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LINEMOのベストプランとは?ミニプラン・スマホプランが終了、改悪というのは本当?実際のメリット・デメリットを詳しく解説

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ソフトバンクのオンライン専用プランであるLINEMOがプランの変更を発表。

それまであったミニプラン(3GB)とベストプラン(20GB)が終了となります。

そこで本記事ではその新たなプランに関する詳細や、どういったメリット・デメリットがあるかについて解説していきます。

LINEMOにミニプラン・スマホプランが終了し、ベストプランへと変更

ではまずは変更となった新たなプランについて見ていきましょう。

ミニプランはベストプランへ変更

これまで3GB固定であったミニプランが、10GBの段階制プランへと変更されます。

比較表は以下の通り。

  料金/容量 制限時
最大通信速度
ベストプラン 【段階制料金】
990円/〜3GB
2,090円/〜10GB
10〜15GB:300kbps
15GB:128kbps
ミニプラン 990円/3GB 3GB〜:300kbps

料金が2段階になった以外にも、制限時速度が変更となっています。

これまでのミニプランでは3GBを超えると以降は300kbpsで通信を行うことになっていましたが、ベストプランでは3GBを超えると料金がい段階アップ(1,100円アップ)し、10GBを超えたタイミングで速度が制限(300kbps)、さらにそこから5GB使うともう一段階速度が下がる(128kbps)ことになります。

300kbpsと128kbpsの差は以外と大きく、128kbpsに制限されるとなかなか厳しいものがあります。

ただ300kbpsに制限された状態で5GBを超えて使うのはなかなか大変なので、影響的には少ないかもしれません。

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LINEMOの公式サイト

スマホプランはベストプランVへ変更

スマホプランは料金が2段階に変更されるだけでなく、ahamo同様に「5分以内の国内通話無料定額」が自動で含まれた料金プランへと変更となります。

この通話定額は外すことはできません。

スマホプランと新たなベストプランVの比較表は以下の通り。

  料金/容量 制限時
最大通信速度
ベストプランV 【段階制料金】
2,970円/〜20GB
3,960円/〜30GB
※5分以内の通話定額込み
30〜45GB:1Mbps
45GB:128kbps
スマホプラン 【基本料金】
2,728円/20GB
【通話定額オプションを追加した場合】
3,278円/20GB
20GB〜:1Mbps

通話定額は不要という人にとってはベストプランVはスマホプランよりも142円高くなってしまいますが、逆に通話定額を利用する人にとってはベストプランVになることで安くなります。

また30GBまで使えるようになった代わりに、20GBを超えると料金がアップしてしまう(スマホプランなら速度制限となるが料金は変わらず)、45GBを超えると128kbpsに速度が制限されてしまうという変更点もあります。

最大1Mbpsというのは標準画質の動画なども見れる速度で、速度が制限されてもそこそこ使えるという良さがありました。

しかしそれがベストプランVになり料金が一段階あがり、かつ45GBを超えると1Mbpsで使えなくなるというのは改悪ポイントと感じる人が多いかもしれません。

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すでに契約中の場合

すでにミニプラン、スマホプランで契約している人は、新プランへの変更手続きをしなければそのままのプランで使うことができます。

ただし「LINEMOベストプラン発表記念キャンペーン」という、ミニプランでも3ヶ月間10GB使えるというキャンペーンを利用した場合はベストプラン提供開始後に自動でベストプランへと変更となります。

ミニプラン、スマホプランを継続した方が良いか、それとも新プランに変更するのが良いかは人次第ですが、以下に該当する人は変更を検討してみると良いでしょう。

【ミニプラン利用者】
・3GBだといつも足りない、速度制限にかかって不満を感じている
・3GBでは足りずにデータ追加をする機会が多い
【スマホプラン利用者】
・通話無料定額オプションを利用している
・20GBだといつも足りない、料金が高くなってもいいからもっとデータ容量が多いほうがいい

LINEMOのベストプランは改悪?どんなデメリットがある?

