIM |
IIJmio mineo等 |
新キャリア | 3大キャリア(docomo)などに 次いで最近できたキャリア |
楽天モバイル |
表の通り、楽天モバイルは新キャリアという位置づけ。
これまでの格安SIMは3大キャリアであるdocomo、au、softbankの回線を借りて通信サービスを提供するのが一般的でした。
しかし楽天モバイルはその資本力を武器に、新たなキャリアとして全国に基地局を作り回線網を広げ、独自回線でサービスを提供しはじめた格安SIMです。
スマホの中でトップクラス
一般的にキャリア(MNO)は料金が高く、MVNOの格安SIMは料金が安いです。しかし楽天モバイルはキャリアとして自社回線で通信サービスを提供しているにも関わらず料金は格安SIM並みの安い料金で使うことができるようになっています。
データ容量 | 料金 |
〜3GB | 1,078円 |
3〜20GB | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 |
独自の楽天回線+パートナー回線(au回線)が使える(人口カバー率99.9%)
楽天モバイルはサービスが開始されてからまだ短く、回線網は3大キャリアに比べると劣っています。
ただ、以前に比べると基地局が増え、楽天回線が使えるエリアはかなり増えました。
かつ楽天モバイルでは楽天回線が使えないエリアでパートナー回線(au回線)が使えるようになっています。
また以前までパートナー回線は月間5GBまでという制限がありましたが、現在は廃止され無制限に利用できるようになっています。
そして楽天回線、au回線をあわせた人口カバー率は99.9%となっており、都心部だけでなく地方でも無制限に使えるように改善されています。
プランは段階料金制、1GB以内無料は廃止
楽天モバイルのプランは、使った容量に応じて段階制で料金が変わるプラン1つのみとなっています。
データ容量 | 料金 |
〜3GB | 1,078円 |
3〜20GB | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 |
月ごとで使った分の容量で料金が変動するので、無駄に大きな容量にしてしまって余らせたり、逆に月末に足りなくなってしまい困ることもありません。
なお楽天モバイルでは元々1GB未満の利用は0円という料金体系でしたが、現在はそれが廃止となり0GB〜1GBの利用でも1,078円の料金がかかるようになっています。サブ回線等で利用していた人も多いですが、向かなくなってしまいましたね。
キャンペーンが豊富で、iPhoneも安く買える
楽天モバイルの大きな特徴として、他の格安SIMに比べてキャンペーンが豊富だという点が挙げられます。
特に端末購入での楽天ポイント還元が手厚く、かなりお得に購入できます
これは月額料金が高いキャリアと同等レベルのお得度で、料金の安い格安SIMとしてはトップクラスであると言えるでしょう。
なお現在のキャンペーン詳細は下記で詳しく解説しています。
楽天モバイルの料金プランやオプション
ではここからは、楽天モバイルの料金や割引、キャッシュバック等の詳細を解説していきます。
楽天モバイル | |
料金/通信量 | 【段階料金制】 ・〜3GB:1,078円 ・〜20GB:2,178円 ・20GB〜3,278円 |
事務手数料 | 0円 |
回線 | 楽天、au |
通話定額 | 15分以内無料:1,100円 (楽天アプリ利用時は国内通話無料) |
データ繰越 | ー |
公式 | 楽天モバイル |
料金プランは段階料金制で、無制限で使える
段階料金制 | |
〜3GB | 1,078円 |
〜20GB | 2,178円 |
20GB〜 | 3,278円 |
- 楽天モバイルは段階的に料金が上がるプラン一つのみ
- 上限なしで使うことができる
1GBまで0円だった料金制が変更され、現在は全く使わなくても1,078円がかかるようになっています。
料金は他社格安SIMと同程度。docomoやsoftbankといったキャリアに比べるとかなり安い料金で利用することができます。
また楽天モバイルの大きな特徴として挙げられるのが、「容量の上限なしで使うことができる」という点。
他の格安SIMでは20〜25GB程度が最大容量となっていて大容量使えるプランがありませんから、ヘビーユーザーにとってこの上限なしというのはありがたい点でしょう。
しかも料金は20GB以上で固定。たとえば100GBでも3,278円使えるのでコスパとしてもかなり優れています。
楽天モバイルの定額通話オプション
