光回線

【auひかりホームタイプも撤去工事費なし】光回線の撤去工事や撤去費用、必要性をまとめて紹介

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光回線は新規契約時に工事が必要になりますが、一部の光回線では解約時に回線の撤去工事を求められることがあります。

回線撤去費用は無料のところもあれば、30,000円以上かかるところもあるため、事前に撤去工事に関する知識を深めておくと、いざという時に役立つはずです。

本記事では、光回線撤去工事の基本的な知識や光回線の撤去費用はだいたいどのくらい費用がかかるのかなどについ紹介していきます。

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新改定】auひかり戸建ての撤去費用も不要になったので心配なし

光回線の撤去工事に関して、最も多くの人が気にしているのが「auひかり」について。

auひかりは高額なキャッシュバックを貰えるなど非常にメリットが多い光回線ではありますが、戸建てタイプの場合は解約時に撤去工事費として31,680円かかるという問題点がありました(契約期間、解約タイミング関わらず必ず発生)。

しかしこの撤去工事に関する内容は2022年7月に規約が改定、撤去工事費自体は変わらないものの、撤去工事自体が「必須→任意」に変更されました。

  • 改定前:電柱からお客さま宅内までの光ファイバー引き込み設備を、解約時に有料で撤去。
  • 改定後:電柱からお客さま宅内までの光ファイバー引き込み設備を、解約時お客さまのご要望がある場合に有料で撤去。

ほとんどの人は解約しても光回線を撤去する必要がありませんから、auひかり撤去費用は実質不要になったということです。

元々のデメリットであった撤去費用がなくなったので、auひかり戸建てタイプでも契約しやすくなったと言えるでしょう。

ただし、以下の点には注意が必要です。

  • 2022年6月以前から契約している人は撤去工事が必須(戸建てタイプのみ)
  • 2018年2月28日以前から契約している人の撤去工事費は11,000円
  • 2018年3月1日から2022年6月30日までに契約している人の撤去工事費は31,680円

撤去工事が任意となるのは改定後に契約した人のみの話であり、それ以前から契約している人は撤去工事が必須、それに伴い撤去工事費が発生します。

ただし現在は光回線乗り換えで撤去費用よりもずっと多いキャッシュバックを貰える光回線サービスが増えているので、乗り換え時であれば相殺(むしろプラス)できます。
光コラボであれば解約時に撤去費用がかかることもありませんから、撤去費用がかかるからと無理に使い続ける必要はないと言えるでしょう。

以下の記事でキャッシュバックを多く貰うことができる光回線を紹介していますので、乗り換えを検討していう人はチェックしてみてください。

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光回線の撤去工事とは

ここからは光回線の撤去工事について詳細を紹介します。

光回線工事は、①電柱から建物の壁まで光ファイバーケーブルを引き込む、②屋外から屋内に回線を引き込む、③部屋まで回線を引き込むといった三段階に大きく分かれています。

例えば、NURO光であれば「宅内工事」と「屋外工事」の2回に分けて工事が必要です。

NURO光公式戸建て工事内容 

(引用:NURO光)

そして解約時等で回線を使わなくなった際にこれらの設備を撤去するのが撤去工事です。

利用者にとっては設備自体を残しても特別問題はありませんからわざわざ撤去工事をする必要は基本的にありません。しかし事業者側が設備を残しておくと維持費がかかるといった理由から撤去工事を必須としている場合があります。

なおマンションタイプでは基本的に撤去工事が必要ありません。ほとんどのマンションにはいずれかの光回線設備が元々導入されているので新たに引き込む工事自体が行われませんし、万が一新たに引き込んだとしてもインフラとして当たり前となっている光回線の撤去を望む大家さんもそうそういませんから。

ちなみにフレッツ光回線が導入されているマンションでは、以下の光コンセントがついている場合があります(光コラボでも利用可)。

【光コンセントの例】

光コンセント分離型

(引用:NTT東日本公式「光コンセント」)

このコンセントがある場合は工事不要でONU機器を接続しうれば使い始めることができます(NTT側の工事(無派遣工事)は必要)。当然撤去工事もありません。

撤去工事が必要か判断する材料は「契約先」と「建物タイプ」

撤去費用がかかる光回線もありますし、契約時だけでなく解約時まで工事が必要になるのはちょっと面倒ですよね。

できるだけ工事は避けたいものですが、撤去工事や負担の有無はどこの光回線に契約しているか、そしてどの建物タイプなのか、によります。

いずれにせよ、撤去工事の有無は自分で決めるものではないので、契約先の光回線と、退去する部屋の大家さんや管理会社に連絡を入れて判断を求めるようにしましょう。

どこの光回線に契約しているのか

光回線は、NTT東日本・西日本が提供するフレッツ光のほかに、そのNTT回線を使って自社のサービスを付与した「光コラボレーション」や、独自回線を使ったものなど、使用している回線が異なります。

