iPhoneを購入する際に悩むのがストレージ。特に128GBにするか256GBにするかで悩む人は少なくないでしょう。
そこで本記事ではiPhoneのストレージの選び方、128GBがおすすめな人、256GBがおすすめな人について解説していきます。
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iPhoneのデータ容量(ストレージ)不足による問題は?
iPhoneのデータ容量がいっぱいになると、以下のことができなくなります。
- 写真・動画の保存
- 電子書籍のダウンロード
- アプリのダウンロード、アップデート
- iOSのアップデート
さらにデータ容量が極端に少ない状態になるとiPhoneの動作が重くなったり、最悪の場合起動できなくなってしまうといったバグが起きてしまい修理が必要となる可能性もあります。
その為、iPhoneのデータ容量は最低でも数GB、できれば10GBを残しておかなければなりません。
ただiPhoneは購入時に決めた容量から増やすことはできませんし、SDカードを挿すこともできません。
よってもしデータ容量が増えてきたら外付けHDDやSDD、クラウドデータなどにデータを移し、iPhone内の容量を減らす必要があり、手間がかかります。
iPhone15シリーズのストレージ別料金
128GB | 256GB | 512GB | 1TB | |
iPhone 15 | 124,800円 | 139,800円 | 169,800円 | – |
iPhone 15 Plus | 139,800円 | 154,800円 | 184,800円 | |
iPhone 15 Pro | 159,800円 | 174,800円 | 204,800円 | 234,800円 |
iPhone 15 Pro MAX | – | 189,800円 | 219,800円 | 249,800円 |
どのモデルにおいても、128GBと256GBでは15,000円、256GBと512GBでは3万円の価格差があります。
iPhoneの中で最も人気があるのは128GBです。最も安く、256GBになると価格がかなり上がるのが主な要因でしょう。
加えて128GBでも十分大容量である点。
iPhoneの用途別のデータ容量については後述していますが、写真(4,032×3,024)は10GBで5,000枚、ビデオ(1,080p)は10GBで2.7時間程度とれます。
128GBでもかなりの写真やビデオを保存することができるということです。
ただもちろんこれでは足りないという人も少なくはありません。
長期的にiPhoneを使っていると写真やビデオは増えていきますし、動画配信サービスでの動画や電子書籍の漫画・雑誌の保存などは多くのデータ容量を消費する為、用途によっては256GB、さらに516GBが必要な人もいます。
iPhoneで使うことができるデータ容量や用途別に使うデータ容量
では具体的にiPhoneで実際に使用されるデータ容量を見ていきましょう。
iOS、システムデータ、最低限のアプリでデータ容量が使われる
まずiPhoneのデータ容量は、iOSやシステムデータでおよそ20GBが使われます。
さらに最低限必要なアプリで5〜10GB程度、さらにiPhoneが容量不足状態にならない為の余裕分として10GBが必要。
あわせると約30GBとなる為、128GBならば実際に使えるのは100GB程度、256GBはであれば220〜230GB程度ということになります。
写真・ビデオ・音楽・電子書籍・動画配信サービスのダウンロードに必要なデータ容量
iPhoneにデータを保存する際の用途別の容量目安は以下の通りです。
なお写真やビデオは撮影するサイズ、画質によって大きく変動しますが、一般的に使われるものとしています。
容量 | 10GBあたり | |
写真 (4,032×3,024) |
1枚あたり約2MB | 約5,000枚 |
ビデオ (1,080p) |
1分あたり約60MB | 約2.7時間 |
音楽 | 1曲あたり約10MB | 約1,000曲 |
漫画(電子書籍) | 1冊あたり約50MB | 約200冊 |
小説(電子書籍) | 1冊あたり約3MB | 約3400冊 |
動画配信サービス (標準画質) |
1時間あたり約500MB | 約20時間分 |
動画配信サービス (高画質) |
1時間あたり約2GB | 約5時間 |
ざっくり計算すると、以下のパターンで100GB程度となります。
- 写真:約10,000枚
- ビデオ:約5.4時間
- 音楽:1,000曲
- 漫画:400冊
- 映画(高画質):5本
実際は他のアプリのダウンロード、メールデータなどでも容量が必要となる為、あくまで参考ですが128GBでもそこそこ保存できることがわかります。
ゲームなどのアプリは数GB消費するものも
iPhoneのゲームの中には、一つで1GB以上の容量が必要なものが少なくありませんし、なかには5〜10GB必要なものもあります。
様々なゲームをダウンロードしておく場合、ゲームだけで数十GBとなる為、128GBでは足りなくなってしまうケースが少なくありません。
最も悩む128GBとと256GB、選び方は?
