クレジットカード以外の支払い方法が良いからという理由で、ドコモやソフトバンクといったキャリアを使っている人もいるのではないでしょうか。
ただそれはもったいないです。
格安SIMは確かにクレジットカードでしか支払うことができないところも多いのですが、中には口座振替に対応していてクレジットカードなしでも使うことができます。
本記事ではクレジットカードなしで利用できる格安SIMを紹介していますので、通信費を節約したい人はぜひ参考にしてみてください。
クレジットカードなしでも一部の格安SIMは利用可能、キャリアから乗り換えで通信費はかなり節約できる
格安SIMはキャリアのスマホと違い、支払い方法がクレジットカードに限定されているところも多いです。
ただ一部の格安SIMは口座振替やコンビニ等での請求書払いで支払うことも可能。クレジットカードを持っていなかったとしても、格安SIMに乗り換えて通信費を節約することができます。
キャリア (ドコモ、au、ソフトバンク) |
クレカなしで使える 格安SIM |
|
小容量(3GB) | 5,000円程度 | 1,000円程度 |
大容量 | 無制限:7,000円程度 | 20GB:3,000円弱 |
見てわかる通り、格安SIMに乗り換えることで大幅にスマホ代を下げることができます。
口座振替による支払いが可能な格安SIMとそれぞれの手数料
主要格安SIMの口座振替対応状況は以下の通りです。
格安SIM | 容量 | 口座振替 | 手数料 | サービス詳細 |
ahamo | 20GB | ◯ | 0円 | 詳細 |
LINEMO | 3GB、20GB | ◯ | 0円 | 詳細 |
povo2.0 | 1GB〜(※1) | × | – | 詳細 |
Y!mobile | 4GB、20GB、 30GB |
◯ | 0円 | 詳細 |
UQモバイル | 4GB、15GB、 20GB |
◯ | 0円 | 詳細 |
IIJmio | 2GB、4GB、8GB、 15GB、20GB |
× | – | 詳細 |
mineo | 1GB、5GB、 10GB、20GB |
△ (※2) |
0円 | 詳細 |
楽天モバイル | 〜無制限 (段階制料金) |
◯ | 110円 | 詳細 |
※1:1GBから150GBまで好きなデータ容量を随時トッピング
※2:光回線のeo光を利用有で口座振替を選択している場合
ドコモやソフトバンクの格安プランとして展開されているahamoやLINEMOは口座振替可能。
またソフトバンク、auのサブブランドであるY!mobile、UQモバイルや新キャリアである楽天モバイルも口座振替による支払いが可能となっています。
一方でキャリアから回線をレンタルして通信サービスを提供しているMVNOタイプの格安SIM(IIJmioやmineoなど)は基本的に口座振替に対応しておらず、クレジットカード払いしか選ぶことができません。
mineoは関西のみで展開されている光回線のeo光を契約している場合にのみ口座振替が可能となっており、mineoだけで契約している場合の支払い方法はクレジットカードのみです。
請求書払いによる支払いが可能な格安SIMとそれぞれの手数料
続いて請求書払いの対応状況です。
格安SIM | 容量 | 請求書払い | 手数料 | サービス詳細 |
ahamo | 20GB | × | – | 詳細 |
LINEMO | 3GB、20GB | × | – | 詳細 |
povo | 1GB〜 | × | – | 詳細 |
Y!mobile | 3GB、15GB、 25GB |
× | – | 詳細 |
UQモバイル | 4GB、20GB、 30GB |
× | – | 詳細 |
IIJmio | 4GB、15GB、 20GB |
× | – | 詳細 |
mineo | 1GB、5GB、 10GB、20GB |
× | – | 詳細 |
楽天モバイル | 〜無制限 (段階制料金) |
× | – | 詳細 |
格安SIMはコンビニ等での請求書払いを選択できるものがありません。
各携帯電話で「請求書払い」となる場合もありますが、それは以下のケースに該当する場合のみです。
- 口座振替に選択した場合に登録されるまで
- クレカや口座振替を選択しているが、残高不足で支払いができなかった場合
どの格安SIMでも支払い方法として請求書払いを選択することはできず、クレジットカードや口座振替のいずれかを選択しなければなりません。
各格安SIMのその他の支払い方法に関する注意点
格安SIMの中には、クレジットカードや口座振替以外でも電子マネーやポイントで支払うことができるところもあります。
ただこれらはそれ単独で支払い方法として設定できるわけではありません。
LINEMOやY!mobileはPayPayで支払うことができるものの、コンテンツ情報量や消費税については不可となっているのでPayPayで全ての料金を支払うことができるわけではなく、クレジットカードもしくは口座振替を支払い方法として選択しなければなりません。
楽天モバイルも楽天ポイントのみでの支払いは不可、支払い方法をクレジットカードとしている場合に楽天ポイントを料金の一部にあてることが可能となります。
クレカなし、口座振替で利用できるおすすめ格安SIM詳細
格安SIMをクレジットカードなしで使おうと思った場合は口座振替に対応している格安SIMを使うことになります(請求書払いは不可)。
