楽天モバイルとnuroモバイルを徹底比較、料金やエリアの違いやメリット・デメリットを要チェック

格安SIMの中でも特にコスパの良い楽天モバイルとnuroモバイル。

本記事では、この2つについて比較し、どちらがおすすめなのかを解説していきます。

楽天モバイルとnuroモバイル、どっちがおすすめ？

楽天モバイルとnuroモバイルにはそれぞれの良さがあり、人によっておすすめできるものが異なります。

ここでは、重視する項目別におすすめを解説していきます。

安さで選ぶ場合は使う容量で判断

楽天モバイルとnuroモバイルは格安SIMの中でもトップクラスの安さですが、この2つを比較した場合は容量ごとで安く使うことができるものが異なります。

• 〜3GB：nuroモバイル
• 〜5GB：nuroモバイル
• 〜10GB：nuroモバイル
• 〜15GB：nuroモバイル
• 〜20GB：楽天モバイル
• 20GB以上：楽天モバイル

15GB以内ならnuroモバイル、15GBを超えるなら楽天モバイルという形になっています。

楽天市場をよく使うなら楽天モバイル

楽天モバイルを契約すると、楽天市場での楽天ポイント還元率が4倍になります。

たとえば2万円買い物すれば、契約していない場合に比べて800円分のポイントが貰えるということです。

その為、楽天市場を利用する人にとってはさらに安くなるのが楽天モバイル。購入額次第では実質0円やむしろプラスになることもあるので、楽天市場をよく利用するなら楽天モバイルを選びましょう。

楽天モバイルの公式サイト

通信速度・エリアの広さに違いあり

通信速度は環境・場所によってかなり違いがでるものの、新キャリアとして自社回線で通信サービスを提供している楽天モバイルの方が優れている傾向にあります（nuroモバイルは回線を借りてサービスを提供）。

一方でエリアは3大キャリアと同一エリアが利用できるのでnuroモバイル方が優れています。

ただ楽天モバイルは電波改善の為に基地局増設を進めていて繋がりやすさがかなり改善されたとともに、屋内や地下などで繋がりやすい周波数帯（プラチナバンド）が割り当てられた為、今後も見据えて回線品質全体で選ぶのであれば個人的には楽天モバイルがおすすめです。

楽天モバイルとnuroモバイルを徹底比較

月額料金

15GB以下はnuroモバイルが安く、20GB以上は楽天モバイルが安い

楽天モバイルは段階料金制となっており、使ったデータ容量に応じて毎月の料金が変動します。

一方nuroモバイルは容量ごとにあらかじめ月額料金が決まっています。

料金を比較すると15GB以下はnuroモバイルが安く、20GB以上は楽天モバイルが安いです。

楽天モバイルの公式サイト

nuroモバイルは3ヶ月に1回、データ容量プレゼント（5GB以上）

nuroモバイルでは、5GB以上のプランで3ヶ月に1回、データ容量を貰える特典があります（手続き要）。

それぞれ貰えるデータ容量は以下の通りです。

• 5GBプラン・・・3GB
• 10GBプラン・・・6GB
• 15GBプラン・・・9GB
• 20GBプラン・・・15GB
• 40GBプラン・・・15GB

プレゼントされたデータ容量は有効期限が3ヶ月となっている為、分割して使うと毎月少し多めの容量を使うことができます。

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通話料、通話定額オプション

楽天は国内通話が無料

楽天モバイルはRakuten Linkという専用アプリから電話を発信することで、国内通話が無料となる大きなメリットがあります。

専用アプリからの通話といっても、相手側がそのアプリを使っている必要はなく、楽天モバイル以外の携帯でもOK。標準アプリ利用時と基本的に違いはありません。

一点デメリットとして挙げられるのが、通話品質です。Rakuten Link利用時の通話はデータ通信を利用する為、通常の音声通話と比較すると品質が落ちます。

ただ落ちると言っても、電波が悪い時や回線が混雑している時に多少途切れたりする程度に普通に使う分には問題ありません。

楽天モバイルの公式サイト

通話定額はどちらも他社と比較して安い

楽天モバイルは通話定額オプションを利用することで、Rakuten Linkではなく標準アプリを利用して電話をかける場合でも15分以内であれば通話料がかからなくなります。

