アパートを探す際に、インターネット「無料」「完備」「対応」など様々な表記を見て混乱することはありませんか。
自分でネット契約が必要なのか、それとも無料で使えるのかなど、どれも分かりづらいですよね。
最近ではインターネット無料のアパートも多いですが、こういったタイプは注意が必要です。
本記事では、ネット無料のアパートをおすすめしない理由と、ネット「無料」「完備」「対応」の違いについて確認していきます。
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インターネット無料のアパートをおすすめしない理由とは?
インターネット無料アパートとは、自分でネット契約や料金の支払いをしなくても入居後すぐにネットを使い始めることのできるアパートのことを言います。
LANケーブルを壁に挿すタイプや共有ルーターのWiFiを使うタイプなど接続方法は様々。
ネット契約をすると回線工事や基本料金など経済的負担がネックになりがちですが、特に料金を支払わなくても無料でネットを使えるため、一人暮らしを始める大学生や新卒の社会人に人気があります。
ただ、現在インターネット無料のアパートに住む私自身の経験から言えば、インターネット無料のアパートはあまりおすすめできません。
おすすめできない理由についてそれぞれ確認していきましょう。
通信速度が著しく遅い場合あり
全てアパートに当てはまることではないものの、アパートによっては通信速度が極端に遅い場合が多々あります。
私の経験ですが、平日の19時頃から22時頃は速度が1Mbps以下になって動画もろくに見られないということがありました。
これではスマホで4G接続したほうがよっぽど快適に使えますよね。
ただ速度制限を考えると、せっかく固定回線があるのに4G接続で通信量を使いたくはありません。
結局、固定回線の速度が遅くてイライラしてしまい、4G接続と行ったり来たりなんてことをして悪循環に陥っていました。
一つの回線に対して使う人が多い、使っているプロバイダの質が悪いなど原因は様々ですが、入居後に遅かったとなっても手遅れです。
すべてのアパートがそうだというわけではありませんし快適に使えるところもありますが、可能性として、無視できないレベルである以上はネットを快適に使いたいなら、インターネット無料のアパートを避けるのがアパート探しには重要なポイントと言えます。
自分がネットを使わなくても家賃や共益費に含まれていることが多いから
ネット無料物件は、全戸にネットを引くことで料金が安くなるプランを大家さんや管理会社が契約しているケースが多く、ネットを使う使わないに限らず入居者なら誰でも利用できるようにしてあります。
ただ、ネット無料のアパートは元から家賃や共益費にインターネット料金が上乗せされていることがあるため、もしかすると気付かないうちにネット代を負担しているかもしれません。
使わない人からするとネットを使わない分を割り引いてほしいものですが、契約上それは難しい話。
そもそも光回線は月額4,000円弱で、かつ工事費無料・高額キャッシュバックがあるものもあります
わざわざネット無料物件を選ばなくても、自分で回線契約のできるアパートの方がネット代を入れても家賃が安い可能性もあるため、ネットが無料で使えるアパートを選ぶかどうかは一旦よく考えてみたほうが良いでしょう。
インターネット無料のアパートより個別で選んだ方がメリットあり
ネットが無料で使えるアパートよりもおすすめできるのが、契約が必要なタイプ。
月額料金が発生するものの、自分の意思でプロバイダや回線を選ぶことができます。
個人契約ならプロバイダや回線を選べてスマホとセット割にできることも
アパートのネット契約でも、使いたい回線やコラボ先、プロバイダを選ぶことができれば、自分に適するプランを申し込んでスマホとのセット割に持ち込むことも可能です。
代表的なものには、ドコモやソフトバンクのスマホと光コラボの割引、auのスマホとauスマートバリューの割引があります。
全国的には、au回線やnuro回線よりもNTTの回線を引いているアパートが多く、ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボを使うことも可能。
キャリアとのセット割引を使えばスマホ代金が最大1,100円割になるのでお得に使うこともできます。
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通信速度が速く快適に使える可能性が高い
絶対ではないものの、インターネットが無料のマンションよりは個別に契約した方が通信速度が速く快適に利用できる可能性が高いです。
インターネット無料のマンションは場所によっては極端に速度が遅くて使い物にならない場合もありますが、個別に契約すればよっぽどありません。
【インターネット完備】と【インターネット対応】の違いは?
アパートでインターネット契約をする上で、一番避けたいのが回線工事。
大家さんや管理会社に相談して了承をもらったり、工事に時間が掛かったりするのは何かと面倒で、できれば大がかりな工事をせずにインターネット契約をできるのが理想ですよね。
アパート探しをしていると悩む表記が「インターネット完備」と「インターネット対応」ですが、これらにはどのような違いがあるのでしょうか。
一つずつ確認していきましょう。
インターネット「完備」なら契約後すぐに利用できることが多い
インターネット「完備」の物件とは、回線が既に部屋まで引き込まれており、回線業者やプロバイダと契約するとすぐに利用できるようになる場合を指すことが多いです。
引っ越し前に余裕をもって申し込みを済ませておけば、入居後もスムーズに使うことができます。
固定回線でのネット利用に空白期間を作りたくなければ、インターネットが「完備」されている物件を探すと良さそうです。
インターネット「対応」は回線開通まで時間が掛かることも
逆にインターネット「対応」の物件とは、建物の共用スペースまでは回線が引かれているものの、部屋までは回線が届いておらず、ネットを使うには工事が必要なものを指すものを言います。
インターネット「完備」に比べると、契約後すぐに使えないので入居者としての負担は大きいでしょう。
ただ稀に、前の入居者が部屋まで引いた回線が残されていることがあります。
その際は工事業者に依頼しなくても良い「無派遣工事」を利用してネットを開通させることができるので、通常の回線工事に比べてステップが省けて楽です。
インターネット対応のアパートを内見する時は、回線の引き込み状況についても合わせて確認しておきたいですね。
【インターネット「完備」】
回線が既に部屋まで引き込まれており、回線業者やプロバイダと契約するとすぐに利用できるようになる場合を指すことが多い
【インターネット「対応」】
建物の共用スペースまでは回線が引かれているものの、部屋までは回線が届いておらず、ネットを使うには工事が必要なものを指すことが多い
※場合によっては混同して使われているケースもあるので詳細は担当者に確認を
工事不要で使えるモバイルWiFiやホームルーターの契約もあり
スマホの4G以外にインターネットを利用する方法として、アパートのインターネット以外にもモバイルWiFiやホームルーターを契約するという手段もあります。
固定回線に比べると接続が不安定になったり、通信速度が出にくかったりすることもありますが、動画視聴程度であれば十分な速度は出ますし、通信費を抑えることも可能です。
料金 | 通信 速度 |
エリア | |
楽天モバイル | ◎ 無制限 3,278円 |
◯ | ◯ |
GMOとくとく BB WiMAX |
△ 無制限 3,762円〜 |
◎ | ◯ |
ZEUS WiFi | ◯ 100GB 3,212円〜 |
△ | ◎ |
Point
- 楽天モバイル・・・コスパ◎、総合点No.1
- GMOとくとくBB WiMAX・・・通信速度◎
- ZEUS WiFi・・・エリアの広さ、繋がりやすさNo.1
まとめ:インターネット無料・完備・対応の違いは契約前にチェックを
インターネット無料のアパートをおすすめしない理由や、インターネット契約が必要なアパートで確認しておきたいこと、インターネット「無料」と「完備」の物件の違いについて解説してきました。
似ているようでかなり異なっており、それぞれでメリット・デメリットがあるので自分にあったものを選ぶようにしましょう。
アパートやマンションのインターネット契約を考えている方には、こちらの記事もおすすめです。