auのサブブランドであるUQモバイルは、料金が安く通信速度が速い、それでいて速度が安定しているというかなり優れた格安SIMです。
本記事ではUQモバイルの通信速度について、実際の通信速度や速い理由などを紹介していきます。
格安SIMの通信速度の遅さに不満を持っている人、キャリアを使っているがスマホ代を下げたい人はぜひチェックしてみてください。
auのサブブランドUQモバイルがおすすめな理由
- 4GBが1,078円〜、15GBが2,178円〜
- 自宅セット割、家族セット割利用で大幅値引
- コミコミプラン(20GB+10分以内の国内通話かけ放題)なら割引なしでも3,278円と格安
- キャリア並みに通信速度は速く、回線混雑時の速度低下なし
- のりかえ(MNP)で10,000円相当(新規契約は3.000円相当)(不課税)のau PAY残高還元※SIMのみ購入の場合
- 端末割引あり、1円スマホも
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UQモバイルの公式サイト
UQモバイルは格安SIMの中でもトップクラスに通信速度が速くて優秀
格安SIMを使わない理由としてよく挙げられる「通信速度の遅さ」ですが、auのサブブランドであるUQモバイルであればば心配不要。
UQモバイルは格安SIMの中でもトップクラスで、キャリアにも負けない通信速度がでてくれます。
通信速度は概ね30〜50Mbps以上出る
以下は、実際にUQモバイルで時間別に通信速度を複数回計測した際の平均通信速度です。
時間帯 | 速度(下り) |
9:00 | 47.2Mbps |
12:00 | 48.5Mbps |
15:00 | 52.8Mbps |
18:00 | 45.5Mbps |
21:00 | 39.2Mbps |
24:00 | 58.9Mbps |
この結果を見る限り、他の格安SIMの一般的な通信速度が5〜20Mbps程度であることを考えれば、十分速いと言える速度がUQモバイルでは出るということが言えます。
また一般的に高画質の動画を快適に見る為の速度は10Mbps以上とされています。UQモバイルはこれを大幅に超えた速度が安定して出てくれるので「快適性」はかなり高いです。
もちろん通信速度は場所、環境、時間帯によって大きく影響する為、一概に〇〇Mbps以上でるということは言えません。これより遅い結果がでることもあれば、もっと速い結果がでることもあるでしょう。
ただ、UQモバイルは速度の関して他でもかなり評判が良いですし、速度の測定結果も良好。
以下はUQモバイルの公式サイトに掲載された通信実測データです。
場所 | 平均下り速度 |
東京 | 63.06Mbps |
大阪 | 55.75Mbps |
福岡 | 28.62Mbps |
福岡での通信速度が若干低いもののそれでも約30Mbps。他は50Mbpsを超えているので、やはりかなり優秀な通信速度でえあると言えます。
回線が混雑する時間帯の速度低下もない
先ほど紹介した時間帯別の平均通信速度を見てわかるように、時間ごとでの通信速度に大きな差はありません。
格安SIMは回線が混雑する時間帯で極端な速度低下があるといったことが大きなデメリットです。しかしUQモバイルではそれがない為、どんな時間帯でも安定して快適に使うことができるという安心感があります。
もしかしたらもっと長期的に何回も調べると回線が混雑する時間帯(特に平日昼12時台)に多少の速度の低下がでてくるかもしれませんが、それでも快適性が失われるレベルではないでしょう。
少なくともこれまでUQモバイルを使っていて、昼だから速度が遅くなったと感じたことはありません。
低速モード時、速度制限時も最大1Mbps
UQモバイルはデータ容量を使い切った後でも最大1Mbpsでの通信が可能です(コミコミプラン・トクトクプランの場合)。
実測すると900〜950kbps程度でてくれます。
実際にこの速度で使って見ると、標準画質の動画は問題なく視聴可能、Twitterも利用可能、ニュースサイトも問題なし、インスタは画像の表示に少し時間がかかる場合もあるが十分使えるレベル。
通常時だけでなく、容量を使い切って速度が制限された場合や低速モードに切り替えた場合でも十分スマホとしてネットサービスを使えるレベルの速度がでてくれます。
キャリアのauと比較した場合
UQモバイルはauのサブブランドであり、運営会社は同じKDDIです。それぞれのブランドはauが「高速・安定の大容量通信」、UQモバイル「安い料金」として位置付けられています。
auとUQモバイルはKDDIの自社回線を使う点は同じであるものの、割り当てられている回線にはおそらく違いがあり、当然料金が高いauの方が優遇されているはずです。
ですが、実際に通信速度を計測した結果はauよりもわずかに低い程度でした。他にも色々なサイトで計測結果がでていますが、同等もしくはわずかな差という場合が多いです。
現時点での結果としては、料金はUQモバイルが圧倒的に低いにもかかわらず、速度は同等という非常にお得度の高い格安SIMであるということがわかりました。
UQモバイルの通信速度が速い理由
そもそもなぜUQモバイルは他の格安SIMに比べて通信速度が速いのか。
それはやはりauと同じKDDIが運営しているauのサブブランドと言う位置づけだからでしょう。
回線貸し出し条件が優遇?