一方でnuroモバイルは楽天モバイルのように専用アプリで国内通話が無料となる特典がないものの通話料は11円/30秒と安いです。また5分以内、10分以内、かけ放題という3つの通話定額オプションが用意されています。

ともに通話定額オプションの料金としては他の格安SIMに比べても安い料金で提供されています。

通信速度

nuroモバイルに限らずキャリアの回線を借りて通信サービスを提供している格安SIMは、回線枠が限られている関係から通信速度が遅い傾向にあります。

特に回線が混雑する平日昼休みの時間帯や夕方は顕著です。

それに対して楽天モバイルは新キャリアとして自社回線で通信サービスを提供。3大キャリアほどではありませんが、格安SIMの中では速度が優れています。

通信速度は使っている環境、エリアなどによって大きく変動するので一概には言えませんが、通信速度で選ぶなら楽天モバイルということです。

エリア・繋がりやすさ

エリアの広さ・繋がりやすさに関してはnuroモバイルが優勢。nuroモバイルはエリアは3大キャリアの回線と同じなので、地下などでも繋がりやすいです。

それに対して楽天モバイルは数値上（人口カバー率99.9％）は高いものの、基地局の多さ、そして使っている周波数帯の関係から、他のキャリアなら繋がる場所で楽天モバイルは繋がらないということがあります。

よって繋がりやすさで選ぶならnuroモバイルです。

ただ楽天モバイルは電波改善の為に基地局増設を進めていて繋がりやすさがかなり改善されたとともに、屋内や地下などで繋がりやすい周波数帯（プラチナバンド）が割り当てられた為、今後もさらに改善されていく見込みです。

特典、キャンペーン

楽天モバイル、nuroモバイルともにいくつかのキャンペーンが行われています。

楽天モバイル

楽天モバイルを利用することでは、契約することで様々な特典・キャンペーンを受けることができ、楽天ポイントを貰うことができます。

• 端末購入で最大12,000ポイント
• 他社乗り換えで6,000ポイント
• 新規申し込みで2,000ポイント
• 楽天市場のポイント還元率が+4倍
• Youtube Premium3ヶ月無料
• 15分通話かけ放題1ヶ月無料

個人的に特に大きいのが楽天市場のポイント還元率がアップする点。

1万円分買い物すれば400円分のポイントを多く貰える為、楽天モバイル自体が実質678円〜使えることになります。
2万6,000円分買い物すれば実質無料（3GB以内の場合）となります。

楽天モバイルの公式サイト

nuroモバイル

nuroモバイルで行われているキャンペーンは以下の通りです。

• NEOプラン（20GB）申込みで8ヶ月目に11,000円キャッシュバック
• NEOプランW（40GB）申込みで8ヶ月目に15,000円キャッシュバック
• バリュープラン（3〜15GBのプラン）が6ヶ月間割引
• 5分、10分かけ放題プランが6ヶ月間440円割引

多くの格安SIMはそこまで得なキャンペーンがめったに行われないのですが、nuroモバイルはキャンペーン面でもお得になっています。

nuroモバイルの公式サイトはこちら

楽天モバイルのメリット・デメリット

ではここからは楽天モバイルのメリット、デメリットを解説します。

楽天モバイルのメリット

まずはメリットから。

コスパが良い

月額料金の安さに加え、通話料無料、楽天ポイント還元など非常にコスパが良いのが楽天モバイル。

他の格安SIMと比較してもトップクラスのコスパの良さです。

特に20GB以上のプランであれば楽天モバイルがかなりおすすめです。

データ容量が無制限

格安SIMの多くは20GBがデータ容量の最大となっていて、無制限で使えるのは自社回線で提供しているキャリアのみ。

新キャリアである楽天モバイルもデータ無制限で使うことができ、それでいて3大キャリアよりもかなり安いです。

大容量使うなら楽天モバイル一択でしょう。

格安SIMの中では通信速度が速い

3大キャリアやサブブランドには及ばないものの、格安SIMという枠組みで見ると通信速度が速いです。

また格安SIMにありがちな回線が混雑する時間帯（平日12時台など）での極端な速度低下も少ないです。

楽天モバイルのデメリット

続いて楽天モバイルのデメリットです。

地下などで繋がりにくい

楽天モバイルはサービス開始当初に比べて基地局が大幅に増え、さらにパートナー回線の利用上限が廃止されたことでエリアはかなり拡大、人口カバー率も99.9％を超えてエリア面でも心配なく使えるようになっています。

