格安SIM

カウントフリーとは?仕組みやカウントフリーオプションがあるおすすめ格安SIM、対象アプリやサービスまとめ

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カウントフリーは一部のキャリアプランや格安SIMで利用できるサービスです。

うまく利用すれば、どれだけ動画やSNSを見ても通信制限にかからないとあって、通信費を節約したい人たちの間で人気が高まっています。

今回は各事業者ごとにカウントフリーが適用される対象アプリやサービスと、カウントフリーを契約する際に知っておきたい注意事項をまとめました。

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カウントフリーの仕組み

カウントフリーとは、特定のアプリやサービスを使うデータ通信量をカウントしないシステムのこと。ゼロレーティングやデータフリーとも呼ばれています。

通常スマホを契約している場合、月に10GBなどの制限が設けられていることがほとんどですが、カウントフリーのサービス内であれば、この上限に関係なく通信が可能です。

たとえば、LINEMOではLINEのチャットやビデオ通話において通信量を消費することはありません。

カウントフリーは対象のプランに契約するか、別途月額料金を支払いオプションをつけることでサービスを受けられます。

各キャリアや格安SIM事業者(MVNO)によってカウントフリーとなるアプリが異なるため、自分のよく使うサービスが対象になっているものを選ぶのがいいでしょう。

キャリア、格安SIMのカウントフリー対象アプリ、サービスまとめ

カウントフリーのサービスやオプションを提供しているキャリア、MVNOをまとめました。

LINE Twitter Face
Book
イン
スタ
You
Tube
LINEMO × × × ×
BIGLOBE
モバイル
× × × ×
OCN
モバイル
× × × × ×
LINKS
MATE
× ×
ニコ
ニコ
Abema
TV
Google
Play
Music
Spotify Apple
Music
radiko
LINEMO × × × × × ×
BIGLOBE
モバイル
×
OCN
モバイル
× × × ×
LINKS
MATE
× × × ×

SNSや動画、音楽などアプリの種類は多岐にわたるため、さらに詳しく確認していきましょう。

SNS(LINE、Twitter、Facebook、Instagramなど)が対象のカウントフリー

TwitterやLINEなどのSNSは日常的に使っているという人も多いのはないでしょうか。

SNSの通信量はさほど大きなものではありませんが、毎日使い続けるとそれなりの通信量になっていまいます。

特にInstagramは高画質な画像を閲覧するのに通信量がそこそこ必要となるので、できればカウントフリーサービスを使いたいところです。

以前はauやソフトバンクでもSNSカウントフリーのプランがありましたが、新プラン開始に伴い終了。LINEのカウントフリーのみ、LINEMOで対応しています。

「LINEMO」公式サイト

「LINEMO」料金プラン詳細

動画(Youtube、AbemaTVなど)やラジオ配信(radikoなど)が対象のカウントフリーならBIGLOBE

動画はスマホで行う通信のうち最もデータ量を消費するサービスの一つです。

画質がいいものだと1時間視聴するだけで7GBも使うことがあります。

しかし、カウントフリーのサービスがあるとそれらの通信量ですらゼロにすることが可能。

特にBIGLOBEモバイルは対象の動画サービスも多く、おすすめです。

BIGLOBEモバイルは、大手プロバイダであるBIGLOBEが運営しているため回線ノウハウを自社で持っている点が強みです。

そのため安定した速度を保っていると言えるでしょう。

月額料金は以下の通り。ドコモとauの回線に対応していますが、SMSなしのプランはdocomoのみ提供となっています。

【容量】 音声通話
SIM

SMSつき
SIM

データ通信
SIM

タイプD/A タイプD/A タイプD
【1GB】 1,078円
(770円)
【3GB】 1,320円
(770円)
1,122円 990円
【6GB】 1,870円
(1,320円)
1,727円 1,595円
【12GB】 3,740円
(3,190円)
3,102円 2,970円
【20GB】 5,720円
(5,170円)
5,082円 4,950円
【30GB】 8,195円
(7,645円)
7,557円 7,425円

※()内キャンペーン価格。2年目以降は通常価格に。

BIGLOBEモバイルのカウントフリーは、エンタメフリーオプションという月額+308円(データSIMは+1,078円)の月額制のオプションです。

動画や音楽の視聴で月の通信量がかさんでしまう人はこのオプションをつけておくと、基本プランの通信量が少ないものでも十分利用できるようになります。

対象サービスは以下の通りです。

BIGLOBEモバイル
エンタメフリーオプション
対象サービス 
動画 Youtube/AbemaTV
/U-NEXT/Youtube KIDS
音楽/ラジオ Google Play Music/Youtube Music
Apple Music/Spotify/AWA/Amazon Music
/LINE Music/radiko
らじる★らじる/dヒッツ
/RecMusic/楽天ミュージック
電子書籍 dマガジン/dブック/
楽天マガジン/楽天Kobo
SNS FaceBook Messenger

なお、対象サービス内であってもエンタメフリーとならない機能があるため、利用する際はよく確認しましょう。

 

