格安SIM

auの無制限プラン「使い放題MAX」にメリットはある?無制限・大容量のデータ通信なら格安SIMの方がおすすめかも

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高速で安定したモバイルデータ通信が使い放題というのが魅力のau「使い放題MAX 4G/5G」。

本記事ではこのプランについて特徴やメリット、デメリットについて詳しく解説していきます。

〈PickUp〉おすすめ格安SIM

回線速度◎

回線速度はキャリアの格安プランがおすすめ

  • LINEMO・・・990円/3GB、2,728円/20GB、お得なキャンペーン多数
  • ahamo・・・2,970円/20GB、5分以内の通話無料

料金◎

  • 楽天モバイル・・・1,078円/〜3GB、3,278円/無制限、回線品質も大幅改善
  • IIJmio・・・990円/5GB、2,000円/20GB
  • mineo・・・1,958円/10GB、最大1.5Mbpsの節約モードが無制限

auの使い放題MAX 4G/5Gの特徴、料金、他のキャリアとの比較

では、まずは使い放題MAX 4G/5Gの料金・特徴を紹介していきましょう。

  使い放題MAX 4G/5G
データ容量 無制限(※1)
月額料金
(割引適用無し)
〜3GB:5,538円
3GB以上:7,238円
月額料金
(最大割引適用時)
※割引は下記参照
〜3GB:3,278円
3GB以上:4,928円
家族割
(家族割プラス)
2回線:△550円
3回線以上△1,100円
光セット割
(スマートバリュー)
△1,100円
auPAYカード
お支払割
△110円
通話オプション かけ放題:1,870円
5分以内通話無料:770円
家族間通話 無料
制限時
最大通信速度
128kbps

※1:ネットワーク混雑時や大量通信時に通信制限がかかる場合もあり

auの使い放題MAX 4G/5Gで利用できるデータ容量

使い放題MAX 4G/5Gは、毎月の利用可能がデータ量が無制限となっている使い放題プランです。

ただし、4G LTE契約の場合は「大量通信または長時間接続を伴うサービスでは、スマートフォンでの一般的なご利用(例:HD画質での動画視聴など)に支障のない範囲で通信速度を制限」するとされています。

また、5G契約の場合であっても、回線が混雑している時や一人で大量のデータ通信を行った時には制限される場合があるとなっています。

使い放題MAX 4G/5Gの基本料金、各種割引、割引後料金

月額料金
(割引適用無し)
〜3GB:5,538円
3GB以上:7,238円
月額料金
(最大割引適用時)
※割引は下記参照
〜3GB:3,278円
3GB以上:4,928円
家族割
(家族割プラス)
2回線:△550円
3回線〜:△1,100円
光セット割
(スマートバリュー)
△1,100円
au PAYカード
お支払割
△110円

使い放題MAX 4G/5Gの基本料金は7,238円となっていますが、データ利用量が3GB以内であれば1,650円割引され5,538円となります。

またauは各種割引が大きく、家族割や光回線とのセット割(スマートバリュー)、カード支払い割を適用することで最大2,310円の割引が適用されます。

そして割引をフルで適用できた場合は4,928円で利用できるようになります。

ahamo、楽天モバイル、他キャリアとの比較

  au ahamo 楽天モバイル ドコモ  ソフトバンク
プラン 使い放題
MAX
大盛り 基本 eximo メリハリ
無制限
容量 無制限 100GB 無制限 無制限 無制限
基本料金 7,238円 4,950円
(かけ放題込み)
3,278円 7,315円 7,238円
割引後
料金
4,928円 4,928円 4,928円

無制限もしくは大容量を使えるスマホを比較した場合、最も安く使うことができるのは楽天モバイル。家族割や光回線とのセット割などなしで、単純に安く利用することができます。

ドコモのオンライン専用格安プランであるahamoは4,950円で100GBまで使うことが可能です。使い放題MAX 4G/5Gでフルに割引で適用した場合に比べると料金がわずかに高いものの、5分以内のかけ放題付きであることや割引関係なく基本料金自体が安いということを考えるとメリットは良いです。
またahamoは回線品質の面でも心配ありません。

ドコモやソフトバンクはauとほぼ同じ。割引についても家族で3回線以上や光回線とのセット利用など同じ条件となっています。

auの使い放題MAX 4G/5Gのメリット

ではここからはauの使い放題MAX 4G/5Gのメリットを紹介していきます。

高速で安定した通信が無制限で利用できる

回線自体を自社で提供しているキャリアは、回線を借りて通信を提供する格安SIMよりもかなり速度や安定性が優れているというメリットがあります。

無制限にデータ通信を使いたいという人にとって、高速であることや回線が混雑する時間帯でも遅くならないというのは非常に重要な点。高くてもキャリアの無制限プランを選択することでストレスを感じずに使うことができるでしょう。