iPhoneの容量を選ぶ上で最も悩む人が多いのが128GBと256GBです。
上記で記載した用途別の容量を見て128GBで十分、256GBないと足りないとわかれば良いのですが、なかなか決めきれない人も多いですよね。
そこでここでは選び方のポイントを紹介します。
クラウドストレージ(iCloud+、GoogleOneなど)の有料プランを利用するか
クラウドストレージのiCloud+は月400円で200GB、Google ONEは月250円で100GBの保存容量を利用できます。
クラウドストレージで大きい保存容量のプランを利用するのであれば、写真やビデオなどでiPhone本体のデータ容量圧迫を防ぐことができる為、基本的には128GBで十分でしょう。
ちなみにiCloudであれば写真やビデオのデータ移行が特に容易である上、写真アプリ上でサムネを見ることは可能(タップするとダウンロード)、iPhoneのバックアップや他のApple端末との同期も簡単にできます。
写真・ビデオを外部ストレージに移す手間があっても問題ないか
クラウドストレージを利用しなくても、定期的に写真やビデオを外部HDDやSDDに保存してiPhoneの容量を確保するのであれば128GBでも十分でしょう。
外部ストレージは現在は1TBでも6〜7,000円程度で購入することが可能です。
ただ問題は外部ストレージに移す手間があること。その手間が嫌なら256GBを選ぶのがおすすめです。
写真、動画をどれだけ撮影するか、どんな画質で撮影するか、iPhoneに残しておきたいのか
iPhoneの保存容量を大きく消費するのが写真、動画。
特に動画撮影を頻繁に行う人はかなり容量が消費されますし、良い画質で撮影したらさらに必要な容量は増え、たとえば4K動画だと1分で0.4GB、10分で4GBにもなります。
クラウドや外部ストレージにデータを移せば良いものの、たくさん撮影するならその分、移行の回数・手間が増えてしまいますから、256GBを選ぶのが良いでしょう。
ゲーム、動画、電子書籍、その他アプリのダウンロードをどれだけしたいか
上記画像はストレージの一例。写真はiCloud+に保存しているので少ないにもかかわらず、合計では100GB以上が使われています。
最も多いのはKindleで22GB。漫画をそこそこダウンロードしているのが要因。後は動画なども多少ありますが、様々なアプリによって使われています。
電子書籍やビデオをダウンロードしたり、たくさんのアプリをダウンロードするとこのように写真以外でもデータ容量が大きくなってしまいます。
これらは外部ストレージなどによる対処ができない為、こういった人は256GBを推奨します。
悩むなら256GBを選ぶ
もし色々考えても悩むならおすすめは256GBです。
iPhoneは後々容量を増やすことはできません。上記のように外部データへの移行では解決できない問題もあります。
確かに価格差は15,000円ありますが、足りないストレスを感じて使うことになるリスクを考えると256GBを選んだ方がリスクが少ないです。
またいずれ端末を機種変更する際にも、下取りは128GBとよりも256GBの方が高いですしね。
iPhoneで128GBがおすすめな人、256GBがおすすめな人
では最後にiPhoneで128GBがおすすめな人、256GBのがおすすめな人をまとめます。
128GBがおすすめな人
- 写真やビデオの撮影はそこそこ
- クラウドストレージの有料プランを利用する
- 外部HDD・SDDへのデータ移行が苦ではない
128GBでも写真や動画はたくさん保存できます。電子書籍や動画のダウンロードも十分な本数できますから、基本的には困りません。
またたくさん写真や動画を撮影する人でもクライドストレージや外部データ移行を利用できるのであればよっぽど128GBで問題ないでしょう。
256GBがおすすめな人
- 写真やビデオの撮影はたくさんする
- 写真やビデオを高画質で撮影する
- クラウドストレージの有料プランを利用しない
- 写真やビデオをiPhone自体に残しておきたい
- 電子書籍、動画、アプリのダウンロードをたくさんする
- 128GBと256GBで決めきれない
とにかくたくさんの写真や動画を撮影する、なおかつ写真や動画は極力iPhone自体に保存しておきたいという人は256GBのがおすすめです。
また電子書籍や動画をたくさんダウンロードしておきたい人、たくさんのアプリを入れ替えせずにダウンロードしておきたい人も256GBのがおすすめです。
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