- 15分以内かけ放題:1,100円(OS標準アプリ)
- 専用楽天アプリでの通話:無料
楽天モバイルの定額通話オプションは15分以内かけ放題の一つだけとなっており、他社にある完全かけ放題や5分以内など短時間のかけ放題がありません。
ただし、スマホに標準で搭載されている通話アプリではなく、楽天モバイル専用アプリの「RakutenLink」を使って通話を行う場合は通話オプションへの加入関係なく、何分かけても通話料が無料(SMSも無料)となります。
RakutenLinkでの通話は標準アプリに比べて通話品質が悪いといったデメリットがあるので、通話品質を求める人は定額通話オプションに加入し、気にしないのであればRakutenLinkで通話するようにするのが良いでしょう。
光回線とのセット割
楽天は光回線として光コラボである楽天ひかりを以下の料金で提供しています。
- マンションプラン:4,180円/月
- ファミリープラン:5,280円/月
この楽天ひかりを楽天モバイルとセットで使った場合、楽天ひかりの料金が1年間無料となります。
家族割・学生割
楽天モバイルでは複数回線による家族割や学割等の割引は行っていません。
楽天モバイルの特典・キャンペーン情報
楽天モバイルの大きな特徴の一つが、特典・キャンペーンがお得であるということ。ここではそれらを紹介していきます。
端末購入で最大12,000ポイント還元(楽天ポイント)
契約と同時に対象製品を購入すると最大12.000円分のポイント還元を受けることができます。
なおこのキャンペーンの適用条件は以下の通りです。
- 楽天回線に初めての申し込み
他社から乗り換え - 申し込みの翌月末までに開通手続きをして利用開始
- 申し込みの翌月末までにRakutenLinkアプリを使って10秒以上通話
対象製品を見る→楽天モバイル
誰でも楽天ポイント3,000ポイントプレゼント
端末を購入しない場合においても、MNP・新規契約問わずに誰でも3,000ポイントをもらうことができます。
なお上記2つのキャンペーンはこの3,000ポイントも含まれた還元額となっています。
なおこのキャンペーンの適用条件は以下の通りです。
- 楽天回線に初めての申し込み
- 申し込みの翌月末までに開通手続きをして利用開始
- 申し込みの翌月末までにRakutenLinkアプリを使って10秒以上通話
楽天市場で買い物する場合のポイントアップ
楽天モバイル利用者は、楽天市場で買い物をする際のポイントが最大3倍アップします。
エンタメコンテンツが3ヶ月無料
様々なサービスを展開している楽天ならではですが、以下のエンタメコンテンツが3ヶ月間無料、さらに無料期間終了後も割引価格で利用できます。
- Rakutenマガジン・・・90日無料後は30%OFF
- RakutenMUSIC・・・90日間無料後は200円OFF
- パ・リーグSpecial・・・3ヶ月無料後は50%の楽天ポイント還元
- YoutubePremium・・・3ヶ月無料
楽天モバイルと他社格安SIMを徹底比較
ではここからは、楽天モバイルと他の格安SIMについて比較した結果を確認してみましょう。
(横にスクロールできます)
楽天モバイル | LINEMO | ahamo |
povo2.0 | Y!mobile | UQモバイル | IIJmio | mineo | BIGLOBEモバイル |
|
料金 | 〜3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 無制限:3,278円 |
3GB:990円 20GB:2,728円 |
20GB:2,970円 100GB:4,950円 |
3GB:990円 20GB:2,700円 |
4GB:1,078円〜 20GB:2,178円〜 30GB:3,278円〜 |
4GB:1,078〜円 15GB:2,178〜円 20GB:3,278円(※2) |
2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
1GB:1,078円 3GB:1,320円 6GB:1,870円 12GB:3,470円 20GB:5,720円 |
使用 回線 |
楽天 | softbank | docomo | au | softbank | au | docomo au |
docomo au softbank |
docomo au |
タイプ | キャリア | キャリア | キャリア | キャリア | サブ ブランド |
サブ ブランド |
MVNO | MVNO | MVNO |