またそもそもデータ通信が無制限なのはドコモ・ソフトバンク・auの3大キャリアに加え、新キャリアの楽天モバイルだけ。

格安SIMはだいたいが最大20GBまでで、唯一ドコモの格安プランであるahamoがオプション利用で100GB使える程度です。

楽天モバイルは回線品質面で3大キャリアにまだ劣っている(エリアが狭い、使っている周波数が建物に弱い)ことを考えると、安定した通信を無制限に使えるのは3大キャリアだけです。

サービスが充実している、安心感がある

格安SIMなどは基本的に申し込みや相談などがオンラインのみ。ドコモが格安プランとしてだしているahamoもオンライン専用です。

一方でauはauショップや家電量販店など、多数の店舗で申し込むことや事前の相談が可能です。また契約中に故障やトラブルなど困ったことがあった場合も相談しに行くことができます。

サービスの充実や安心感は、キャリアだからこそのメリットであると言えるでしょう。

留守電や割込通話の利用が可能

ドコモの格安プランであるahamoでは留守電や割込通話を使うことができません(オプションもなし)。他の格安SIMでも同様に使えないものもいくつかあります。

しかしauは留守電は330円、割込通話は月220円(セットで使う場合は440円)で使える為、ビジネス用に使う場合でも安心です。

割引をフルで利用できればそこそこ安く使うことができる

使い放題MAX 4G/5Gは一切割引を行わなければ7,238円と高いですが、家族で3回線以上使ったりauひかりやビッグローブ光、eo光といったスマートバリュー対象の光回線とセットで使えば4,928円まで安くなります。

auの使い放題MAX 4G/5Gのデメリット

続いて使い放題MAX 4G/5Gのデメリットです。

料金が高い

格安SIMであれば20GBでも2,000円~3,000円程度で使えたり、楽天モバイルは3,278円でデータ通信が無制限で利用できることを考えるとauの使い放題MAX 4G/5Gの7,238円はかなり高いです。

もし割引をフルで利用したとしても4,928円であり、それでも他社より高いです。 

動画視聴やなどであれば他の格安SIMでもスムーズに利用できる速度は十分にでますし。モバイルWiFi(WiMAX)を使えばもっと安く無制限使えることを考えるとこの料金をだしてまでauを利用するかはよく考えなければなりません。

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割引をフルで適用する為の条件が厳しい

割引を適用できれば安くなると言っても、そもそも割引をフルで適用する為の条件は思いの他厳しいです。

まず家族割で1,100円の割引をする為には家族で3回線以上必要です。格安SIMに比べて割引後でも高いauで3回線以上使うので家族全体の通信費がかなり高くなってしまいます。

特にauの小容量プランである「スマホミニプラン」は割引を適用したとしてもかなり割高なので、家族全員がauを持つというのは通信費の面で言えばおすすめできません。

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テザリングは30GBまで

テザリングでパソコンやタブレット等を利用する場合については、毎月30GBまでとなっています。

そして30GBを超えた場合は通信速度は送受信最大128kbpsに制限されます(翌月1日に解除)。

ドコモの5Gギガホプレミアや楽天モバイルは特に制限なし、ahamoもプランの容量内であれば可能(大盛りオプション利用時は100GBまで)です。

テザリングをよく使う場合はちょっと不便ですね。

au使い放題MAX 4G/5Gをおすすめできない場合

「高速で安定したデータ通信がどこでも無制限に使うことができる」というのは確かに大きな魅力です。人によってはかなり良いサービスとなりうるでしょう。

ただやっぱり料金が高すぎます。

その為、使い放題MAX 4G/5Gはおすすめできない場合、無駄に高いお金を払うことになってしまう場合があるので注意が必要です。

光回線がありスマホのモバイルデータ通信が実は少ない場合

auひかりやビッグローブ光、eo光といったスマートバリュー対象の光回線を利用し、家族で3回線以上使えば使い放題MAX 4G/5Gでも4,928円で利用することできます。

しかし光回線も使っているならば、スマホのモバイルデータ通信を利用するのは外出時だけとなる為、実はスマホを無制限プランにする必要性がない可能性があります。

それこそ20GBあれば十分な場合も多々あります。

auの場合、4GBまでのスマホミニプランと無制限の使い放題MAX 4G/5Gしかプランがありません。その為、4GBでは足りないという場合に盲目的に使い放題MAX 4G/5Gを選んでしまっている人もいるでしょう。

ただ、実際に使っている容量が20GB以下ならドコモのオンライン専用のahamoやソフトバンクのサブブランドであるY!mobile、auのサブブランドであるUQモバイルを使った方が安く済みます。

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100GB以上使わない場合

もしスマホで100GB以上は使わないというのであれば、auの使い放題MAX 4G/5Gよりもahamoの大盛りオプションを利用した方がお得です。

ahamoでは基本プランに80GBを追加できる大盛りオプションを利用すると、合計100GBが4,950円(5分以内の通話し放題つき)で利用することができます。

使い放題MAX 4G/5Gは基本料金だと7,238円、家族割(3回線以上)とカードお支払い割を適用しても6,028円ですから100GB以上使わないのであればahamoを利用した方が1,000円以上安くなります。

しかもahamoであればドコモと同じ回線を使うので、回線品質も高速で安定しています。

ahamoの公式サイト

ahamoの詳細、評判・口コミをチェック!