BIGLOBEモバイル公式サイトはこちら

BIGLOBEモバイルの料金・キャンペーンをチェック

 

音楽(AppleMusic、Spotifyなど)やゲームが対象のカウントフリー

音楽やゲームはついつい時間を忘れて使ってしまい、通信量をかさませてしまう原因の一つといえるでしょう。

そんな人におすすめなのが、音楽アプリを無料でカウントフリーにできるOCNモバイルONEと豊富なゲームアプリに対応したLinksMate(リンクスメイト)です。

OCNモバイルONE|Spotifyなど音楽特化のカウントフリーが利用料無料

OCNモバイルONEでは音楽サービスに特化した「MUSICカウントフリー」を展開しています。

(画像引用:OCNモバイルONE

OCNモバイルONEのおすすめポイントはオプション料金が無料であること。

申し込みさえすれば、下記の音楽サービスにかかる通信量はカウントしないシステムです。

OCNモバイルONE
MUSICカウントフリー対象サービス 
音楽 AmazonMusic/AniUta/AWA/
dヒッツ/Google Play Music/
LINE MUSIC/Rec Music
Spotify/ひかりTVMusic

支払う月額料金も変わらず利用できるなら申し込んだ方が絶対お得ですよね。

回線はdocomoにのみ対応。au、Softbankのスマホに挿す場合はSIMロックを解除しておきましょう。

【新コース】
OCNモバイルONE月額料金
【容量】 音声通話
SIM

SMSつき
SIM

データ通信
SIM

【1GB】 1,298円
【3GB】 1,628円 1,100円 968円
【6GB】 2,178円 1,650円 1,518円
【10GB】 3,168円 2,640円 2,508円
【20GB】 4,840円 4,112円 4,180円
【30GB】 6,578円 6,050円 5,918円

OCNモバイルONE公式サイトはこちら

OCNモバイルONEの料金・キャンペーンをチェック

LINKSMATE(リンクスメイト)|人気ゲームや動画、音楽、SNSなどアプリの通信量90%カット

LINKSMATEは多様なゲームや動画サイト、SNSでの通信量が90%カットされるという珍しいオプション(月額550円)で人気の格安SIMです。

今まで紹介したカウントフリーとは異なり、通信量のすべてがカットされるわけではないので注意しましょう。

(画像引用:LINKSMATE公式サイト

ゲーム以外にもTwitterなどのSNSやAbemaTVなどの動画も対象サービスに含まれています。対象コンテンツもどんどん増えているため、現在対象サービス外でも今後追加されることも大いに考えられます。

LINKSMATEカウンフリー
オプション対象サービス 
ゲーム アイドルマスター/あんさんぶるスターズ!/
エレメンタルストーリー/オルタンシアサーガ/
ガールフレンド(仮)/グランブルーファンタジー/
荒野行動/Shadowverse/レビュースタァライト/
刀剣乱舞/バンドリ/FINAL FANTASY/
プリンセスコネクト/マギアレコードなど
動画/音楽など AbemaTV/U-NEXT/niconico/AWA/Abemaマンガ
ビデオマーケット/Mirrativなど
電子書籍 dマガジン/dブック
SNS Twitter/FaceBook/Instagram

さらにLINKSMATEではこまめに回線の増強を行いユーザーにお知らせしたり、リアルタイムな回線速度を公式で確認することができるなど、通信品質が気になる利用者にはうれしいサポートが揃っています。

(画像引用:LINKSMATE公式サイト

ただしあくまで格安SIMなので、かなり精密な速度が必要となるゲームではさすがにラグを感じることがあります。過信は禁物です。

料金プランは以下の通り。100MB~1TBまで細かくプランがわかれているため、抜粋して紹介します。回線はdocomoのみです。

通話 SMSあり データ
1GB 737円 517円 385円
5GB 1,210円 990円 858円
10GB 1,870円 1,650円 1,518円
20GB 2,970円 2,750円 2,618円
30GB 3,905円 3,685円 3,553円

※税込表記

LINKSMATE公式サイトはこちら

カウントフリーの注意点

お得にネットが楽しめるカウントフリーのサービスですが、いくつか注意点があります。

  • Netflixはカウントフリーになるサービスがない
  • 対象アプリでもカウントフリー対象外のサービスがある
  • 格安SIMは速度が遅いことがある
  • テザリングでの同時通信やPCへの接続はカウントフリー対象外のことも
  • カウントフリーのサービスは今後規制される可能性がある