そこでここでは、口座振替で利用できるおすすめ格安SIMを紹介していきます。
LINEMO|小容量(3GB)が安いソフトバンクの格安プラン
LINEMO | |
料金 | ミニプラン(3GB):990円 スマホプラン(20GB):2,728円 |
通話オプション | 5分以内無料:550円 かけ放題:1,650円 |
使用回線 | softbank |
タイプ | キャリア |
- 回線品質◎、混雑する時間帯も快適
- スマホプラン契約で最大15,000円分のPayPayポイント
- ミニプラン契約で、5,940円相当のPayPayポイント
- 通話定額オプションが7ヶ月間無料
softbankが出している格安プランであるLINEMO。softbank回線を使うので回線品質は問題なし。MVNOタイプの格安SIMに比べて、速度や安定性も高いですし、時間帯による制限もありません。
また他のキャリアタイプの格安SIMに比べて、キャンペーンなどが豊富なのも大きな特徴。
20GBプランも安いので、口座振替で格安SIMを使うなら一番おすすめです。
ahamo|20GB、追加オプションで100GBも可能なドコモの格安プラン
ahamo | |
料金 | 100GB:4,950円 |
通話オプション | 5分以内無料:0円 かけ放題:1,100円 |
使用回線 | ドコモ |
タイプ | キャリア |
- 回線品質◎、混雑する時間帯も快適
- 端末割引やdポイント還元あり
ドコモが出している格安プランであるahamo。ドコモ回線を回線品質は問題なし。MVNOタイプの格安SIMに比べて速度や安定性も高いですし、時間帯による制限もありません。
他のキャリアタイプの格安SIMの(povoやLINEMO)より、料金が安いというのも大きなメリット。5分以内の通話無料がついていて、3,000円以内で利用することができるようになっています。
また80GB追加オプションが非常に安く、基本料金の20GBと加えて100GB使えるというのもポイントでしょう。大容量使える格安SIMは他にないので、30GBを以上使うのであれば唯一の候補です。
Y!mobile|家族で使うと2回線目から安くなるソフトバンクのサブブランド
Y!mobile | |
基本 料金 |
4GB:2,365円 20GB:4,015円 30GB:5,115円 |
割引 | 光回線セット割:最大△1,650円(1回線目〜) 家族割:△1,100円(2回線目〜) PayPayカード割:△187円 |
割引後 料金 |
4GB:1,078円 20GB:2,178円 30GB:3,278円 |
通話オプション | 10分以内無料:880円 かけ放題:1,980円 |
使用回線 | softbank |
タイプ | サブブランド |
- 回線品質◎、混雑する時間帯も快適
- 端末代割引、1円端末あり
- 他社乗り換えでPayPayポイント最大20,000円分プレゼント
- データ増量オプション6ヶ月無料
softbankのサブブランドであるY!mobile。MVNOに比べて速度は十分に速く、混雑する時間帯でも極端に遅くなるようなことなく快適に使うことができます。
基本料金は高いのですが、割引を適用すると月額料金が割引されるのでかなりお得。家族割を適用できるのであれば、一番安く使い勝手が良いので複数回線使うのであればおすすめです。
また様々な特典・割引が充実しているのもサブブランドの特徴。キャッシュバックもありますし、端末も安く購入できるのでメリットの多い格安SIMです。
楽天モバイル|容量無制限の新キャリア
楽天モバイル | |
料金 | 〜3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 〜無制限:3,278円 |
通話オプション | 15分以内無料:1,100円(標準アプリ) ※専用アプリ利用時はオプションなしで無料 |
使用回線 | 楽天 |
タイプ | キャリア |
- 今だけ!初めて申し込みで10,000ポイントプレゼント!
- どれだけネットを使っても最大3,278円
- 専用アプリ利用で国内通話無料
- 端末割引あり、iPhoneの実質価格は全キャリア最安
- MNPで最大12,000円分のポイント還元
- 楽天市場でのポイント還元率アップ
新たなキャリアとして楽天が出している楽天モバイル。料金は段階制で、20GBを超えるとそれ以上はずっと定額で容量の制限がありません。
口座振替の場合は手数料として毎月110円かかってしまいますが、もともとのコスパが良いので大きなデメリットではありません。
新キャリアということで他のキャリアの回線を使っている格安SIMに比べるとエリアが狭く繋がりにくいといった悪い評判がかなり目立っていましたが、現在は大幅改善。
さらにパートナー回線(au回線)の上限が5GBから無制限となったので、使い勝手はかなり良くなりました。
まとめ:キャリアの格安プランやサブブランドならクレカなしでも利用可能
MVNOタイプの格安SIMはクレジットカード払いにしか対応していないものの、povoを除くキャリアの格安プラン(ahamo、LINEMO)やサブブランド(Y!mobileやUQモバイル)であれば口座振替も手数料なしで支払うことが可能です。
キャリアに比べるとかなり安く使うことができるので、ぜひ活用してください。