光回線をマンションで使う場合、あらかじめその光回線が自分が住んでいるマンションで使うことができるかどうかを確認する必要があります。
本記事ではドコモ光のマンションの利用可否を確認する方法を解説しているので、ドコモ光の利用を検討している人はチェックしてください。
マンションではどの光回線でも自由に使うことができるわけではない
戸建てなど、電柱から自宅に光回線を直接つなぐ場合は、その光回線の対応エリア内であれば基本的に使うことができます。
しかしマンションの場合は、エリア内であっても自由に光回線を選ぶことができるわけではないので注意が必要です。
マンションで使える光回線は設備が導入されている種類のみ
上記のように、マンションで光回線を使う場合の配線は、電柱から共用スペース、そして共用スペースから各戸内へと繋がれます。
このうち、電柱から共用スペースへの配線はマンション側(管理会社や大家さん)が行う部分。一個人が自由に行うことができるわけではありません。
その為、そのマンションで使える光回線はあらかじめ電線から共用スペースまで配線がされており、設備が導入されているものに限られます。
導入済みの光回線とは違う種類の光回線、たとえばフレッツ光が導入されているのにauひかりを使うといったことはできないので注意が必要です。
ドコモ光は光コラボ、フレッツ光に対応しているマンションなら利用可能
ドコモ光は光コラボという、NTTの東日本、西日本の回線を借り受けたプロバイダ等が販売している光回線サービスです。
その為、回線自体はフレッツ光の回線を使う為、マンションはフレッツ光に対応されていることがドコモ光を使うことが条件となります。
ちなみに光コラボは現在約600社以上、そのうち有名なのはドコモ光以外にもソフトバンク光やビッグローブ光、So-net光、おてがる光などがあります。
「フレッツ光導入済みマンション」であれば、どの光コラボでも使えるので、様々な光回線サービスから選ぶことが可能です。
ちなみに光コラボ以外の光回線サービスには、auひかりやNURO光、電力会社のグループ企業が各エリアで展開しているeo光(関西)、コミュファ光(東海)などがあります。
自分のマンションでドコモ光が使えるかどうかを確認する方法
マンションで光回線を導入しようとする際、ますはその光回線が自分が住んでいるマンションで使えるかどうかを確認しなければありません。
その方法は5つあります。
- フレッツ光東日本または西日本でエリア検索
- ドコモ光で申し込みを進める
- NTTの光コンセントが設置されているかどうか
- マンションの掲示板等に表示されている場合も
- 大家さんや管理会社に確認
フレッツ光東日本、西日本でエリア検索
ドコモ光は光コラボであり、フレッツ光に対応しているマンションであればドコモ光を利用することが可能です。
その為、ドコモ光を使いたいのであればフレッツ光でエリア検索を利用するようにしましょう。
東日本、西日本それぞれ以下のサイトでエリアの確認が可能です。
エリア検索を実施して「提供エリア内です」と表示されればフレッツ光の利用が可能、そして光コラボであるドコモ光も利用可能であることがわかります。
ドコモ光で申し込みを進める
先にドコモ光で申し込みを進めるというのも1つの手。
とりあえず申し込めば、実際に利用できるかどうかは販売側が判断してくれ、もしできないならできないと連絡が来ます。
NTTの光コンセントが有るか無いか
比較的新しいマンションや、古くても以前フレッツ光を宅内まで繋いだことがあるマンションの場合、上記のような光コンセントが設置されている場合があります。
そしてこの光回線があるということは、そのマンションがフレッツ光に対応しているという目印。もし設置されていればドコモ光が利用できると考えて良いでしょう。
ただ、設置されていないからといってドコモ光が使えないわけではありません。
マンション内に設備は導入されていても宅内の工事が未完了であったり、VDSL方式(マンション内を電話線でつなぐ方式)の場合は下記の電話線口を利用して光回線を利用することになる為、光コンセントが絶対になければいけないというわけではないからです。
マンション内で表示されている場合も
マンションによっては、掲示板等に「フレッツ光対応マンション」と表示されている場合があります。
また、掲示板でなくても賃貸の場合の募集ページ、契約書などに書かれている場合もあります。
ドコモ光が使えるかどうかは、フレッツ光が使えるかどうかで判断。
