多くの格安SIMは最も大きい容量の設定を20GBとしているところが多いですが、中には30GB以上、そして無制限利用なものもあります。
本記事では、大容量を安く使うことができる格安SIMについて、キャリアとの比較も含めておすすめのものを紹介していきます。
楽天モバイルの特徴
- 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限で3,278円
- 楽天市場で買い物する人は実質無料とするこも可
- エリア・回線速度は大幅改善
- パートナー回線(au回線)も無制限に変更(以前は5GBまで)
- 通話料も無料
- ワンストップMNP対応(予約番号不要でMNP可)
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30GB以上使うことができる格安SIM一覧
30GB以上のデータ通信が可能な格安SIMは以下の通りです。
スマホ | 容量 | 料金 |
Y!mobile | 30GB | 【通常料金】 5,115円 【光セット割適用後】 3,278円 |
ahamo | 100GB (20GB+80GB増量オプション) |
4,950円 |
楽天モバイル | 無制限 | 3,278円 |
mineo | 3日で10GB以内 (パケット放題Plus加入時) ※通信速度は最大1.5Mbps |
1,958円 (10GBプラン) |
povo2.0 | 60GB 150GB |
60GB:6,490円 150GB:12,980円 |
それぞれの格安SIMについて、詳細を以下の項で紹介していきます。
30GB・50GB・100GB・無制限に使うことができる格安SIM詳細(メリット・デメリット)
上記表ではそれぞれの容量・料金を紹介していますが、単純に安いからと決めるのはNG。
ここでは、それぞれの詳細、メリット・デメリットを紹介してますので、それを考慮した上でどれにするかを選びましょう。
楽天モバイル(無制限)
楽天モバイル | |
容量・料金 | 無制限:3,278円 ※利用量が20GB未満の場合は2,178円 |
メリット | ・コスパは最も良い(圧倒的) ・格安SIMの中で唯一無制限利用が可能 ・段階制料金であまり使わなかった月は料金が安くなる ・アプリ利用で通話料が無料 |
デメリット | ・エリアが狭く、特に建物や地下で繋がらない場合がある |
コスパだけで考えるならば、楽天モバイルが圧勝でしょう。格安SIMの中では唯一無制限利用が可能であり、かついくら使っても3,278円しかかかりません。
また段階制料金で20GB未満しか使わなかった月は2,178円と安くなる、通話料も無料というのも大きなメリットです。
ただ、エリアが狭いという難点があることに注意が必要です。
新キャリアということで他のキャリアの回線を使っている格安SIMに比べるとエリアが狭く繋がりにくいといった悪い評判がかなり目立っていましたが、現在は大幅改善。
さらにパートナー回線(au回線)の上限が5GBから無制限となったので、使い勝手はかなり良くなりました。
Y!mobile(30GB)
Y!mobile | |
容量・料金 | 30GB 通常料金:5,115円 家族割適用後:3,828円 光セット割適用後:3,278円 |
メリット | ・割引が適用できれば料金が安い ・回線品質が良い(通信速度が速く、安定) ・30GB消費後も最大1Mbpsで通信可 |
デメリット | ・通常料金は他社と比較して高め ・30GB以上使えるプランがない |
ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileは、家族で複数回線使う場合(家族割)や、ソフトバンク光を使う場合(光回線セット割)により30GBでも3,278円〜で使うことができます。
またY!mobileは回線品質が良いのも大きなメリット。ソフトバンクのサブブランドであるため、MVNO(キャリアから回線をレンタルしてサービスを提供する格安SIM)に比べて通信速度や安定性に優れており、回線が混雑する時間帯(昼や夕方など)でも遅くてストレスを感じることがありません。
