フレッツ光とauひかりはどちらも主要な光回線ですが、対応エリアや月額料金、各種キャンペーン、回線そのものなど、両者には大きな違いがあります。
したがって、auひかりに乗り換える際は、現在の回線種別に関わらず新規工事が発生することや、フレッツ光のサービスを継続利用できなくなることに注意が必要です。
本記事では、フレッツ光とauひかりについて、様々な観点から分かりやすく比較していきます。
光回線ならauひかりが特にお得
- au・UQモバイルのスマホ1回線あたり最大1,100円割引
- スマホ代割引は家族全員に適用
- 高額キャッシュバック・工事費無料でかなりお得
- 関西・東海地方を除く全国で導入可能
- キャッシュバック最大72,000円(代理店経由限定)
- キャッシュバックは最短翌月末に振込
- 工事費無料
- 他社光回線からの乗り換え時の違約金負担あり
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フレッツ光とauひかりを比較
NTT東西の回線を使っているフレッツ光と、独自の回線を使っているauひかり。
光回線は初心者という人でも両者の違いが分かるように、今回は次に挙げる7つの項目に分けて比較しました。
- エリア
- 月額料金
- キャッシュバック
- 工事費用
- スマホとのセット割
- プロバイダの種類
それぞれどのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
フレッツ光 | auひかり | |
エリア | 全国 | 全国 (東海・関西・沖縄除く) |
料金 | 高い | 安い |
キャッシュバック | なし | 多い |
工事費用 | あり | 実質無料 |
スマホセット割 | なし | au・UQモバイル (最大月1,100円/台) |
プロバイダ | 300社以上 | 6社 |
提供エリア|フレッツ光は全国対応だがauひかり一部エリアが提供外
NTT回線を使用するフレッツ光はほぼ全国各地で利用可能です。
一方、auひかりは東海地方や関西地方で利用ができません。
これはKDDI系の地方回線である「コミュファ光」(東海地方)や、「eo光」(関西地方)といった子会社とエリアが被らないようにしているためです。
それぞれのエリアについては各公式サイトのエリア検索のページから、住所を入力して確認するようにしましょう。
月額料金|プロバイダ料込みになっているauひかりのほうが安い
光回線 | 戸建て タイプ |
マンション タイプ |
フレッツ光 (東日本) |
6,270円 | 4,785円 |
フレッツ光 (西日本) |
5,830円 | 4,455円 |
auひかり | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目:5,390円 |
4,180円 |
※:契約者数の多い定額プランの料金で比較。2年割等の割引適用。プロバイダはBIGLOBEの場合。
安いのはauひかり。
さらに後述するキャッシュバックも含めると、安く使えるのはauひかりです。
ただしauひかりの高額キャッシュバックは代理店経由で申し込んだ場合のみもらうことができます。
キャッシュバック、違約金還元
フレッツ光にはキャッシュバックがありません。法人契約であれば10万円など高額なキャッシュバックが貰える代理店もありますが、個人契約ではありません。
一方でauひかりは公式経由で申し込むと10,000円程度のキャッシュバックしかもらうことができませんが、代理店経由であれば最大72,000円のキャッシュバックをもらうことができます。
さらにauひかりは他社から乗り換えた際の違約金について還元してくれる特典もあり、代理店経由であれば実際にかかった違約金+20,000円キャッシュバックをもらうことができます。
コスト面ではフレッツ光とauひかりの差が大きいです。
工事費用
工事費用自体はフレッツ光の方が安く、auひかりはかなり高いです。
ただauひかりは35ヶ月間、工事費の分割代金と同じ料金を割引してくれる「初期費用相当額割引」があり、実質無料で利用することができます。
セット割|au・UQモバイルでスマホ代割引
auやUQモバイルのスマホを使っている場合、auひかりを使うことで最大で毎月1,100円の割引されます。
しかも割引は家族の回線全てに適用される為、4回線あれば最大4,400円の割引となりかなり大きいです。
一方、フレッツ光にはセット割がありません。
auひかりに限らず、光回線はまずはセット割で選んだ方がかなりお得なのでおすすめです。
使ってるスマホで選ぶ
セットで使うとスマホ代が毎月最大1,100円/1回線割引
プロバイダ|フレッツ光のほうが種類は多い、auひかりは7種類のみ
インターネットを利用するためには、光回線と合わせてプロバイダの契約も必要です。
フレッツ光ではプロバイダが豊富なのに対して、auひかりでは次の6種類のみとなります。
まあ利用できるプロバイダがかなり限定されてしまいますが、だからといって不便はないでしょう。
通信速度|一部エリアなら両者とも最大10Gbpsの速度に対応している
フレッツ光とauひかりは、どちらも通信速度が最大10Gbpsの料金プランに対応しています。
対応エリアはどちらも限られていますが、auひかりでは関東地域に集中していて、フレッツ光では大阪や愛知の一部地域でも利用できます。
なお、標準プランでの通信速度は両者とも最大1Gbpsなので、大きな違いはありません。
フレッツ光からauひかりへ乗り換えるデメリットや注意点とは?
フレッツ光からauひかりへ乗り換える際は、次の4つのデメリットに注意が必要です。
- フレッツ光からauひかりに「転用」はできない
- ネットと電話をセットで契約しないと工事費は実質無料にならない
- プロバイダが変わってメールアドレスが変わる可能性がある
- フレッツ光の「ひかりTV」をauひかりテレビに引き継げない
それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。
フレッツ光からauひかりに「転用」することはできない
通常、フレッツ光と光コラボ(ドコモ光やソフトバンク光等)は同じNTT回線を使っているため、乗り換える際に回線工事をしなくても簡単に乗り換える(転用する)ことができます。
一方、auひかりは独自の回線を使っているため、同じように「転用」することはできません。
auひかり対応マンションでもない限り、フレッツ光からauひかりへ乗り換える際は、申し込みから1か月以上は掛かると考えておきましょう。
インターネット光回線を乗り換えるメリットや注意点、乗換手順・方法は?転用や事業者変更もこれでバッチリ!!