NTT回線を使った光回線同士の乗り換えであれば工事は不要ですし、解約で撤去工事が必要になる場合でも、基本的に撤去工事費用は掛かりません

また以前まではauひかり等で撤去工事が必須となっていましたが、改定によりほとんどのところが不要(撤去を希望する場合は有料で可)となっています。

どの建物タイプなのか

戸建ての場合、契約先によっては回線を撤去するか、一部設備だけを残しておくかといったことを世帯主が選ぶことができます。

ただし、解約時に回線撤去することを必須としているところもあるので、その場合は選択権がそもそもありません。

特に2022年6月以前に契約した光回線を利用している場合は撤去工事が必須となっている場合が多々あるので注意しましょう(2022年7月1日から多くの会社で撤去工事が任意に変更されています)。

一方、賃貸アパートは「原状回復」が基本ですから、工事をした部分は元通りにするのが原則です。

ただアパートやマンションは基本的に元々導入されている光回線を使っているはず(導入されていない光回線の利用はできない)なので、撤去が必要となるケースはほとんどないでしょう。

しかし何らかの理由で新たな回線を引き込み、そして管理会社や大家さんに撤去を求められたら従わなければありません。

光コンセントにつながっているだけなら自分でケーブルを抜けばOK

屋内配線の撤去や光コンセントの撤去など、契約時に工事をしてもらった箇所については、解約時に契約先が依頼した業者が工事をしてくれます。

ただし、契約時に工事をせず、最初から光コンセントが設置されていたり、送られてきた機器を自分で接続したりして光回線を使い始めた場合、撤去工事は特に必要ありません。

自分で光コンセントやモジュラージャックからケーブルを抜き、期日までに指定の住所まで機器を返却するだけです。

賃貸アパートやマンションで撤去工事をしたくない人は、部屋選びの時点で「光回線工事の必要がない部屋」に条件を絞って探すことをおすすめします。

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主要回線の撤去費用

主な光回線の撤去工事費用は、以下の通りです。

 光回線  回線 撤去
必要性
撤去費用 詳細
ドコモ光 光コラボ
(フレッツ光)
任意 無料 詳細
ソフト
バンク光
詳細
ビッグローブ光 詳細
So-net光
プラス
詳細
auひかり 独自回線 任意
(※1)
31,680円
(撤去する場合)
詳細
NURO光
独自回線 任意 11,000円
(撤去する場合)
詳細
eo光
(関西地方)
電力系 任意 11,000円
(撤去する場合)
詳細
コミュファ光
(東海地方)
電力系 任意
(※1)
13,200円
(撤去する場合)
詳細

※1:2022年6月30日以前に契約した場合は撤去工事が必須

光コラボ(ドコモ光、ソフトバンク光など)は撤去費用は無料

NTT東日本・西日本のフレッツ光は回線撤去費用がかかりません。

フレッツ光の回線を利用する光コラボ系の光回線サービスであるドコモ光、ソフトバンク光、So-net光、ビッグローブ光等は撤去費用は無料です。

ドコモ光、ソフトバンク光は新規契約時も工事費用が無料なので、契約時も解約時も費用負担を抑えられる光回線と言えますね。

auひかりも基本的に撤去費用は不要(撤去工事が任意の為)

上記で紹介した通り、auひかりは以前まで戸建てタイプの場合だと解約時は撤去工事が必須となっており、契約期間や解約タイミング関係なく撤去工事費用(31,680円)がかかりました。

しかし2022年7月1日に規約が改定され、撤去工事自体が必須から任意に変更。

撤去工事をわざわざする必要がなくなり、撤去費用がかからずに解約できるようになっています。

その他の光回線も撤去工事は任意なので、わざわざ撤去する必要なし

NURO光といった他の光回線でもauひかり同様で撤去工事は任意となっており、わざわざ撤去を選ばなければ撤去費用かからずに解約できるようになっています。

その為、解約時には長期契約時の違約金(更新月以外に解約の場合)しか発生しません。

ちなみに更新月以外での解約に発生する違約金も、法律改正により2022年7月1日から大幅に減額されています。

以前は2万円程度かかっていた違約金も、現在は上限が月額料金1ヶ月以内となっている為、3,000円から5,000円程度です。

撤去費用に関する注意事項や回線を撤去しないことのデメリット

撤去費用に関して、以下の点には注意が必要です。

auひかりを2022年7月以前に契約した人は変わらず発生(戸建てタイプ)

auひかりでは規約が変更され、撤去工事が必須ではなくなりわざわざする必要がなくなりました。

ただしそれは2022年7月1日以上に契約した人が対象です。

それ以前に戸建てタイプで契約した人は解約時に以下の撤去費用が発生します

  • 2018年2月28日以前から契約している人の撤去工事費は11,000円
  • 2018年3月1日から2022年6月30日までに契約している人の撤去工事費は31,680円

