デュアルSIMはスマホ1台で電話番号を2つ持つことができること以外にも、片方の弱点を補うことができるというメリットがあります。
特にドコモのような月額料金が高い大手キャリアを利用している場合、デュアルSIMとして格安SIMを併用することでスマホ代が安くできることもあるのでかなりおすすめです。
本記事ではデュアルSIMの組み合わせについて、ドコモと相性が良いものを解説してきますのでぜひチェックしてみてください。
楽天モバイルの特徴
- 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限で3,278円
- 楽天市場で買い物する人は実質無料とするこも可
- エリア・回線速度は大幅改善
- パートナー回線(au回線)も無制限に変更(以前は5GBまで)
- 通話料も無料
- ワンストップMNP対応(予約番号不要でMNP可)
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ドコモの概要、強い点、弱い点
まずは簡単にドコモの料金等概要、そしてデュアルSIMを選ぶ上で重要となるドコモの強い点、弱い点を確認していきましょう。
ドコモの概要
ドコモ | |
基本料金 | 【eximo】 〜1GB:4,565円 1〜3GB:5,665円 3GB〜無制限:7,315円 【irumo】 |
割引 | ドコモ光セット割:1,100円 家族割:最大1,100円 dカード支払割:187円 |
割引後料金(※1) | 【eximo】 〜1GB:2,178円 1〜3GB:3,278円 3GB〜無制限:4,928円 【irumo】 |
通話定額オプション | 5分以内:880円 かけ放題:1,980円 |
対応SIM | 物理SIMまたはeSIM |
2つの料金プラン
ドコモの料金プランは大きくわけて、大容量ユーザー向けである容量無制限のeximoと、小容量ユーザー向けで0.5GBから9GBまでの容量を選ぶことができるirumoがあります。
月額料金は格安SIMと比較するとかなり高いものの、後述する割引を適用することで大幅な割引を受けることができます。
光回線のセット割、家族割により月額料金が大幅割引
ドコモには光回線とのセット割、家族割があります
- 光回線(ドコモ光)とのセット割・・・eximo、irumo(0.5GB除く)で適用可、月1,100円割引
- 家族割・・・eximoで適用可、2人利用で月550円、3人以上で月1,100円割引、irumoやahamoを使っている家族も人数に換算
これにより、月額料金はかなり安くなり、eximoは無制限で4,928円、irumoは3GBが880円となります。
ドコモの強い点
ドコモの強い点を挙げると以下の通り。
- 通信速度が速く、安定している
- 端末代割引、返却プログラムで最新端末を安く購入できる
- サポートが充実している
ドコモの通信速度は、格安SIMに比べてかなり速く、回線が混雑する時間帯(平日昼など)でも速度の低下が少なく、快適に使うことができます。
また、家電量販店で行われている端末代の割引や返却プログラムを利用することで、最新機種がかなり安く購入できるというメリットもあります。
ドコモの弱い点
一方でドコモのデメリットは以下の通り。
- 料金が高い(月額料金、通話定額)
- 10GB以上使う場合はちょうど良いプランを選べない
eximoの基本料金は7,315円。楽天モバイルなら無制限が3,278円ですから2倍以上です。
光回線のセット割、家族割を適用できれば4,928円まで安くなるものの、それでも楽天モバイルよりは高いです。
またirumoで光回線のセット割を適用することができれば格安SIMなみの料金になるものの、容量は9GBまで。
10GB以上使いたい場合はeximoを使うしかなく、そこまで大容量を使わないのに高い通信費を支払うことになってしまいます。
楽天モバイルの特徴
- 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限で3,278円
- 楽天市場で買い物する人は実質無料とするこも可
- エリア・回線速度は大幅改善
- パートナー回線(au回線)も無制限に変更(以前は5GBまで)
- 通話料も無料
- ワンストップMNP対応(予約番号不要でMNP可)
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デュアルSIMを選ぶ上でのポイント、注意点
ではここからは、デュアルSIMで併用する他のSIMを選ぶ上でのポイント、注意点を紹介していきます。
弱点を補えることができることがが重要
ドコモでは毎月10GB〜20GBしか使わない場合でも、無制限プランのeximoを選ぶしかないというデメリットがあります。
