他社にはないサービスが特徴のmineo。その中でも、データ使い放題でもマイそくは評判も良く人気があるプランです。
ただマイそくは全てのスマホユーザーにおすすめできるプランではないことに注意が必要。
本記事では、mineoのマイそくプランのうち、最も主流であるスタンダードコースについてレビュー含めて詳しく解説していきます。
mineoが格安SIMの中で人気がある理由
- 10GBが1,958円、20GBでも2,178円と安い
- 今ならどの容量でも6ヶ月間990円で利用できる
- 最大通信速度（32kbps〜3Mbps）で選ぶデータ無制限プランも人気
- 月たった250円の音声通話向けプランあり（マイそくスーパーライト）
- 通話定額も他社より安い（10分以内：550円）
- 他社にはない豊富なサービス
- パケット放題Plus：最大1,5Mbpsの節約モードが使い放題（10GB以上のプランなら無料）
- 広告フリー：広告によるパケット消費なし（無料）
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mineoのマイそくスタンダードとは？
まずはmineoのマイそくスタンダードについて確認していきましょう。
月990円で最大1.5Mbpsのデータ通信が使い放題
| コース | プレミアム | スタンダード | ライト | スーパーライト |
| 最大速度 | 3Mbps | 1.5Mbps | 300kbps | 32kbps |
| マイそく プラン料金 |
2,200円 | 990円 | 660円 | 250円 |
mineoの通常の通信速度は10〜30Mbps程度です。
しかしマイそくプランではこの通信速度が上記の通りコースごとで制限され、その代わりに安い料金でデータ使い放題となります。
そのうちスタンダードコースは通信速度が最大1.5Mbpsです。
1回198円で24時間データ使い放題オプションあり
マイそくスタンダードでは常時速度が1.5Mbps以下で制限されてしまいます。
しかし「24時間データ使い放題」オプション（1回198円）を利用することで、速度制限なしの高速通信（概ね10〜30Mbps）を使うことも可能となります。
高い頻度で使ってしまうと料金が安いというせっかくのメリットがなくなってしまうので注意が必要ですが、アプリの更新など高速通信が必要となる場合には便利です。
mineoのマイそくスタンダードのデメリット
マイそくスタンダードには、必ず知っておくべき以下のデメリットがあります。
3日で10GBを超えると翌日は速度制限
マイそくはデータ無制限プランではあるものの、3日で10GBを超えると翌日は通信最適化が適用、すなわち速度が1.5Mbpsからさらに制限され、概ね200kbpsとなります。
速度が制限されるのは直近3日で10GBを超えた場合の翌日だけですし、そもそも低速状態で3日で10GBを超えることはあまりない（標準画質の動画視聴で20時間以上）です。
ただ完全に無制限というわけではない点は把握しておく必要があるでしょう。
月曜から金曜の12時台は速度が最大32kbpsに制限
マイそくはどのコースでも、月曜から金曜（平日・祝日問わず）の12時〜13時に速度が32kbpsに制限されます。
32kbpsというのは超低速、メールやLINEのトークがぎりぎりで他のことはほぼできません（QRコードでの決済も厳しい）。
マイそくプランを使う上での最大のデメリット、この部分を許容できるかどうかはよく考えなければなりません。
マイそくからマイピタへのプラン変更は可能
万が一マイそくスタンダードが使えない、不便だと感じた場合はマイそくの他のコースへはもちろん、高速通信のデータ容量が決まっているマイピタへのプラン変更は可能です。
その為、気になる場合は一旦使ってみるというのはありでしょう。
ただプラン変更は25日までの申し込み、翌月からの適用である点には注意が必要。不便だからと言って翌日からかえることができるわけではありません。
mineoのマイそくスタンダード（最大1.5Mbps）でできること
| 用途 | 利用可否 |
| メッセージ、LINEトーク | ◎ |
| LINE音声通話 | ◎ |
| LINEビデオ通話 | ◯ |
| 音楽ストリーミング再生 | ◎ |
| SNS（X） | ◎ |
| SNS（Instagram） | ◯ |
| Youtube（高画質・1080p） | × |
| Youtube（高画質・720p） | ◯ |
| Youtube（標準画質・480p） | ◎ |
| Youtube（低画質・360p） | ◎ |
| 動画配信サービス（高画質） | × |
| 動画配信サービス（標準画質） | △ |
| 動画配信サービス（低画質） | ◯ |
| ビデオ会議（大人数） | △ |
| ビデオ会議（少人数） | ◯ |
| バーコード決済 | ◎ |
| オンラインゲーム （パズルなどデータ通信が少ないもの） |
◎ |
| オンラインゲーム （FPSなどデータ通信が多いもの） |
× |
| 漫画アプリ | △ |
| アプリダウンロード・更新 | ×〜△ |
マイそくスタンダードでできること、できないことをざっと上げてみました。
通常時の速度（10〜30Mbps）に比べるとかなり遅いものの、ほとんどのことができることがわかります。