さらに30GBを消費した後の制限時速度は最大1Mbpsとなっているのも大きなメリットの一つ。通常時に比べるともちろん遅いものの、SNSやYoutubeを標準画質で視聴することが可能です。
ahamo(100GB)
ahamo | |
容量・料金 | 100GB:4,950円 (20GB+80GB増量オプション) ※5分以内かけ放題付き |
メリット | ・1GBあたりのコスパは良い ・回線品質が良い(通信速度が速く、安定) ・100GB消費後も最大1Mbpsで通信可 |
デメリット | ・留守電・割込通話が使えない ・20GBもしくは100GBの2つからしか選べない |
ドコモのオンライン専用格安プランとしてでているahamoは、20GBの基本プラン(2,970円)に80GB増量オプション(1,980円)を加えることで、月100GBまでが合計4,950円使えるようになります。
1GBあたりのコスパとしては非常に高く、またドコモのプランというだけあって回線品質は非常に優れており、大容量ユーザーとしてストレスなく使えるという大きなメリットがあります。
また、100GBを使い切ったとしても最大1Mbpsでデータ通信が可能で、SNSやYoutubeを標準画質で視聴することが可能です。
mineo(低速モードで3日で10GB)
mineo | |
容量・料金 | 1,958円(10GBプランの場合) ※パケット放題plusオプションで低速無制限 (3日間で10GB以内) |
メリット | ・低速モード(最大1.5Mbps)であれば大容量使える ・パケット放題Plusオプションは10GB以上のプランで無料 |
デメリット | ・あくまで低速モードなので、通信速度は遅い |
mineoの基本プランは1GB・5GB・10GB・20GBの4つとなっていますが、「パケット放題Plusオプション」を利用することでプランの容量以上に使うことが可能です。
パケット放題Plusの特徴は以下の通りです。
- mineoスイッチONで最大1.5Mbpsのデータ通信となる
- mineoスイッチON時はデータ容量の消費なし
- 3日間で10GB以内(超えると速度が最大200Kbpsに制限)
- 月額385円の有料オプションだが、10GB以上のプランなら無料
パケット放題Plusはあくまで低速状態で大容量を使えるようになる為、通常時に比べるとかなり遅いと感じてしまいます。
ただ1.5MbpsというのはSNSはもちろん、Youtubeも標準画質であれば視聴できるレベルです。
速度にこだわらないであれば、mineoのパケット放題Plusを利用して通信費を抑えるのも一つの手でしょう。
povo2.0(使いたい分だけ)
povo2.0 | |
容量・料金 | 60GB:6,490円(90日間有効) 150GB:12,980円(180日間有効) ※使いたいタイミングで容量をトッピング |
メリット | ・好きなタイミングで容量を追加できる |
デメリット | ・大容量使う場合のコスパは悪い ・留守電・割込通話は使えない ・容量がなくなると速度が128Kbps |
auの格安プランであるpovo2.0は、使いたいタイミングで好きな容量を購入(トッピング)するシステムの格安SIM。
その為、使いたい分の容量をその度に購入さえすれば、大容量使うことも可能です。
ただ、コスパとしてはあまりよくないので注意が必要です。
月30GBであれば60GB(6,490円)を購入して2ヶ月間にわたって使えば良いのでコスパは良いですが、月60GBだと6,000円以上かかることになるので、ahamoと比較してもかなり高いです。
また留守電や割込通話が使えなかったり、容量がなくなると速度が128Kbpsになりほぼ使えなくなるといったデメリットもある為、大容量使いたいという人には正直向いていないでしょう。
大手キャリアの無制限プランと比較、格安SIMとどっちを選ぶべき?