今回のLINEMOのプラン変更に関して、「改悪」だという声も少なからずありますが、実際のところどうでしょうか。

一言で言うとそれは人によるというのが正しいでしょう。

確かに悪くなったポイントはあります。まずは今回の変更に関するデメリットについて見ていきましょう。

データ容量が一定で止まらず、知らずに料金が上がってしまうようになる

以前までならミニプランなら3GB、スマホプランなら20GBでストップし、料金は990円もしくは2,728円のままで速度が制限されるだけでした。

しかしベストプラン、ベストプランVへの変更に伴い、3GBもしくは20GBを超えるとベストプランの場合は1,100円、ベストプランVの場合は990円、上がってしまう形となります。

料金を上げずに使いたい人の場合、毎月のデータ容量管理がよりシビアになり、こまめにマイページで確認していかなければいけません。

制限時速度も2段階に変更

ミニプランでは最大300kbps、スマホプランでは最大1Mbpsだった制限時速度も、新たなプランではデータ容量の制限がつき、一定容量使うと最大128kbpsに変更となってしまうという純粋な改悪もあります。

128kbpsというのはかなり遅く、データ追加も考える必要がでてくる速度なので、これまで速度が制限されてからもたくさん使っていた人にとってはなかなか厳しい変更だと言えるでしょう。

3,000円以下で使い放題ができなくなる

最大1Mbpsというのは、遅いと言えども標準画質の動画視聴ができるなど十分ネットを使えるレベルの速度。

その為、これまでのLINEMOは2,728円で実質使う放題ができるという魅力がありました。

しかし今回の変更に伴い、30GB使って初めて速度が制限されることになり料金も3,960円にアップ、さらに1Mbpsでの利用は45GBまでに変更(以降は128kbps)。

安く使い放題はできなくなってしまいました。

スマホプランより最低料金が高くなった

スマホプランは料金が2,728円でしたが、ベストプランVに変更となり5分以内の通話定額オプションが含まれた代わりに2,970円とアップ。

通話定額オプションを使っていない人にとっては、毎月142円料金が上がる形となります。

 

解約違約金が発生するようになった(990円)

これまでLINEMOはどんなタイミングで解約しても解約金はかかりませんでしたが、今回の変更にともない解約金が設定されました。

ただ条件は厳しいものではなく、「加入月で解約した場合に990円かかる」というもの。

ほとんどの人には影響がないし、LINEMOは契約時にかかる初期費用が無料(MVNO格安SIMなどは3,000円以上かかることが多い)、キャンペーンも充実していることを考えるとやむを得ないことでしょう。

LINEMOの公式サイト

LINEMOのベストプラン変更によるメリットは?

ここまでベストプランの改悪ポイント、デメリットについて解説してきましたが、もちろんメリットもあります。

使った容量によって料金が変動、速度制限に恐れる必要がなくなる

3GBもしくは20GBで足りなくて速度が制限されてイライラしたという人にとって、今回の変更は悪くない変更。

確かにその容量を超えると料金は上がるようになってしまいましたが、速度を制限されることなく快適に使い続けられます。

さらに料金は段階制なので、それほど容量を使わなかった月は料金が低いままですむので、データ利用量の月々の変動が多い人にとっても使いやすさは向上するでしょう。

10GB使えるプランとしては安く、使い勝手が良い

ベストプランの10GBで2,090円というのは、3GBでは足りないけど20GBでは多すぎるという人にとって使い勝手の良いプラン。

他の10GB及びその前後のプランと比較すると以下の通り。

  10GB未満 10GB 10GB超え
LINEMO 3GB:990円 10GB:2,090円 20GB:2,970円
(通話定額込み)
楽天モバイル 3GB:1,078円 20GB:2,178円
ahamo 20GB:2,970円
(通話定額込み)
povo2.0 3GB:990円 20GB:2,700円
IIJmio 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円
mineo 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円
nuroモバイル 5GB:990円 10GB:1,470円 15GB:1,800円

MVNOの格安SIMなら10GBでLINEMOよりも安く使えるところもありますが、MVNOは速度が遅かったり、初期費用が3,000円以上かかるところが多いです。

一方、オンライン専用ブランドは3GBもしくは20GB。3GBもしくはでは足りないけど20GBでは多すぎるという人に向いているプランがありません。

その為、毎月の利用量が5〜10GBの人にとってLINEMOが一番の選択肢となっても全くおかしくないでしょう。

30GBで3,960円も需要がありそう

20GBでは足りないという人にとってもLINEMOは新たな選択肢となりますね。

30GBだと通信速度も重要ですから、MVNOではなくサブブランドもしくはオンライン専用ブランドから選びたいところですが、サブブランドは光回線とのセット割を使わないと割高。

ahamoは20GBの次は大盛りオプションをつけての100GBしかありません(月4,950)円。

そういったことを考えると、30GBで3,960円のベストプランVが一番合っている人も少なくないでしょう。

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