動画視聴など、データ通信量がかさんでしまうような用途も使えるのは大きいですよね。これで月990円というのはかなり安いと言えるでしょう。
マイそくスタンダードをレビュー、実際に使ってみた感想を紹介
ここからは、実際にマイそくスタンダードを使ってみて感じたことを紹介します。
不便さはあるが実用レベル
快適か快適ではないかと言えば、やはり快適とは言えません。高速通信に慣れている中で、1.5Mbpsという速度に不便さを感じる場面は多々あるというのが正直なところです。
ただできることは多々あり、遅すぎて使い物にならないなんてこともなく、少しの我慢でOK。十分実用レベルだということも同時に感じました。
使えたこと、使えなかったこと
具体的に、使えたことや使えなかったこと、使えた場合の快適性についていくつか紹介していきましょう。
標準画質の動画は問題なく視聴可、スマホなら標準画質でも問題なし
Youtubeは標準画質（480p）の画質なら全く問題なくスムーズに再生。高画質（720p）でも再生開始に時間がかかったり、まれに止まることはあるものの基本的にはスムーズに再生できます。
ただ1080pまで画質を上げると途中で止まることが多いです。
テザリングにより大画面で見る場合は別ですが、スマホサイズの小さい画面で見るなら標準画質で全く問題なし。
Youtubeに限らず、AmazonプライムやU-NEXT、Netflixも標準画質または低画質ならスムーズに見ることができ、動画視聴については全く問題なく使えました。
SNS（X、インスタ）は画像の表示がワンテンポおくれて若干のストレス
Xでは文字の表示はすぐ表示されましたが、画像の表示には若干時間がかかります。
画像メインのインスタも同様で、パッとすぐに表示されるのではなく若干の時間差あり。
Tiktokも使えなくはありませんが、一つ一つの動画再生開始までに若干時間がかかってしまいます。
ストレスなく使えるというわけではありませんでした。
LINEはビデオ通話も可能
LINEはトーク・スタンプ、音声通話はもちろん、ビデオ通話も1対1なら問題なし。
十分快適に使えると言えます。
漫画アプリは若干ストレスあり
個人的に使えるけどストレスが大きかったのが漫画アプリ。
画像の表示に時間がかかる為、待ちながら読むことになり、サクサクとは行きません。
漫画はじっくり読むこともなく次から次へとページを送っていく人がほとんどなはず。その為、通信速度は実は重要なのです。
アプリのダウンロードや更新はかなり時間がかかる
アプリのダウンロードや更新には、アプリ自体の容量にもよりますがかなり時間がかかります。
しかもそこに通信速度が必要となる為、他の用途にも使えなくなります。
正直実用的ではないのかなという印象でした。
基本的には光回線などのWiFiと併用が必要
実際に使ってみて、実用レベルではあるものの基本的には光回線などWiFiとの併用が必要かなというのが正直な印象。
アプリのダウンロードや更新、電子書籍や動画のダウンロード、できないこと（もしくはストレスが大きいこと）があることが理由です。
また高速通信が使えるタイミングがないというのは、思ったよりもストレスです。
有料オプションの24時間データ使い放題を活用するというのも一つの手ではありますが、それなら約2,000円で使える「20GBプラン+パケット放題Plus」を使います。
マイそくスタンダードが向いている人、向いていない人
では具体的に、マイそくスタンダードが向いている人・向いていない人をまとめます。
向いている人
まずは向いている人から。
ネットをよく使うが、通信費を抑えたい人
ネットをよく使う、特に動画など比較的データ通信量が多い用途で使うとしたら、データ容量は最低でも20GBは必要。
他社なら月2,000円〜3,000円かかります。
しかしmineoのマイそくスタンダードならデータ使い放題で月990円。通信速度が遅いとは言え、一般的な用途には十分使えるので、使用データ容量に対するコスパは最も良いと言えるでしょう。
平日昼にネットを使わない人、もしくはWiFiを利用できる人
マイそくは月曜〜金曜の12時台に速度が制限されます。
ただそもそもその時間帯にネットを使わない人や、職場や自宅などでその時間帯にWiFiのつなぐことができ、モバイルデータ通信を使わなくて済むなら問題ありません。
ランチに出るとしても、フリーWiFiがある店舗が多いですしね。
向いていない人
一方で向いていない人です。
平日昼にネットを使う人、その時間帯でWiFiを利用することができない人
平日の昼にネットを使う、かつその時間帯でWiFiに接続する人は快適性を重視する人はマイそくは絶対避けるべき。
32kbpsという全くと言っていいほどデータ通信ができない速度に制限されてしまいますから、かなり不便です。
月5GB以内で十分な人
月5GB以内ならば、わざわざ低速使い放題のプランを使うべきではないでしょう。
マイそくスタンダードの料金は月990円ですが、IIJmioなら2GBで850円、5GBで990円で使えます。
同じ料金で5GB高速通信が使えるなら、間違いなくそちらを選んだ方が快適です。
まとめ
1.5Mbpsでのデータ通信が990円で使い放題というのは、魅力的であることに間違いありません。
ただ使えない時間帯があったり、できることが制限されたり、快適性が落ちることがあったりと、デメリットがあるのも事実です。
それらを含めて、どんなプランを選ぶか決めましょう。
