本記事では、IIJmioの最低利用期間や違約金といった、解約に関する情報を解説しています。
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IIJmioには最低利用期間や違約金はなし、いつでも解約可
IIJmioの解約時にかかるお金について解説していきます。
IIJmioの最低利用期間は課金開始月の末日
IIJmioの最低利用期間は、2023年12月に以下の通り改定されました。
【改定前】課金開始日を含む月の翌月末日まで
【改定後】課金開始日を含む月の末日まで引用:IIJmio「最低利用期間改定」
課金開始日というのは、IIJmioに申し込んだ後で実際に開通した日です。
たとえば4月5日にIIJmioが開通した場合、最低利用期間は4月30日までとなります。
すなわち最長で1ヶ月しかなく、関係ある人はよっぽどいないでしょう。
ちなみに最低利用期間内でも解約手続きを行うことは可能ですが、手続きをしても即時解約とはならず、月末の解約となりそれまではスマホが使える状態が維持されます。
解約違約金はなし(例外あり)
キャリアでは以前まで定期契約及び違約金があるのが当たり前ですが、法改正に伴い2022年3月をもってこれらは廃止。
現在はmineoに限らず、キャリア・格安SIMともに解約違約金はありません。
ただ旧プラン(mioモバイル・mioモバイルプラス)での利用を続けている人は1,000円の「音声通話機能解除調停金」が発生する場合があります。
MNP転出料など事務手数料もかからない
IIJmioはMNP転出料など解約に関する事務手数料もかかりません。
上述した通り違約金もない為、解約に伴って発生する費用は0円ということです。
MNP転出料は元々3,300円と設定している会社が多かったですが、現在はIIJmioに限らずどのキャリア・格安SIMでも無料となっています。
月額料金は1ヶ月分(日割りなし)
解約に関して一点注意しなければ行けないのが月額料金です。
解約月の月額料金は日割りとはならず、どのタイミングで解約しても1ヶ月分かかります。
その為、月初やデータ容量をたくさん余らせた状態で解約してしまうのは損。月末やデータ容量を使い切ったタイミングで解約した方がお得です。
なお、最低利用期間内(開通日の月末まで)で解約手続きを行った場合は月末まで回線は維持されます。
IIJmio解約時の注意点
続いて、IIJmio解約時の注意点を解説します。
端末の未払い分については継続して請求
IIJmioの契約と同時に端末をセットで購入し、分割払いの未払い分が残っている場合は支払いが完了するまで支払いが継続します。
なお解約しても分割払いは継続され、一括で請求されることはありません。
SIMカードの返却は必要
他社だとSIMカードは返却不要、自分で破棄が一般的ですが、IIJmioでは解約に伴い不要になったSIMカードの返却が必要と明記されており、以下の住所に返送しなければなりません。
〒143-0006
東京都大田区平和島3-6-1東京団地倉庫A-2 棟 住友倉庫内
宛名:IIJ モバイル 解約受付センター
TEL:0570-09-4400引用:IIJmio「SIMカードの返却について」
返却する際は破損を防ぐ為、台紙等にSIMカードを貼り付けて封筒に入れて送りましょう。
なお、以下の記載がある通り、却しなくても実は問題ありません。
紛失等でご返却が難しい場合、返却期限はありませんので、見つけた際にご返送ください。
また、返却ができなかったことによる費用は発生しません。ご安心ください。引用:IIJmio「SIMカードの返却について」
できれば返却してくださいという感じです。
MNPで乗り換える場合は解約手続きはせずに新しい会社で契約
IIJmioに限った話ではないですが、同じ電話番号で他社に乗り換える場合は解約手続きをするのではなく、他社でMNPでの新規契約を行う必要があります。
MNPの場合は他社への契約が完了し開通した際に、IIJmioは自動解約となる為、解約手続きを行う必要はありません。
IIJmioでの解約手続きをしてしまうと同じ番号の利用はできなくなってしまい、また解約手続きのキャンセルもできないので注意しましょう。
MNPによる端末割引を何度も利用しているユーザーは、割引額分の請求をされる可能性あり
IIJmioではMNPの特典として端末代の大幅割引、最安で110円で購入できるセールが行われていることが多いです。
ただ短期解約の場合は、割引額分(2〜3万円)の請求がされる可能性があるので注意が必要です。
- 転売目的のご購入と判断し得る場合、申込をお断りさせていただくことがございます。また、申込完了後であっても当社はのりかえ価格の提供を取消し、割引相当額を別途請求させていただくことがございます。
(例)お申し込み日からの直近1年以内に、音声SIM/音声eSIMを多回線解約されている場合など。
(例)同一世帯・ 同一住所に属する複数人の方がそれぞれ複数の端末を購入される場合など。引用:IIJmio「スマホ大特価セール」
あくまで転売を防止する為であり、キャンペーンの利用が初めて、短期解約するのが初めてであれば割引額を請求されることはないと考えて良いでしょう。
短期解約によるブラックリストはある?
携帯電話は、短期解約するとブラックリスト入りして再契約できなくなるというイメージを持っている人は少なくないでしょう。
事実、以前は半年(180日)以内に解約するとブラックリストに入ることもありました。
しかし2023年2月に総務省は、「短期解約を理由に、事業者が新しい契約を拒むのは電気通信事業法に違反する」と判断を示しました。
その為、現在は短期解約でのブラックリスト入りはかなり少なくなっていると言って良いでしょう。
もちろん絶対ではありません。上述してスマホ割引を繰り返し使うなど転売目的とみなされた場合は再契約できなくなる可能性はあります。
ただ1回きりの短期解約で再契約できなくなることはよっぽど考えられません。
なお、支払い遅延や未払いなどを理由にブラックリスト入りし再契約ができなくなることはあります。
参考:総務省「短期解約ブラックリスト」
IIJmioから他社への乗り換え(MNP)方法
IIJmioから他社へ乗り換える場合の流れを簡単に解説すると以下の通りです。
- MNP予約番号の取得(必要な場合)
- 乗り換え先で契約
- SIM・端末の到着(数日から1週間)、esimの場合は即日
- 設定(APN設定など)
- 回線切替・開通手続き
- 各社で必要なアプリのダウンロード
ここで覚えておきたいのが「MNP予約番号の取得」ついて。
現在はMNP予約番号なしで、すぐ申し込める「MNPワンストップ」という仕組みができています。
下記に掲載している通信会社はMNPワンストップに対応している為、MNP予約番号の取得は不要(IIJmioも2024年3月末に対応)。
掲載されていない通信会社への乗り換えは、IIJmioで事前にMNP予約番号を取得しておく必要があります。
【MNPワンストップ対象】
- ドコモ
- ソフトバンク
- au
- 楽天モバイル
- Y!mobile
- UQ mobile
- ahamo
- LINEMO
- povo
- mineo
- IIJmio
- LINEモバイル
- ジャパネットたかた通信サービス
- 日本通信SIM
- b-mobile
- センターモバイル
- LPモバイル
まとめ
IIJmioには最低利用期間や違約金がなく、MNP転出料も発生しないので解約に伴う余計な出費はありません。
ただ解約月の料金は1ヶ月分かかる為、乗り換えた月は乗り換え先の携帯電話会社と合わせてスマホ代が多少増えてしまう点には注意しておきましょう。