残置設備が新規回線工事の邪魔になる可能性が少なからずある

戸建ての場合、借家でない限りは屋内回線や光コンセントを撤去しなくても特に困りません。ですので、わざわざお金をかけて撤去工事はする必要はないでしょう。

また回線を残しておけば、光回線を再契約する時に、屋内回線をそのまま再利用することもできます。(光コラボ→他の光コラボの乗り換えなど)

ただし、回線が異なる場合で、同じ箇所に工事をするとなると、残置回線が邪魔になる可能性が少なからずあります

他社回線の撤去を行うことは基本的にないため、希望とは違う場所に配線や光コンセントを設置しなければいけなくなるかもしれませんし、見た目が悪くなるかもしれません。

原状回復に違反していると退去時に別途費用を請求される可能性も(賃貸集合住宅)

賃貸アパートやマンションで光回線を利用する場合、それぞれの建物で既に導入されている光回線を使うのが基本です。

フレッツ光回線が導入されているマンションであればフレッツ光もしくは光コラボ、auひかりの光回線が導入されているマンションであればauひかりといった具合です。

ただどうしてもその光回線以外を使いたい場合は新たに違う光回線を導入することができなくもありません(管理会社や大家さんが許可した場合)。

また3階以下に住んでいる場合、電線から直接光回線を引き込むということもできる場合があります(戸建てタイプで契約)。

ただこれらの場合は撤去が必須となる可能性があるということに注意しましょう。

賃貸アパートやマンションでは「原状回復」が原則ですから、退去時に入居者の荷物が何かしら残っていた場合、別途費用が発生してしまいます。

ですので導入時はあらかじめ管理会社や大家さんに撤去の必要有無を確認するようにしてください。

撤去費用がかかっても、乗り換えならキャッシュバックで相殺可能

auひかりを2022年6月以前に契約した場合は撤去費用がかかってしまうということを紹介しました。

ただしもし違う光回線の乗り換えたいと考えているのであれば、そこまで心配する必要はありません。

なぜなら光回線の乗り換え時には、撤去費用以上のキャッシュバックが貰えるので、むしろプラスになる為です。

撤去費用がかかるからと渋る必要はまったくないわけです。

以下で、いくつかキャッシュバックが多い光回線サービスを紹介します。

  月額料金 キャッシュ
バック
回線種類
ドコモ光 (戸)5,720円
(マ)4,400円
最大
35,000円
光コラボ
auひかり (戸)5,610円
(マ)4,180円
最大
66,000円
独自回線
ソフトバンク光 (戸)5,720円
(マ)4,180円
最大
40,000円
光コラボ
NURO光
(戸)5,200円
(マ)2,750円
最大
45,000円
独自回線
ビッグローブ光
(戸)5,478円
(マ)4,378円
最大
62,000円
光コラボ

※(戸)・・・戸建て、(マ)・・・マンション

光回線はキャッシュバックだけではなく、使っているスマホとのセット割や工事費等によってお得度は変わるので、選ぶ際は下記記事を参考にしてください。

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【おまけ】残した回線は再利用できる可能性もある

戸建てであれ、賃貸集合住宅であれ、場合によっては残置設備を再利用することも可能です。

乗り換えでどのような工事が必要になるのかについては、総務省の「他事業者に乗り換える際の工事の要否について」の資料で分かりやすく説明されています。

総務省乗り換え工事の有無について

(引用:総務省「参考資料(固定通信に関する事項)」)

例えば、フレッツ光からドコモ光、ソフトバンク光などへの乗り換えは基本的に工事不要です。

回線を撤去しなくても、「転用」や「事業者変更」といった手続きで、簡単に乗り換えができます。

すぐに乗り換えず、しばらく光回線を使わない期間があったとしても、フレッツ光や光コラボから次の契約先を選ぶなら撤去せずに残しておくのがおすすめです。

ちなみに、賃貸集合住宅であっても、回線を残しておくことで次の入居者がすぐに光回線を使えるというメリットもあります。

まとめ|光回線の撤去工事は基本的に不要だがかかってしまう場合も少なからずある

光回線の解約時、以前まで撤去工事が必須だったauひかりも任意となったのでほとんどの人はかからずに済むようになりました。

ただし必ずしもかからないわけではなく、様々な理由でせざるを得なくなる可能性もあります。ですので撤去工事について必要かどうか確認する連絡を、光回線の契約先と、入居物件の大家さんや管理会社に必ず入れるようにしてください。

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