しかしデュアルSIMでドコモは小容量のirumo、足りない分を格安SIM等で補う形にすることで、eximoを使うよりもスマホ代が安くすることが可能です。
デュアルSIMであれば格安SIMの平日昼に速度が低下するという難点も、時間帯によってドコモを使えば問題ありません。
またもうひとつのSIMをドコモ以外の回線を使っているものを選ぶことで通信障害時や繋がりにくいエリアにも対応できるようになります。
せっかくデュアルSIMとして2つのSIMを利用するなら、弱点を補うことができるものを選びましょう。
2つのSIMのうち、どちらかはeSIMを選ぶこと
iPhoneはXS・XR以降の端末であればデュアルSIMに対応していますが、物理SIM2枚で組み合わせることはできず、一つはeSIMにしなければなりません
またAndroidでも一部の端末は物理SIM2枚を組み合わせることができますが、eSIMを組みわせる必要がある端末が多いです。
格安SIMよってはeSIMに対応していないところもある為、組み合わせ次第でドコモではeSIMを利用する必要があります。
SIMロックは解除しておく
使っている端末がドコモで購入した場合はSIMロックされていないか注意が必要です。
現在使っている端末の購入が2021年8月27日以降であればSIMロックがかかっていませんが、それ以前に購入した端末の場合はドコモのSIMロックがかかっている可能性があります。
SIMロックがかかっているとドコモ回線以外のSIMを使うことができない為、あらかじめ解除しておくようにしましょう。現在は条件なしですぐ解除できるようになっています。
ドコモのSIMロック解除はこちら→https://www.docomo.ne.jp/support/unlock_simcard/
ドコモとデュアルSIM最強の組み合わせ
ではここから具体的にソフトバンクと組み合わせるおすすめのSIMを紹介します。
楽天モバイル
楽天モバイル | |
料金 | 〜3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 〜無制限:3,278円 |
通話オプション | 15分以内無料:1,100円(標準アプリ) ※専用アプリ利用時はオプションなしで無料 |
使用回線 | 楽天 |
タイプ | キャリア |
- 今だけ!初めて申し込みで10,000ポイントプレゼント!
- どれだけネットを使っても最大3,278円
- 専用アプリ利用で国内通話無料
- 端末割引あり、iPhoneの実質価格は全キャリア最安
- MNPで最大12,000円分のポイント還元
- 楽天市場でのポイント還元率アップ
新たなキャリアとして楽天が出している楽天モバイル。料金は段階制で、20GBを超えるとそれ以上はずっと定額で容量の制限がありません。
またキャンペーンも他社に比べて充実しており、コスパはトップクラスです。
たとえばドコモはirumoの3GB(割引後880円)、楽天モバイルは20GBの以内(2,178円)という組み合わせで使うと3,058円。ドコモで無制限プラン(eximo)を利用するよりもスマホ代はかなり安くなります。
以前は新キャリアということでエリアが狭く繋がりにくいといった悪い評判がかなり目立っていましたが、現在は大幅改善。
さらにパートナー回線(au回線)の上限が5GBから無制限となったので、使い勝手はかなり良くなっているのでかなりおすすめです。
LINEMO(ソフトバンクのオンライン専用プラン)
LINEMO | |
料金 | ミニプラン(3GB):990円 スマホプラン(20GB):2,728円 |
通話オプション | 5分以内無料:550円 かけ放題:1,650円 |
使用回線 | softbank |
タイプ | キャリア |
- 回線品質◎、混雑する時間帯も快適
- スマホプラン契約で最大15,000円分のPayPayポイント
- ミニプラン契約で、5,940円相当のPayPayポイント
- 通話定額オプションが7ヶ月間無料
LINEMOはソフトバンクのオンライン専用プランだけあって電波も◎。通信速度は速く、料金も20GBので2,728円とeximo単体で使うよりも安く使えます。
LINEMOはキャンペーンも充実しており、月額料金以上にコスパが良い点も最もおすすめできる点です。
IIJmio
IIJmio | |
料金 | 2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 30GB:2,700円 40GB:3,300円 50GB:3,900円 |
通話オプション | 5分以内無料:500円 10分以内無料:700円 かけ放題:1,400円 |
使用回線 | docomo、au |
タイプ | MVNO |