キャリア以外の通信事業者はキャリアの回線(ドコモ、au、ソフトバンクのいずれかの回線)を借りてサービスを提供しています。
UQモバイルも、元々はUQコミュニケーションズというKDDIのグループ会社が運営しており、回線はauの回線枠を借りて通信サービスを提供する形をとっていました。
ただここで重要なのは、利用者に対してどれだけの回線枠を借りるかという点です。
回線枠を多く借りれば通信速度は速く、回線混雑時の速度低下を抑えられます。しかし一方でキャリアに支払う金額は多くなる為、コストは悪化したり格安SIMの良さである料金の安さを実現できません。
逆に回線枠が少なければコストは少なくなるものの、通信速度は遅くなり、回線混雑時の速度低下はひどいものになってしまいます。
そんな中でMVNOの格安SIMは自社が利益をあげることを考えながら、借りる回線枠と通信の快適性、そして月額料金をバランス良く決めているのです。
ただUQモバイルはサブブランド、運営会社はKDDIが出資している子会社。何かしら優遇されていてもまあおかしくはないですよね。
事実、2018年の「モバイル市場の公正競争促進の検討会(総務省)」では、サブブランド(UQモバイル・Y!mobile)が混雑時でも通信速度が速いことから、他のMVNO格安SIMから回線の貸出条件等でサブブランドを優遇しているのではないかという批判もでています(KDDI、UQモバイル側は否定)。
実際のところはわかりません。そもそもMVNOに比べるとUQモバイルの料金は若干高い為、その分界線品質向上に力が入っているということも考えられます。
ただ他社格安SIMからもUQモバイルの通信速度が速いという認識を持たれているということは事実だったのです。
2020年からKDDI(auの運営会社)に統合
2020年10月からUQモバイル事業がUQコミュニケーションから分割され、KDDIに統合される形となりました。
すなわち運営会社がauと同じになったので、UQモバイルは回線を借りて通信サービスを提供しているMVNOではなく、自社回線で通信サービスを提供するMNOに変わったわけです。
回線枠が決まっているMVNOと、自社回線に使えるMNOでは通信速度に違いがあるのは当然。
UQモバイルが他の格安SIMよりも通信速度が速いというのも当然ということです。
同じ運営会社同士、auとUQモバイルで回線にどのような違いを持たせているかはわかりません。
ただ実際の通信速度、繋がりやすさ、安定性を見ても現時点ではほぼ変わらないというのが現状です。
通信速度重視ならUQモバイルはかなりおすすめ
UQモバイルはキャリアに比べて料金が安い格安SIMという位置づけにありながら、通信速度は速いという非常に優れています。
以前までは光回線セット割(自宅セット割)を適用しないと若干料金が高い(それでもauよりはかなり安いが)というデメリットがありましたが、プランが新しくなりコミコミプランというセット割なしでも安く使えるプランができたのでかなり使いやすくもなっています(20GB+10分以内の通話定額で3,278円)。
通信速度の遅さを懸念して未だに高いキャリアを使っている人、格安SIMを使っているけど通信速度に不満がある人には、UQモバイルへの乗り換えがかなりおすすめできると言えるでしょう。