なお、NTT加入電話で発番した電話番号であれば、auひかりへ乗り換える時に電話番号を継続することができます。(ひかり電話の場合は不可)
ネットと電話をセットで契約しないと工事費は実質無料にならない
転用や事業者変更はNTT回線を利用した光回線同士で行える手続きのため、auひかりを契約する場合は新規工事が必要になります。
工事費は戸建てタイプで41,250円、マンションタイプでは33,000円。ドコモ光は戸建てでも19,800円なので、他社と比べると高額です。
なお、auひかりでは工事費が実質無料になるキャンペーンがあります。
工事費は月額料金とまとめて分割で支払うことになり、戸建てタイプでは1回687円の60回、マンションタイプでは1回1,375円の24回。
その上で、月額料金から戸建てタイプで687円、マンションタイプは1,375円が割引されるため、実質的に工事費が無料になるというシステムです。
ただし、適用するには光回線と電話をセットで契約する必要があるため、インターネット回線だけを利用する場合は損になってしまいます。
後からauひかり電話を追加工事するのもお金が掛かるので、新規申し込みの段階でネットと電話をセットで契約することをおすすめします。
プロバイダが変わってメールアドレスが変わる可能性がある
前述したように、auひかりでは選択できるプロバイダが8種類しかなく、フレッツ光よりも大幅に少ないです。
そのため、元々フレッツ光で利用していたプロバイダが、乗り換え先のauひかりでは使用できなくなることがあります。
プロバイダが変わるとメールアドレスも変わるため、連絡先の引継ぎなどは結構面倒です。
あらかじめフリーメールなどに移行しておくか、メールサービスだけを別料金で引き続き使うかといった準備はしておいたほうが良いでしょう。
フレッツ光の「ひかりTV」をauひかりテレビに引き継ぐことはできない
フレッツ光から他社の光コラボへ転用する場合は、それまでフレッツ光で利用していたサービスの一部を乗り換え先でも滞りなく使えます。
しかし、auひかりはフレッツ光と異なる回線使用しているため「ひかりTV」などNTT系のサービスを引き継ぐことができません。
auひかりにも「auひかり テレビサービス」はありますが、地デジやBSが見れないなど「ひかりTV」内容は大きく異なります。
今まで利用してきたものが使えなくなってしまうため、オプションサービスを引き継げるかについてはしっかり確認しておくようにしましょう。
フレッツ光からauひかりへ申し込む手順
代理店から申し込む場合と、公式サイトから申し込む場合の手順について紹介します。
代理店経由で申し込めば高額キャッシュバックあり
長期的に契約する予定があり、途中解約することもなさそうなら代理店で契約するのがおすすめです。
例えば、KDDI正規代理店であるNNコミュニケーションズから申し込むと、最大72,000円のキャッシュバックをもらえます。
KDDI正規代理店 NNコミュニケーションズの強みは、キャッシュバック手続きが簡単にできること。申し込みの電話口で手続きを終えられるので、メールなどで後からやりとりする必要がありません。
開通した人の100%がキャッシュバックを受けとっているというのですから、安心ですね。
光回線だけの開通なのか、光回線と光電話のセットで開通するのかで料金も変わってくるので、NNコミュニケーションズのサイトでしっかりと確認するようにしてください。
公式サイトからの申し込み方法
次に、最も基本的な「公式サイト」での申し込み方法を紹介します。主な流れは次の通りです。
- auひかり公式サイト
- エリア検索
- 申込み
- 工事
- 開通
- NTTのインターネットサービスを解約
- 必要に応じてNTT回線の撤去
工事費やauスマートバリューを適用することを考えると、多くの場合、auひかりのネットと電話をセットで申し込むことになると思います。
その時に大切になるのが、フレッツ光から電話番号を移行する場合は、auひかりの工事手続きが完了する前にフレッツ光を解約してはいけないということです。
移行前に手続きをしてしまうと、電話番号の引継ぎが適切に行なわれない可能性が出てくるため気を付けてください。
つまり、フレッツ光から電話を移行する場合は、(1)auひかりの申し込み→(2)auひかりの工事(自動的いにフレッツ光からauひかり電話サービスに切り替え)→(3)フレッツ光のネットサービスを解約の順番となります。
フレッツ光の電話サービスを解約する必要はないこと、移行の時は手続きと解約の順番が重要になることには注意しておきたいですね。
なお、フレッツ光の契約中に乗り換える際は、違約金相当額を最大3万円まで還元してくれる「新スタートサポート」を使ってうまくカバーしましょう。
auユーザーはフレッツ光からauひかりに乗換えでお得!
auひかりは工事も実質無料で、乗り換え時は新スタートサポート割もあるので、フレッツ光の契約更新が先だとしても、違約金をしっかりカバーしてもらえます。
特にauユーザーはフレッツ光を使うよりもauひかりを使ったほうが月額料金がお得になりますし、乗り換えを検討してみても良いかもしれません。
ただ、NTT回線の光コラボなどと比べると工事に時間が掛かるなど、スムーズな乗り換えが難しかったり、ひかりTVなどのNTT系のサービスを引き継げなかったりするデメリットもあります。
そんなこと聞いてなかった…ということにならないように、違約金や特典の条件等をよく確認したうえで手続きを行うようにしてくださいね。