- 格安SIMの中でもトップクラスの安さ
- 端末代最大54,000円割引
- 月額料金が3ヶ月間440〜1,100円割引
- 通話定額オプションが6ヶ月間410円割引
コストを重視するならIIJmioがおすすめ。上記の通り料金がかなり安いです。
IIJmioはMVNO(キャリアから回線を借りて通信サービスを提供)の格安SIMなので平日昼に速度が低下するといったデメリットがあるものの、デュアルSIMなら時間帯によってドコモと使い分けることができるので、ストレスなく使うことができるでしょう。
mineo
mineo | |
料金 | 【マイピタ】 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 【マイそく】 スーパーライト(最大32kbps)・・・250円 ライト(最大300kbps)・・・660円 スタンダード(最大1.5Mbps)・・・990円 プレミアム(最大3Mbps)・・・2,200円 |
通話オプション | 10分以内無料:550円 かけ放題:1,210円 |
使用回線 | docomo、au、softbank |
タイプ | MVNO |
- パケット放題Plus(月額385円もしくは無料)で容量消費後も1.5Mbpsで通信可
- 通信速度が制限される代わりに無制限で使えるマイそくは音声専用端末にベスト
- 今ならどの容量でも6ヶ月間990円で利用できる
- 他社にはない便利なサービスが豊富
mineoにはパケット放題Plusという、データ消費がない低速モード時でも最大1.5Mbpsで利用できるオプションがあります(5GB以内のプランは月額385円、10GB以上のプランは月額無料)。
1.5Mbpsあれば、SNS、音楽ストリーミングは問題なく使えますし、Youtube等の動画も標準画質であれば視聴することができる速度。
高速通信が必要な時はドコモ、低速で十分な時はmineoと使い分けることで安く大容量使うことができます。
またマイそくプランとドコモを組み合わせるのもあり。
マイそくは最大通信速度が制限される代わりに安く無制限で使うことができるプランですが、月〜金の12時代は速度が32kbpsに制限されるというデメリットがあります。
ただデュアルSIMとして使うのであれば、その時間帯にドコモを使うことができます。
povo2.0
povo2.0 | |
料金 | 0GB:0円 3GB:990円 20GB:2,700円 |
通話オプション | 5分以内無料:550円 かけ放題:1,650円 |
使用回線 | au |
タイプ | キャリア |
- 回線品質◎、混雑する時間帯も快適
- 基本料0円で利用可能
- お得な期間限定トッピングあり
povo2.0は基本料金が0円で、使いたいタイミングで容量を追加(トッピング)して使うタイプの格安SIM。
メインをドコモで使い、あくまで何かあった時の予備回線として持ちたいのであれば、基本料金が0円のpovo2.0がベストでしょう。
ただし、180日間トッピングなしだと利用停止となる可能性がある点は注意が必要です。
ドコモをデュアルSIMで利用するメリット
最後に、ドコモをデュアルSIMで利用するメリットをまとめていきます。
通信費が安くなる場合がある
ドコモは元々の料金が高い上、中容量帯のプランがなく、9GBを超えると無制限プランを利用するしかありません。
毎月使う容量によっては、無駄に無制限プランを利用するよりも、ドコモは小容量プランを利用し、足りない分を格安SIMで補う形にすれば通信費をかなり下げることができます。
通信障害時などに対応できる
ドコモで通信障害が起きてスマホが使えなくなった時でも、デュアルSIMを利用していれば他の回線で使うことができます。
2つの電話番号を使い分けることができる
デュアルSIMを利用することで、使うことができる電話番号も2つ。
仕事用とプライベート用などに使い分けることができたり、電話番号認証が必要なアカウントでも2つ使うことができるようになります。
発信時にはかける電話番号を簡単に切り替えることができますし、着信は同時に可能でどちらの電話番号にかかってきたのか一目でわかるので使い勝手も良いです。
スマホ2台持ちの面倒さがない
わざわざデュアルSIMとして利用せず、手元にある昔のスマホを使って2台持ちすることで通信費の削減、通信障害への対応、電話番号の使い分けは可能です。
ただデュアルSIMだからこそのメリットは多くあります。
- 2台持ち歩かなくて良い
- 充電するスマホも1台で良い
- 手元にある最も使いやすい新しい端末だけが使える
1台だけで済むというメリットは大きく、利用頻度が少ない方の着信を見逃したりすることもないので、個人的にはデュアルSIMとしての利用がおすすめです。