割引 | – | – | – | – | 光回線セット割 家族割 |
光回線セット割 家族割 (最大△1,100円) |
– | 複数回線割 (55円/台) |
光回線セット割 家族割 (△200円) |
通話 定額 |
15分:1,100円 | 5分:550円 | 5分:0円 | 5分:550円 | 10分:880円 | 10分:880円 | 5分:500円 10分:700円 |
10分:550円 | 3分:660円 10分:913円 |
かけ 放題 |
-(※1) | 1,650円 | 1,100円 | 1,650円 | 1,980円 | 1,980円 | 1,400円 | 1,210円 | – |
※1:専用アプリを利用しての通話は無料
※2:UQモバイルの20GBプラン(コミコミプラン)は10分以内の通話定額込みの料金、光回線とのセット割は適用外
プラン・料金の比較
いくつかの容量で比較したものを見てみましょう。
3GBで他社と比較
まずは3GB。
コスパが飛び抜けて悪いというわけではありませんが、他社の方が安く設定されています。
ただ、通話料が無料であること、楽天ポイント還元率がアップすること、その他キャンペーンなどを考慮するとこの差は十分埋まるレベルでしょう。
20GBで比較
続いて20GB以内での比較。
- 楽天モバイル(20GB):2,178円
- LINEMO(20GB):2,728円
- ahamo(20GB):2,970円(5分以内かけ放題込み)
- mineo(20GB):2,178円
- IIJmio(20GB):2,000円
20GBまでであれば他社の格安SIMと比較しても安い方に入ります。ahamoやLINEMOなどキャリアが格安プランとして出している格安SIMは回線品質がかなり良い代わりに、料金は少し高めとなっています。
20GB超えで比較
最後に20GB以上での比較。
格安SIMにはあまり大容量のプランがありませんが、ahamoに80GB追加オプションが加えられたことによって100GBまで使えるようになりました。
ただ料金としては楽天モバイルがかなりお得。20GB以上使いたいならコスパだけを見ると楽天モバイル一択となります。
通信速度・回線品質の比較
楽天モバイルの回線は以下の特徴を持っています。
- 楽天回線であれば3大キャリアほどではないがそこそこ速い
- パートナー回線(au回線)はMVNOなので通信速度が少し遅い
自宅や会社など頻繁に使う場所が楽天回線に繋がるのであれば、通信速度は十分速いですし、20GBを超えて使い放題する場合の恩恵もあるのでおすすめできます。
ただau回線に頻繁につながってしまうのであれば注意が必要。若干速度が落ちる傾向があります。
もし格安SIMでも通信速度が速いほうが良いというのであれば、LINEMO、ahamoのいずれかから選ぶことをおすすめします。
とは言っても楽天モバイルでも通常の用途(SNS、動画視聴など)では基本的に問題なく使うことができます。
楽天モバイルの口コミ・評判
ここからは、楽天モバイルの口コミ・評判を紹介していきます。
50GBくらい使うのでdocomoを使っていたが、楽天モバイルができたお陰で通信費がかなり安くなった。
使い放題で3千円ちょっとは速い。速度が心配だったけど十分快適。
iPhone購入でキャッシュバックを貰えたのが良かった。あと何気に楽天ポイントの還元率アップもありがたい。
au回線に繋がって若干遅いなと感じることもあるが、必要十分。料金を考えれば満足。
基本料も安いし通話料も無料なので、コスパはめっちゃいい。
自宅がパートナー回線にしか繋がらずすぐ5GB超えて速度制限。使い放題だと思ってたが思った通りの使い方ができずに解約した。
地下や建物の中などではau回線に切り替わる。楽天回線のエリアはまだまだという印象。回線が切り替わる際に繋がらなくなることがたまにある。
1GB以内が0円だったのでサブ回線として契約していたが、料金が改定されてしまった。仕方ないけどサブ回線で1,078円は高いので解約した。
料金、特に大容量を使う人にとってのコスパの良さは高評価の口コミが多いです。また楽天回線利用時の通信速度についても速いという評判が多数。
一方で、やはりエリアの狭さに不満を感じている人も多いというのが実際のところ。すぐau回線に繋がってしまって速度制限されたり、au回線接続時の通信速度の遅さが気になる人が多くなっています。
行動圏内がどれだけ楽天回線エリア内にあるかが、満足度を大きく変えることになりそうですね。