ただまだ地下などは他に比べる多少繋がりというのが正直な感想。

楽天モバイルでも屋内や地下などで繋がりやすい周波数帯（プラチナバンド）が割り当てられた為、今後さらに改善されていくことに期待です。

3GB超〜10GB以内しか使わないユーザーはもったいない

楽天モバイルでは3GBを超えると20GBまでが一律2,178円。

5GB・10GB・15GBプランがあるnuroモバイルに比べて、使う容量次第では高くなってしまいます

楽天モバイルの公式サイト

nuroモバイルのメリット・デメリット

続いてnuroモバイルのメリット、デメリットを解説します。

nuroモバイルのメリット

まずはnuroモバイルのメリットです。

3〜15GB以内の料金は数ある格安SIMの中でもトップクラスの安さ

nuroモバイルは小〜中容量帯の月額料金が数ある格安SIMの中でもトップクラスに安いです。

また5GB以上のプランであれば3ヶ月1回、データ容量をプレゼントして貰える為、プランによって1ヶ月あたり1〜5GB多く使うことができるというメリットもあります。

どこでも繋がりやすい

nuroモバイルはドコモ、au、ソフトバンク回線のSIMから選ぶことが可能です。

nuroモバイルのようなMVNO（大手キャリアから回線を借りて通信サービスを提供）の格安SIMは、回線枠の都合から速度が遅いというデメリットがあるのの、使えるエリア、繋がりやすさは大元のキャリアと変わりありません。

いずれのキャリアのSIMを選ぶにしろ、エリアは広く、楽天モバイルが弱い地下や建物の中でも圏外になることはほぼありません。

通話料、通話定額オプションが安い

楽天モバイルのように国内通話が無料とはなりませんが、通話料は11円/30秒と他の携帯電話会社に比べて半額。

また通話定額オプションも5分・10分・かけ放題と選択肢が多く、料金も安いです。

nuroモバイルのデメリット

続いてデメリットです。

通信速度が遅い（特に回線が混雑する時間帯）

MVNOの中で特別遅いというわけではありませんがキャリアに比べると通信速度はどうしても遅いです。

特に利用者が増える時間帯（12時から13時、18時から19時であることが多いが他の時間帯でもある）は極端に遅くなってしまうこともあり、その点は快適性という観点でかなり大きなデメリットでしょう。

20GB使うなら楽天モバイルの方が安い

楽天モバイルなら20GB使っても2,178円、20GBを超えたらいくら使っても3,278円です。

それに対してnuroモバイル20GBプランが2,699円、40GBプランが3,980円。楽天モバイルよりも高いです。

特に大容量使うなら楽天モバイルの方がおすすめでしょう。

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楽天モバイルとnuroモバイルの併用ってどう？

iPhoneを含めデュアルSIMに対応したスマホが増えたことで、2つのSIMを併用することが楽になりました。

そして楽天モバイルとnuroモバイルの併用で使うことを考えている人もいるでしょう。

この組み合わせで併用する点について、目的別に評価した結果は以下の通りです。

nuroモバイルは小容量帯が安く、逆に楽天モバイルは大容量帯が安いかつ通話料が無料です。

その為、この2つを組み合わせて使うなら、楽天モバイルをメインとして通話やデータ通信用として利用しながら、楽天モバイルが繋がりにくい時にnuroモバイルに切り替えて使うのがおすすめです。

この使い方なら楽天モバイルが3,278円（無制限）、nuroモバイルが792円（3GB）であわせて4,070円で運用できます。

nuroモバイルの公式サイトはこちら

まとめ

楽天モバイルとnuroモバイル。どちらもそれぞれに長所があり、人気のある格安SIMです。

自分の用途・目的に合わせて、自分にあったものを選びうようにしましょう。

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2024.05.08