「フレッツ光導入済みマンション」である表記(もしくは似たような表記)があれば、ドコモ光が使えると判断して良いでしょう。
大家さんや管理会社に確認してみる
大家さんや管理会社に確認することで、フレッツ光の設備が導入されているかを知ることも可能です。
ただ人によってはわからないと言われることもありますし、聞くというのも手間なので個人的にはネットでさくっとできるフレッツ光エリア検索を利用するのがおすすめです。
ドコモ光をマンションで使う場合の注意点
ドコモ光をマンションで使う場合、以下の注意点があります。
通信速度は配線方式によって異なる
ドコモ光の最大通信速度は1Gbps(1ギガプランの場合)ですが、マンション内の配線方式によっては最大100Mbpsに制限される場合もあります。
上記のように、宅内まで光回線に繋がれている場合は最大通信速度が1Gbpsです。
しかし上記のように宅内を電話用ケーブルで繋いでいるマンションの場合は最大100Mbps、10分の1の速度しかでません。
古いマンションの場合はこれに該当することが多いので注意が必要です。
ただ最大100Mbpsでも実測値としては50〜80Mbps程度、高画質の動画視聴を含めて、基本的な用途として困る速度ではありません。
なお自分が住んでいるマンション(もしくはこれから済むマンション)での最大通信速度がどの程度になるかは、以下のサイトでフレッツ光のエリア検索をすることで知ることが可能です。
開通後はルーターの設定(iPv6)に注意
ドコモ光の開通工事が完了した後はルーター等の設定を行うことがありますが、設定には注意が必要。
設定をミスってしまうと、iPv6に対応したサイト(YoutubeやGoogleなど)には接続できるけど、iPv4にしか対応していないサイト(Yahooやその他ほとんどのサイト)には繋がらないということになってしまいます。
もしこのようなトラブルが起きたり、設定方法がわからない場合は以下の記事を参考にしてください。
キャッシュバックを貰ってお得に利用
ドコモ光は公式経由で申し込むのではなく、代理店経由もしくはプロバイダ経由でキャッシュバックを多くもらうようにしましょう。
おすすめはNNコミュニケーションズという正規代理店経由。
キャッシュバックが25,000円、dポイント2000ptがもらえますし、さらにキャッシュバックについてはオプション等の条件なし、手続き不要で最短1ヶ月での振込とかなり優れています。
ただしNNコミュニケーションズでの申し込みはドコモの携帯電話回線(ahamo含む)が必要であり、他の携帯電話を使っている場合は利用できません。
他の携帯電話を使っている場合は、キャッシュバック20,000円の@nifty経由がおすすめです。
開通までには時間がかかる、申込みは早めに
ドコモ光のみならず、光回線は申込みから工事が完了し、実際に使えるようになるまで2週間〜1ヶ月程度、繁忙期であれば2ヶ月以上かかることもあります。
工事が詰まっていて先まで埋まってしまっていることが主な理由です。
もしできるだけ速く光回線を使いたいと考えているなら、早めに申し込むようにしてください。
ドコモ光が使えない場合
場合によってはドコモ光が使えないという場合もでてくるでしょう。
マンションによってはauひかりやeo光にしか対応していないというケースがある為です。
その場合、選択肢は2つあります。
利用できる光回線から選び、スマホを他社に乗り換え
光回線を使いたい場合は、そのマンションで使える光回線を調べて申し込みましょう。
そして合わせてスマホの乗り換えも推奨。
ドコモスマホはドコモ光を使っていないと割引ができずに高くなってしまうので、どうせなら使っている光回線とセット割があるスマホに乗り換えた(auひかりならauやUQモバイル)方が圧倒的にお得に利用できます。
光回線の必要がないならホームルーターのhome 5Gを選ぶ
もし絶対に光回線というわけではなく、ドコモのスマホを使い続けたいならホームルーターのhome 5Gがおすすめです。
home 5Gはドコモが運営しているホームルーターで、データ容量無制限、工事不要でコンセントにさせばすぐに使えます。
ドコモ光同様にドコモスマホのセット割対象となっていますから、ドコモ光を使えない人におすすめです。
ちなみにホームルーターは速度が遅いと思っている人も多いかもしれませんが、home 5Gは100Mbps〜300Mbpsとかなり高速。評判もかなり良いホームルーターです。