Netflixはカウントフリーになるサービスがない

映画やドラマを楽しめる動画ストリーミングサービスとして人気のNetflix。

動画はネット通信の中でもデータ消費量が多いため、できればカウントフリーを使いたいですよね。

しかしNetflixは2020年1月現在、カウントフリーとして対応している格安SIMがありません

BIGLOBEモバイルが近々エンタメフリーオプションにNetflixを追加するのではという噂もありますが、真偽のほどはわかりません。

ただし現在BIGLOBEモバイルでは対象サービスのリクエストを募集しているため、追加してほしいコンテンツがある場合はリクエストしてみるのもいいですね。

対象アプリでもカウントフリー対象外のサービスがある

カウントフリーの対象となっているアプリの中にも、通信料を消費してしまうサービスや行為があります。

たとえばLINEはLINEMOでカウントフリーの対象となっていますが、LINEニュースなどは対象外。

対象外サービスについては、各公式サイトに明記されています。

通信量を消費していないと思い込みたくさんネットを使ったところ、通信制限になってしまったなんてことがないように、事前にきちんと確認しておきましょう。

もし対象外のサービスを利用する機会が多い場合は、なるべくWiFi環境下で行うようにするといいでしょう。

外出先での利用頻度が高ければ、ポケットWiFiを併用するのがおすすめです。

格安SIMは速度が遅いことがある

格安SIMの速度が遅くなる原因は「回線の混雑」にあります。

格安SIMを販売している事業者をMVNOといいますが、各MVNOは携帯会社のLTE回線を一部レンタルし、契約者に提供しています。

そのため利用者の多い時間帯である、通勤通学時(8:00~9:00)お昼休み(12:00~13:00)夜間(20:00~23:00)は回線が混雑し、速度ががくっと落ちてしまうのです。

回線レンタル

各MVNOで回線をどれだけレンタルしているか、どれだけ利用者を抱えているかが異なるため、どの格安SIMを契約するかで速度は大きく異なります。

安くても遅いSIMで契約してしまうと使い物にならないこともあるため、契約前に公式サイトでの実行速度や口コミ、回線速度測定サイトなどで確認するといいでしょう。

テザリングは可能。ただし同時利用やPCでの接続はカウントフリー対象外のことも

スマホを介してPCやタブレット、ゲーム機などで通信を行うことができるテザリングの機能でも、対象サービス内であればカウントフリーは適用することができます

たとえば、BIGLOBEモバイルのエンタメフリーに登録したSIMを使ってテザリングを行い、タブレットで動画を視聴してもデータを消費することはありません。

ただし公式には以下の記載があります。

「エンタメフリー・オプション」はテザリングによる視聴でも適用されます。ただし、複数台・複数アプリでの同時視聴を行うと、エンタメフリーの対象外となる場合があります。

つまりタブレットで視聴しつつ、スマホでも同じように動画を見たり音楽を聴いたりすると、カウントフリーの対象外となり、データ量を消費してしまうということですね。

同時再生する機会はあまり多くはないと思いますが、カウントフリーだからと油断して友人にテザリングしてあげるなどするとこのパターンに引っかかる恐れがあるため注意しましょう。

またカウントフリーは公式アプリからのアクセスしか適用されないケースがほとんど。ブラウザから通信を行ってしまうと通常通りデータが消費されます。

特にPCはアプリを使用しない場合が多いため注意が必要です。

カウントフリーのサービスは今後規制される可能性がある

総務省は2018年からカウントフリーのサービスについてルールの策定をしようと協議を続けています。主に問題となっているのは以下の点です。

【ネットワーク中立性の問題】

  • 特定のアプリやサービスでしか適用されないため、適用外のサービスが排除されてしまう

【通信の秘密の問題】

  • 適用内のサービスかどうかを判断するために通信内容(個人情報)を識別している

【消費者に対する問題】

  • カウントフリーを必要としない消費者に十分な説明をせずに契約させる
  • カウントフリー対象外の行為について十分な説明がない
  • トラヒックの圧迫によりカウントフリーを利用しない消費者にも回線混雑などの影響が出る可能性がある

さらにカウントフリーなどのサービスで帯域を使用する余裕があるのであれば、そもそもの基本料金を下げるべきだとの意見も。

ただし2019年11月に示された指針案では「通信事業者がとることが望ましい行為」との表記があり、義務ではないのかなど曖昧な点が数多く残されています。

一律禁止となるというわけではありませんが、何かしらのルールが設けられるというのはほぼ確実なので、市場動向についてはチェックが必要です。

結論:カウントフリーはデータ通信量の節約にぴったり。ただし対象外サービスや速度が遅い点に注意

カウントフリーは対象アプリやサービスの通信量をカウントしないシステムです。

そのため格安SIMでは契約する通信量を小さくすることができ、節約につながります。

各プランやオプションによって対象となるサービスは異なるため、自分がよく利用するものや通信量の大きいものが適用されているか契約前に確認しましょう。

LINE Twitter Face
Book
イン
スタ
You
Tube
LINEMO × × × ×
BIGLOBE
モバイル
× × × ×
OCN
モバイル
× × × × ×
LINKS
MATE
× ×
ニコ
ニコ
Abema
TV
Google
Play
Music
Spotify Apple
Music
radiko
LINEMO × × × × × ×
BIGLOBE
モバイル
×
OCN
モバイル
× × × ×
LINKS
MATE
× × × ×

ただし、対象のアプリであっても公式アプリ以外からのアクセスや一部サービスについては、適用外となることもあります。

各社の注意事項をよく読み、うっかり通信量がかかってしまい通信制限に…なんてことがないようにしましょう。

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