無制限に使えるスマホといえばドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアです。ここではそれら大手キャリアの無制限プランについて、格安SIMで唯一無制限プランがある楽天モバイルと比較して行きましょう。
ドコモ | ソフトバンク | au | 楽天モバイル | ||
無制限 プラン |
5Gギガホ プレミア |
メリハリ 無制限 |
使い放題 MAX |
基本プラン (段階料金制) |
|
回線品質 | ◎ | ◎ | ◎ | △ | |
基本料金 | 7,315円 | 7,238円 | 7,238円 | 3,278円 |
|
家族割 | 2回線 | △550円 | △660円 | △550円 | – |
3回線以上 | △1,100円 | △1,210円 | △1,100円 | – | |
光回線 セット割 |
△1,100円 | △1,100円 | △1,100円 | – | |
その他 割引 |
dカード支払 △187円 |
– | auPAYカード支払 △110円 |
– | |
割引後 料金 |
4,928円 | 4,928円 | 4,928円 | 3,278円 |
料金で言えば、楽天モバイルが圧倒的に安いことがわかります。
ドコモ・ソフトバンク・auはどれだけ割引を適用できるかで料金は大きく異なりますが、割引なしだと料金は楽天モバイルの2倍以上です。
ただ、ドコモ・ソフトバンク・auは単に高いだけというのではなく、回線品質が良いという大きなメリットがあります。料金が高くてもいいからストレスなく使いたいという人は楽天モバイルよりもどこも等の方が向いているでしょう。
選び方としてまとめると以下の通りです。
- とにかく安さ重視⇒楽天モバイル
- 回線品質重視でデータ利用量が100GB以内⇒いずれかの格安SIM
- 回線品質重視でデータ利用量が100GB以上⇒大手キャリア
大容量使いたいなら、格安SIMと大容量データSIMやモバイルWiFiと組み合わせるのもおすすめ
大容量のデータ通信を使いたいなら、格安SIM1つで済ませるのではなく、データSIMやモバイルWiFiと組み合わせるというのもおすすめです。
料金 | 通信 速度 |
エリア | |
楽天モバイル | ◎ 無制限 3,278円 |
◯ | ◯ |
GMOとくとく BB WiMAX |
△ 無制限 3,762円〜 |
◎ | ◯ |
ZEUS WiFi | ◯ 100GB 3,212円〜 |
△ | ◎ |
Point
- 楽天モバイル・・・コスパ◎、総合点No.1
- GMOとくとくBB WiMAX・・・通信速度◎
- ZEUS WiFi・・・エリアの広さ、繋がりやすさNo.1
格安SIMと大容量データSIMの組み合わせ(デュアルSIM)
iPhoneも含め、最近の端末は1台で同時に2つのSIMを利用する「デュアルSIM」に対応しています。
その為、音声通話用のSIMとデータ通信用のSIMを分けてそれぞれ契約し、1台で使い分けるということが可能となっています。
大容量データSIMの中で、特にChat WiFiは50GBが3,180円、100GBが3,520円と安く利用できるようになっています。
たとえば音声通話用のSIMとしてLINEMOの3GBプラン(990円)を利用したとすると、通信費の合計は以下の通りです。
50GB | 100GB | |
LINEMO (音声通話用) |
3GB:990円 | 3GB:990円 |
Chat WiFi (データ通信用) |
50GB:3,180円 | 100GB:3,520円 |
通信費合計 | 53GB:4,170円 | 103GB:4,510円 |
100GB以上の容量がahamoよりも安く使え、回線はソフトバンクの回線に準じている為、エリアも広いのでおすすめの使い方となっています。
格安SIMとモバイルWiFiの組み合わせ
モバイルWiFiを1台もっておくのもおすすめ。
上記のデータSIMをデュアルSIMとして使う場合に比べると持ち物が増えてしまうというデメリットがあるものの、スマホのみならずタブレットやパソコンなど複数の端末で大容量のデータ通信が行えるようになるので便利です。
モバイルWiFiの中でもZEUS WiFiは30GBが2,361円、50GBが3,106円、100GBが3,212円(最初の3ヶ月間は大幅割引あり)と非常に安く使える為おすすめです。
たとえば音声通話用のSIMとしてLINEMOの3GBプラン(990円)を利用したとすると、通信費の合計は以下の通りです。
30GB | 50GB | 100GB | |
LINEMO (音声通話用) |
3GB:990円 | 3GB:990円 | 3GB:990円 |
ZEUS WiFi (データ通信用) |
30GB:2,361円 | 50GB:3,106円 | 100GB:3,212円 |
通信費合計 | 33GB:3,351円 | 53GB:4,096円 | 103GB:4,202円 |
大容量のデータ通信を行うなら、格安SIM一つでなんとかしようとするのではなく、モバイルWiFi等を活用した方が通信費合計では安くなるケースが多いです。
まとめ
格安SIMで安く大容量のデータ通信を行いたいという場合に、私が個人的にまずおすすめするのは楽天モバイルです。
エリア面で他のスマホに比べて劣る部分はありますが、以前に比べるとだいぶ改善されて十分使えるレベルだと感じますし、今後さらに良くなっていくことも見込めます。
そういった中で、いくら使っても最大3,278円というのはやはり魅力。他の格安SIMと比べて、安さは抜群ですからね。
ただ回線品質重視、常にストレスなく使いたいというのであれば楽天モバイルよりahamoなどの他の格安SIM、100GB以上使うのであればドコモなどの大手キャリアの方が向いているでしょう。