2024年に発売したiPadシリーズのうち、iPad Airでは新たに13インチモデルが登場しました。
以前までは11インチのモデルしかありませんでしたから、新たに大きな画面を選べるようになったのです。
ただ13インチモデルは画面が大きい反面、人によっては使いにくさが強調されてしまう場合もあり。
せっかく買ったのに全然使わなくなってしまったとならない為に、自分にはどちらがあっているのかしっかり検討するようにしましょう。
iPad Airにも13インチモデルが登場、安いモデルでも大画面のiPadが使えるように
以前まで、iPadの中で画面が大きい12.9インチのモデルはProでしか発売しておらず、価格もかなり高額でした。
しかし、2024年に発売したiPadシリーズではProだけでなくAirにも13インチが登場。
iPad Air | iPad Pro | |
11インチモデル | 98,800円 | 168,800円 |
13インチモデル | 128,800円 | 218,800円 |
iPad自体の発売価格が年々上がっているものの、13万円程度で13インチのモデルが購入できるようになっています。
ほとんどの人にとって、Proシリーズはオーバースペック。
そこまで高いスペックは必要ないが画面が大きい方が良いという人にとっては、かなり良い変更点になったと言えるでしょう。
ただ、モデルが追加された分、購入する人にとっては選択肢が増えたことでどちらにすべきか悩むようになってしまったのも事実。
画面が大きい13インチの方か、それとも持ちやすくて価格も安い11インチか。あなたにとってどちらが向いているのでしょうか。
13インチモデルのメリット、使い勝手の良さ
私自身、iPad Airの13インチモデルを使って感じたメリットについて紹介していきます。
動画視聴や電子書籍(特に雑誌)は11インチよりも便利
11インチと13インチの2インチの差は思った以上に大きく、動画視聴の際は画面が見やすいし、電子書籍も読みやすい。
電子書籍は特に雑誌などだと11インチだと横位置では文字が小さすぎてしまうが、13インチではほんと同じような感じで読むことができます。
個人的に11インチだけを使っている時はそこまで不便だと感じてはいなかったものの、一度13インチを経験してみると11インチでは物足りない、見にくいと感じるくらい大きな差を感じるようになっています。
複数アプリを同時に表示するなら13インチが圧倒的
iPadではSplid Viewによる2つのアプリの同時表示、ステージマネージャーによる複数アプリの同時表示や切り替えができるようになっています。
ただこの機能は11インチだと、用途にもよりますが不十分。11インチの画面を分割して表示すると、やはり小さくて見にくいと感じることが多いです。
それに対し13インチであれば、画面を分割してもそこそこ大きく表示されるので使い勝手良し。
読書しながらメモ、調べ物しながら作業などがより使いやすいので、重宝する場面は多いです。
Mackbookのモニターとして、マルチディスプレイに
iPadはMacのパソコンのディスプレイとして利用することも可能(Sidecar)。
11インチだと全く使えないわけではないし、それこそ場合によってはiPad miniをモニター代わりに使うこともありますが、マルチディスプレイ用のモニターとして使うなら、やはり画面は大きいほうが何かと便利です。
13インチモデルを実際に使ってみて感じたデメリット
こういった良さもある13インチのiPadですが、個人的な使い方としては不便さも多数。
あくまで個人的な意見であり、人によってiPadの用途は異なるので一概に言えることではありませんが、もし次iPadを買い替えることがあったら11インチのサイズを買うだろうというのが正直な感想です。
その理由を紹介します。
重くてかさらばるので手に持って使うのは無理
画面が大きいのはありがたいですが、その分やはり重い。
新型iPadになって以前に比べて軽くはなりましたが、手に持って使うのはやはりしんどいし、大きくて持ちにくいというのもあります。
iPadは置いて使うこともありますが、寝転がりながら手に持って使ったりもしたい端末。
13インチだとそれができず、使う時は常に机に置いて座って使わなければいけないので、使い道が限定されてしまっています。
MagicKeyboardとセットにすると重くて、気づくと自宅のみで利用
iPad Air 13インチの重量は617g。キーボードとトラックパッドがついたMagicKeyboardは約700g。
組み合わせると1.3kgを超えます。
Macbook Air(13インチ)の重量は1.24kgなので、iPadなのにノートパソコンよりも重くなってしまうという状態になってしまいます。
もちろんiPadだからこその良さがあるのも事実ですが、結局同じくらいの重さなら作業等で使う必要がある時はMacbookを持っていくようになり、iPadは自宅のみで使うようになりました。
デメリットは11インチなら問題なく収まるカバンも13インチだと入らないなど重さだけでなく大きさ面も。
11インチは使うかわからないけどとりあえず持っていこうとカバンにいれて持ち歩くことが多かったですが、13インチとなるとそれがなくなり、利用頻度は少なくなりました。
利用頻度は11インチよりもかなり低い
単純に持ち歩くことが少なくなり、自宅に据え置き。ただ自宅にはパソコンがあるので、iPadの方が使いやすい用途、iPadだからこそできる作業でない限りはパソコンを利用。
寝っ転がって使う時は、手元にあるiPad miniを利用。
全く使わないというわけではありませんし、13インチiPadならではの恩恵を受けることも多々あるので全く無駄な買い物だったというわけではありませんが、利用頻度は以前11インチを使っていた時に比べてかなり少なくなっています。
汎用性が高いのはやっぱり11インチ
13インチには13インチの魅力はありますが、個人的に使いやすかったのはやはり11インチ。
確かに13インチの方が画面が多くて動画や電子書籍は見やすいし、マルチタスクもしやすいです。
ただ11インチであってもそれらができないわけではありませんし、13インチと比べてしまうと劣ってはしまうものの単体で見れば十分満足なレベル。
それでいて手に持って使うこともそこまで苦がないので、場所や体勢を選ばないし、持ち歩きも楽。
汎用性が高いのはやはり11インチだと感じています。
13インチモデルは全ての人におすすめできる端末ではない
13インチのiPad Airは、画面が大きいかわりに持ちやすさや持ち運びやすさが11インチモデルに劣ります。
どちらが良いかは用途次第ですが、もし特別大画面でなければいけない理由がなく、持ち歩いて使いたい人は11インチの方がおすすめです。
13インチはかなり人を選びます。
ただ、以下の人はもちろん13インチを選ぶのもあり。
- クリエイティブな作業で大きな画面が必要な人
- 自宅のみで据え置いて使う予定の人、
- 楽譜用など大きい画面である必要がある人
13インチならではの良さもありますし、実際に口コミをみてもこういった使い方をしている人にはかなり評判が良いですからね。