現在のスマホを海外で使えるかどうかは、各会社によって異なります。
また、使える場合でもたいていは追加オプションとして料金が発生し、その料金も会社によって様々です。
本記事では格安SIMを中心に海外でスマホを使うことができるかどうか、料金はいくらかかるかについて解説しています。
ドコモのオンライン専用プランahamoが人気の理由
- 「30GB+5分以内通話定額」がたった2,970円
- 格安SIM並の安さなのに通信速度は速く、回線混雑時の速度低下なし
- 大盛りオプション(+70GBで1,980円)で大容量通信も可能
- dポイントプレゼント
- 対象アプリ(Netflix、Disney+など)利用で20%ポイント還元
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海外でスマホを使うためには?
まずは海外でスマホを使う為の方法から見ていきましょう。
国際ローミング対応のスマホを使う
国際ローミングとは、現在使っている携帯電話会社が提携している海外の事業者の通信設備を利用して、現在の使っているスマホでデータ通信を行うことができるサービスです。
基本的には有料オプションであり、期間や使う容量によって基本料とは別の料金がかかってしまいます。
ただ以前のように従量課金制で使いすぎると高額の料金を請求される形ではなくなり、1日使い放題で数百円など、比較的安く利用できるようになりました。
ちなみにドコモのオンライン専用プランであるahamo(20GB:2,970円)であれば、国際ローミングが追加料金がなしで使うことができ、容量も20GBの範囲内で使うことができます。
他社で国際ローミングを使うとなると1日1,000円程度(詳しくは下記)。5日間で5,000円かかることを考えると、1年に1回でも海外に行く機会がある人はahamoを使った方がトータルでお得になるでしょう。
海外用モバイルWiFiをレンタルする
空港でもレンタルすることができる海外用のモバイルWiFi。国際ローミングの高く、使い勝手も悪かった一昔前までは海外旅行時の主流でした。
空港で手軽にレンタルすることができ、1台契約すればテザリングなどしなくても複数台で同時に利用することが可能、少ない容量(500MB程度)であれば1日数百円という安いといったメリットがあります。
また格安SIMの中には国際ローミングでのデータ通信が使えない場合もあり、それらを使っている場合ならモバイルWiFi一択となるでしょう。
ただ紛失等のリスクがあったり、国際ローミングを使った方が安くすむ場合があります。
また、通信速度も比較的遅いことが多く、いざ借りて持って言っても遅すぎて使えなかったという意見も多いので注意が必要です。
ホテル等のWiFiを利用する
海外では多くのホテルでWiFiが利用できますし、国によってはフリーWiFiも普及しています、
基本的には無料で利用できるというのが最大のメリットでしょう。
ただ外出時などWiFiがない場所では使えない、ホテルによっては使い物にならないというデメリットがあります。
また悪意のあるフリーWiFiに気づかず接続してしまう可能性もあり、情報を盗み取られたりウイルスに感染するといった危険性が高く、セキュリティ面にはかなり注意して利用しなければなりません。
キャリア、格安SIMの国際ローミング利用可否及び料金
ではここからは、キャリアや格安SIMで国際ローミングの利用ができるかどうか、そして料金はいくらかかるかについてまとめて紹介します。
なお、料金は使用する国によっても変わるので詳細は各社で確認してください。
利用 可否 |
料金 (プラン内データ使用有り) |
料金 (プラン内データ使用なし) |
|
ドコモ | ◯ | 1h:200円 24h:980円〜 (月間30GB超過後は 最大1Mbps) |
使い放題:2,980円(24h) |
ソフトバンク | ◯ | – | 3GB:980円(24h) 9GB:2,940円(72h) 使い放題:2,980円(24h) |
au | ◯ | 24h:490円〜 (24hで3GB超過後は 最大1Mbps) |
使い放題:2,980円(24h) |
ahamo | ◯ | 無料 (増量オプション加入時 でも20GBまで) |
– |
LINEMO | ◯ | – | 3GB:980円(24h) 9GB:2,940円(72h) 使い放題:2,980円(24h) |
povo2.0 | × | – | – |
Y!mobile | ◯ | – | 3GB:980円(24h) 9GB:2,940円(72h) 使い放題:2,980円(24h) |
UQモバイル | ◯ | 24h:490円〜 (24hで3GB超過後は 最大1Mbps) |
使い放題:2,980円(24h) |
楽天モバイル | ◯ | 月2GBまで無料 | 1GB:500円 |
IIJmio | × | – | – |
mineo |
× | – | – |
OCNモバイル ONE (受付終了) |
× | – | – |
海外で使う場合に一番おすすめなのはahamo。プラン内の容量であれば、追加料金なしで使うことができます。すなわち日本と変わらず使えるというわけです。
ソフトバンク系のY!mobileやLINEMOは、1日3GBが980円で利用できます。ただ使い放題プランは21日,980円と高い為、たくさん使いたい人には向いてません(モバイルWiFiの方がおすすめ)。
UQモバイルは現在のプランの容量を消費することになるものの、事前予約で1日490円の利用が可能。容量が足りなそうなら海外に行く月だけ上のプランにするのもありでしょう。
UQモバイルは1日3GB以上使うと最大1Mbpsに速度が制限されるものの、この速度は動画を標準画質でも見れるレベルの速度ですから、快適とは言えなくても困らない程度には使えます。
楽天モバイルは月2GBまでは無料で使えます。ただ月2GBを超えると128kbpsに制限、高速通信が必要な場合は1GBにつき500円で容量を購入しなければなりません。
auのオンライン専用プランであるpovo2.0やMVNOの格安SIMは国際ローミングによるデータ通信を使うことはできません。
ahamo、UQモバイルユーザーは国際ローミングがおすすめ
個人的に海外でスマホを使う場合に最も快適に使えると感じるのは国際ローミングです。
理由は以下の通り。
- オプション加入でOKなので手間が少ない
- テザリングを使えば複数端末での利用も可能
- 通信速度が比較的速い
- 端末紛失等のリスクがない(スマホ自体は除く)
とは言え、格安SIMによっては国際ローミングを使ったデータ通信が利用できないとこも多数(詳細は次項)。特にmineo、IIJmioといったMVNOの格安SIMは使うことができません。
また使う容量次第でもありますが、モバイルWiFiの方が圧倒的に安くすむということも多々あります。
基本的にはahamo、UQモバイルユーザーは国際ローミング、それ以外はモバイルWiFiを使うというのがおすすめです。
2年に1回でも海外に行く機会があるならahamoへの乗り換えがおすすめ
もし旅行や出張で2年に1回以上海外に行くのであれば、今使っているスマホもahamoに乗り換えてしまうのがおすすめです。
たとえば5日間海外行くと、モバイルWiFiのレンタル料で5,000円かかります(1日1,000円として)。しかしahamoであれば無料。20GBプランの範囲内で日本にいる時と同じように使うことができます。
ahamoはそもそもの料金が安く20GBで2,970円(しかも5分以内のかけ放題込み)。さらに海外に行く時に余計なお金がかからないことも考えれば、一番コスパが良いのは間違いないでしょう。