ドコモの「irumo」は、キャリアのメインブランドの1つという位置づけにも関わらず、料金設定がwかなり安いという特徴があります。
特に3GBプランは、他のキャリアどころか格安SIMよりも安い月880円で利用することができます。
ドコモの「irumo」なら3GBプランが月880円で利用できる
ドコモ「irumo」 | ||
月額 料金 |
0.5GB | 550円 |
3GB | 880円〜2,167円 | |
6GB | 1,540円〜2,827円 | |
9GB | 2,090円〜3,377円 |
まずは、irumoの3GBプランについて、料金等を確認していきましょう。
3GBプランの基本料金は月2,167円
irumo3GBプランの基本料金は月2,167円。
irumoに変わる前のプランである5G ギガライトで3GBで使った場合の基本料金は4,565円だったので、半額以下で使うことができるようになりました。
ドコモ光とのセット割、dカード支払い割を適用することで月880円になる
irumo3GBプラン | |
基本料金 | 2,167円/月 |
ドコモ光セット割(※) | △1,100円/月 |
dカード支払い割 | △187円/月 |
家族割 | なし |
割引後料金 | 880円/月 |
※:ドコモ光だけでなく、ホームルーターのhome 5Gでも適用可
irumoは、ドコモ光(またはhome 5G)とのセット割により月1,100円の割引、そして支払い方法をdカードにすることで月187円の割引となります。
この2つを適用することで、3GBプランはたったの月880円。
キャリアどころか、格安SIMと比較しても同等もしくはさらに安い料金となります。
光回線セット割の割引が大きい為、自宅で光回線を使っている人はirumoへの乗り換えと同時にドコモ光へ乗り換えるのが良いですね。
なお、irumoでは家族割がありません。その為、家族と一緒に乗り換えなくても損することなく使えるというメリットもあります。
MNPなら端末代の割引を受けられる(最大44,000円の割引)
irumoは月額料金が安いプランであるにも関わらず、ドコモのMNP特典である5G WELCOM割の適用が可能。
主要端末の割引額は以下の通り。
対象機種 | 割引額 |
iPhone 15 | 44,000円割引 |
iPhone 15 Pro | 33,000円割引 |
iPhone 14 | 9,900円割引 |
iPhone SE(第3世代) | 16,500円割引 |
Google Pixel 8a | 32,450円割引 |
Xperia 5 IV SO-54C | 22,000円割引 |
Xperia 10 V SO-52D | 22,000円割引 |
arrows N F-51C | 22,000円割引 |
らくらくスマートフォン F-52B | 16,500円割引 |
たとえばiPhone15(128GB)はドコモだと通常149,490円ですが、5G WELCOME割を利用することで102,490円となります。
さらにいつでもカエドキプランを利用すれば実質負担額18,898円。月々の負担額は821円。この負担額でiPhone15を利用できるのは大きなメリットでしょう。
また人気AndroidのGoogle Pixel8aも大きな割引。通常84,480円に対して、5G WELCOME割を利用することで52,030円。
カエドキプログラムを利用すれば、実質負担額は7,414円となり、月々の支払額はわずか322円しかかかりません。
ドコモの「irumo」の3GBプランを他社と比較
ではここでは具体的に、irumoの3GBプランが他社と比較してどれくらいやすいかをみていきましょう。
au、ソフトバンクと比較
irumo (ドコモ) |
au (スマホミニプラン) |
ソフトバンク (ミニフィットプラン+) |
|
基本料金 (〜3GB) |
3GB:2,167円 | 〜3GB:5,665円 | 〜3GB:5,478円 |
割引種類 | ドコモ光セット割 dカード支払割 |
スマートバリュー 家族割 auPayカード支払割 |
おうち割 光セット |
割引後料金 | 3GB:880円 | 〜3GB:4,378円 | 〜3GB:4,378円 |
auやソフトバンクのライトユーザー向けプランと比較するとその差は歴然。
基本料金はもちろんですが、割引後の料金は4分の1以下です。
格安SIMと比較
携帯電話会社 | 容量 | 料金 |
irumo | 3GB | 880円〜2,167円 |
楽天モバイル | 3GB | 968円〜1,078円 |
LINEMO | 3GB | 990円 |
Y!mobile | 4GB | 1,078円〜2,365円 |
UQモバイル | 4GB | 1,078円〜2,365円 |
mineo | 5GB | 1,518円 |
IIJmio | 5GB | 990円 |
nuroモバイル | 3GB | 792円 |
irumoの880円は、MVNOの格安SIM並の安さ。
キャリアだからこその通信品質の高さを考えると、同等の料金で使うことができるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
irumoの3GBプラン、デメリットは何があると?