主な使用用途が動画視聴・SNSの場合

主な使用用途が動画視聴やSNSならばモバイルWiFiであるWiMAXを使うことをおすすめします。

GMOとくとくBB WiMAXであれば月4,000円程度でデータ通信が無制限。

WiMAXは以前まで3日で10以上使うと翌日に速度が低下する制限がありましたが、現在はその制限が撤廃されてデータ使い放題となっています。

たとえばmineoのマイそくスーパーライト(250円)と合わせて使えば、auよりもずっと安い料金で使うことができます。

通信速度についてはauの方が優れていますが、WiMAXでも高画質の動画視聴やSNSは快適に利用できます。多少速度は落ちても十分快適に使えるレベルではあるので、より安い方を使った方が良いでしょう。

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使い放題MAX 4G/5Gを使うべき人はどんな人?

では逆にauの使い放題MAX 4G/5Gを使った方が良い人はどんな人でしょうか。

とにかく高速・安定の通信品質を求める人

料金が高くてもいいから常に高速で安定した通信を求めるのであれば、auを使うことでの満足度はおそらく高いです。

格安SIMやモバイルWiFiなど安く使えるものは多数ありますが、回線品質はやはりドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアが最も優れています。

ストレスなく使うという点を最重要視するのであれば使い放題MAX 4G/5Gが一番良いでしょう。

auの安心感が欲しい人

ahamoはオンライン専用プランなので、ドコモのように店頭での契約や相談などが原則できません。

povo2.0もオンラインのみなのでauショップでは利用できませんし、他の格安SIMも基本的にはオンラインのみです。

ショップでの手厚いサポートは、キャリアならではの魅力なわけです。

それ故に料金も高くなってしまいますが、スマホを使う上で安心感がほしいというのであれば高くてもauを選ぶというのも決して悪いことではありません。

大切なのは料金の安さだけではありませんからね。

auで契約することでiPhoneなどのスマホが安く買える場合

家電量販店などでは、ドコモ・au・ソフトバンクを新規契約もしくはMNPする時にiPhoneなどを非常に安く購入できる場合があります。

これは、格安SIMなどにはないメリットです。

ちょうど新規契約やMNPでスマホの会社を変えようとしている、かつスマホを新しい端末に変えようとしているという人であれば一旦auで契約するというのもありでしょう。

容量別のおすすめの格安SIM

auは通信品質が優れているというメリットがあるものの、やはり料金が高いのが懸念点。

通信費を抑えたいという場合にはやはり格安SIMを選ぶことをおすすめします。

ここでは、月間のデータ使用量ごとでのおすすめ格安SIMを紹介していきます。

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月間のデータ使用量が20GB以下

  • ahamo・・・20GBで2,970円(5分以内かけ放題付き)
  • LINEMO・・・20GBで2,728円

ドコモのオンライン専用プランであるahamoであれば、20GBが2,970円で使うことができます。さらにこの料金には5分以内の通話かけ放題が含まれているので、コスパは非常に良いです。

もし音声通話は不要というのであれば、ソフトバンクのオンライン専用プランLINEMOがおすすめ。20GBで2,728円とahamoよりも安い料金で利用できます。

月間のデータ使用量が100GB以内

  • ahamo・・・100GBで4,950円(5分以内かけ放題付き)
  • 楽天モバイル・・・データ使い放題で3,278円

格安SIMは基本的に20GBまでのプランしかありません。ただahamoであれば大盛り100GBまで使えますし、新キャリアである楽天モバイルは

楽天モバイルなら20GB以上はいくら使っても3,278円と非常に安い料金でデータ使い放題です。

ahamoは料金が若干高いものの、ドコモの回線なので高速で安定した通信でストレスなく利用できます。

一方で楽天モバイルは回線品質こそ若干劣る(建物内で圏外になる場所がある、auよりも遅いなど)ものの、いくらつかっても3,278円という非常に安い料金で使えるという魅力があります。

月間のデータ使用量が100GB以上

100GB以上の容量を3大キャリア以外で使うことができるのは楽天モバイルだけです。もしスマホ単体で、かつ安く使いたいというのであれば楽天モバイル一択でしょう。

ただモバイルWiFiを持つというのもおすすめ。WiMAXであればデータ使い放題で、スマホだけでなくタブレットやパソコンもわざわざテザリングせずに利用できるので使い勝手が良いです。

まとめ

使い放題MAX 4G/5Gの高速・安定した通信が使い放題というのは非常に魅力的です。

ただいかんせん料金が高いです。

家族4人でスマホを使う場合、格安SIMを利用すれば1万円以下で抑えることができるのに、auを使ってしまうと倍以上かかることもあります。

もしスマホ代を安くしたいと考えているなら、ぜひau以外の格安SIMにも目を向けてみてください。

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