また以前までの「1GB以内無料」がなくなってしまったというのを残念なポイントとして挙げる人も思いの外多かったです。まあ0円で持てましたからね。
楽天モバイルとメリット・デメリット
ではここからは、今まで紹介した話を整理してあらためて楽天モバイルのメリット・デメリットをまとめていきます。
楽天モバイルのメリット
まずは楽天モバイルのメリットから。
低価格で容量の上限なし
格安SIMの中でも料金は安く、特に20GB以上使う場合のコスパは良いです。
そもそも格安SIMだと大容量プラン自体が少なく、スマホで無制限と謳っているのはdocomo、au、softbankとこの楽天モバイルだけ。
大容量使いたいけど、料金は極力安く抑えたいというのであればおすすめの格安SIMと言えるでしょう。
事務手数料が0円
楽天モバイルでは、初回登録時の事務手数料が0円となっています。
他の格安SIMだと3,000円程度かかるので、これも一つのメリットです・
楽天モバイルはエリア等で若干の不安があるものの、初期費用がかからないのでとりあえずお試しに使ってみるというのもアリですね。
キャンペーンがお得
格安SIMの中ではキャンペーンがかなりお得。
特に端末購入時のポイント還元は格安SIMどころか、月額料金が高い3大キャリアにも負けないレベルです。
スマホを変えるタイミングでiPhoneに変えたいという人は、楽天モバイルがおすすめです。
専用アプリを使えば通話料が無料
楽天モバイルには15分以内かけ放題の定額通話オプション(月1,100円)がありますが、そもそも楽天モバイルの専用アプリである「RakutenLink」を利用すると、通話時間に関係なく通話料が一切無料となります。
LINE通話のようにLINE同士でなく、電話番号を知っているだけで利用できる(相手が楽天モバイルでなくてもOK)ので、普段どおりの電話として利用できます。
楽天モバイルのデメリット
では続いてデメリットです。
RakutenLinkの通話品質が悪い
RakutenLinkでの通話ですが、無料というメリットがある反面、音質が悪いというデメリットがあります。
SNS等でも、音声が途切れる、繋がらない、突然切れる、相手の声が聞こえないといった不満が散見されます。
仕事等で使う場合などは特に向いていないかもしれません。
3GB以上10GB以内なら他社の方が良い
楽天モバイルでは、3GBを境にして20GBまでを月2,178円としていますが、月に20GB近くも使わないという人にとってはもったいないプランです。
IIJmioの10GB(1,500円)の方が安く使えますね。
楽天モバイルをおすすめする人
ここでは、これまでの話をまとめて楽天モバイルをおすすめする人について紹介します。
大容量使いたいけ安く抑えたい
楽天回線に繋がるというのが絶対条件であるとして、その中でおすすめなのが大容量使いたいという人です。
3GB以内であれば他にもっと安い格安SIM(LINEMOが3GBで990円など)もありますし、3〜10GB以内なら特に他社(IIJmioが10GBで1,500円)の方が料金は安く抑えることができます。
楽天モバイルを使うかどうかの境目は20GB。20GBぎりぎりまで使って2,178円というのは他社と比較してもかなりコスパが良いですし、20GB以上の場合はいくら使っても3,278円で使える楽天モバイルのコスパは相当良いです。
楽天市場でよく買い物をする
楽天カードや楽天電気、楽天銀行など様々なサービスを展開している楽天では、利用するサービスが多いほど楽天市場で買い物する際のポイント還元率が高くなります。
そして楽天モバイルも還元率アップとなる対象サービスの一つ。
もし楽天市場で頻繁に買い物するという人であれば、楽天モバイル分の料金を上回るポイントを得られますから、かなりお得です。
まとめ:楽天回線エリア内かつ大容量使いたいならかなりおすすめ
楽天モバイルの特徴をまとめると以下の通りです。
- パートナー回線も含めて無制限に使うことができる
- 20GB以上使う場合のコスパはかなり良く、使い放題の恩恵も大きい
- 10GB以内しか使わないなら他社の方がコスパが良い
- RakutenLinkを使えば通話料無料、ただし音質は悪い
- 楽天市場のポイント還元率がアップ
楽天モバイルはエリアもかなり広くなりましたし、パートナー回線も無制限に使えるようになったので、かなり使い勝手が良くなりました。
大容量ユーザーにとってはかなりおすすめの格安SIM。低価格で無制限に使うことができるのは楽天モバイルだけですからね。
もし気になる人は、初期費用が無料なのでお試しに使ってみても良いかもしれません。