キャリアなのに料金が安いirumoですが、デメリットも少なからずあります。
通話定額オプションの料金が、格安SIMに比べて高い
irumoの通話定額オプションは、5分以内かけ放題が880円、時間制限なしのかけ放題が1,980円かかります。
これは他のキャリアやサブブランドと同じ料金ではあるものの、他の格安SIMと比較するとかなり割高。
たとえばソフトバンクのオンラインブランドであるLINEMOは5分以内が550円、時間制限なしが1,650円。
さらにIIJmioなら5分以内が500円、時間制限なしは1,400円となっています。
データ容量が足りなくなった時の容量追加が格安SIMに比べて高い
irumono3GBプランでは、データ容量を使い切ると速度が300kbpsに制限されます。
その場合の対策として、データ容量の追加を行うこともありますが、料金は1GBで1,100円と割高。他の格安SIMの2倍程度かかります。
irumoは月額料金こそ安いものの、有料オプションの料金が格安SIMと比べると高いというデメリットがあります。
家族間通話も有料
ドコモのプランのうち、eximoは家族間通話が無料ですが、irumoは家族間通話も有料(22円/30秒)。
家族間の通話をよくする場合は通話定額オプションに加入するか、LINE通話などを利用する必要があります。
ただしeximoを契約しているスマホからirumoへかけた場合は無料となります。
回線混雑時、eximoやahamoよりも優先的に速度が低下
当社設備内でネットワークの混雑時に「eximo」「ahamo」等の他の料金プランよりも先に通信速度の制限(通信制御)を実施するため、通信速度が遅くなる場合(例えば動画視聴ではご利用の通信環境により画質が低下する場合)があります。
引用:irumo公式
上記引用文の通り、irumoは回線混雑時などにドコモの他のプランよりも優先的に速度が低下する可能性があります。
ただ、通常時の速度は十分速く、速度が著しく低下する場面はそこまで多くありませんから、他の格安SIMのと比較すると通信品質は十分高いです。
データ繰り越しができない
irumoにはデータ繰り越しがない為、3GBのうち月内で使いきれなかった容量は消滅、翌月はまた3GBしか使うことができません。
店舗で契約すると手数料(3,850円)がかかる
irumoはオンラインで契約すれば手数料がかかりません。
しかし店舗(ドコモショップや家電量販店)で乗り換え・新規契約の手続きをすると手数料として3,850円かかります。
できるかぎりお金をかけたくないのであれば、公式サイトから契約するようにしましょう。
結局、irumoの3GBプランはおすすめできる?
自宅で光回線を使っているのであれば、irumoへの乗り換えはかなりおすすめ。合わせてドコモ光に乗り換える必要がありますが、3GBが月880円は他キャリアと比べて段違いに安いです。
また料金だけを見ればもっと安い格安SIMがありますし、光回線を使っていない場合だとirumoの3GBプランは1,980円(dカード支払い割のみ適用)かかります。
ただそれでも、キャリアであるゆえの安心感、そして通信品質の高さを考えるなら、十分おすすめできると言えるでしょう。
少なくとも、auやソフトバンクのライトユーザー向けプランを使っている人は乗り換え必須。端末割引もあるので、かなりお得に乗り換えることができますしね。