格安SIMの中でも特に人気があるmineoですが、その中でも「マイそく」というデータ使い放題プランが人気にです。
ただこのマイそくは一部のタイミングで最大通信速度が32kbpsという超低速となってしまうことに注意しなければなりません。
本記事ではその32kbpsという速度について、具体的にできること・できないことを紹介していきます。
mineoが格安SIMの中で人気がある理由
- 10GBが1,958円、20GBでも2,178円と安い
- 今ならどの容量でも6ヶ月間990円で利用できる
- 最大通信速度(32kbps〜3Mbps)で選ぶデータ無制限プランも人気
- 月たった250円の音声通話向けプランあり(マイそくスーパーライト)
- 通話定額も他社より安い(10分以内:550円)
- 他社にはない豊富なサービス
- パケット放題Plus:最大1,5Mbpsの節約モードが使い放題(10GB以上のプランなら無料)
- 広告フリー:広告によるパケット消費なし(無料)
- フリータンク:全国のmineoユーザー同士でパケットをシェア(無料)
\申し込みはこちら/
mineoの公式サイト
mineoのマイそくでは通信速度が最大32kbpsに制限される場合がある
データ容量を使い切った場合の通信速度は会社によって異なるものの遅くても128kbpsです。32kbpsまで制限されることは基本的にはありません。
ただ格安SIMのmineoで、マイそくプラン(最大の通信速度が制限される代わりにデータ通信が使い放題になるプラン)を使っている場合は以下の条件で通信速度が最大32kbpsに制限されます。
月曜日から金曜日の12時から13時
mineooのマイそくでは、どのコースを選んでも月曜日から金曜日の12時から13時の間の速度が最大32kbpsに制限されます。
この時間帯は昼休みということでどのスマホでも利用者が増える時間帯。回線の余裕のあるキャリアであれば問題ないものの、格安SIMは回線が混雑して遅くなってしまいがちです。
mineoでもそれは同様である為、少しでも回線混雑を避ける為にもマイそくプランではこの混雑しやすい時間帯での利用に制限をかけています。
3日で10GB以上使った場合の翌日から翌々日朝まで
mineoのマイそくは「データ使い放題」と言いながらも、3日で10GB以内という制限がついています。そしてこの容量を超えると、超えた日の翌日から翌々日の朝まで通信速度が最大32kbpsに制限されます。
ただ、10GBは標準画質の動画が約20時間再生できる程度。
高画質の動画を再生すると通信量は一気に増えますが、マイそく自体が元々通信速度が遅く、最も速いプレミアムコースでも最大3Mbpsとなっているので高画質の動画を再生するスペックありません。
その為、この制限に引っかかることはなかなかないでしょう。
マイそくのスーパーライトを利用する場合
マイそくには4つのコースがありますが、そのうち「スーパーライト」は常に通信速度が32kbpsとなります。
このコースは元々データ通信を使う人向けではなく、音声通話専用回線としてであったり、24時間データ使い放題(1回198円)をたまに使う人向けのものとなっています。
通信速度が遅い分、基本料金は220円と非常に安いです。
※パケット放題Plusで制限された場合の速度は200kbps
基本プラン(マイピタ)のオプションであるパケット放題Plus。低速モードに切り替えると最大1.5Mbpsの速度でデータが使い放題になるというマイそくに似たオプションです。
そしてパケット放題Plusはマイそく同様、3日で10GBを超えると翌日に通信速度が制限されます。
しかし制限時速度は200kbpsです。
ちなみにパケット放題Plusには月から金の12時台に速度が制限されるといったこともありません。
最大通信速度が32kbpsのスマホでできること、できないこと
ドコモやau、ソフトバンクで昔から容量を消費した時の最大通信速度は128kbpsでした。
128kbpsに制限された経験がある人ならわかると思いますが、まあまともに使えませんよね。Webページが開くのは遅いし(エラーで開けないことも多々)、SNSも更新エラー、動画なんてもってのほかです。
mineoのマイそくは32kbpsということでさらにその4分の1。どうしようもないくらいに遅いということです。
ここでは、具体的に何ができて、何ができないかを紹介します。
問題なくできること
- 音声通話
- Felica決済(おサイフケータイ、ApplePay、IDなどの電子マネー)
- ダウンロード済み動画の再生
自信を持って問題なく使えるというのは、データ通信を行わないサービス。
ここで言う音声通話はLINEなどデータ通信を利用した通話ではなく、通話回線を利用した通話料金の発生する通話を指しています。
またApple PayやIDなどの電子マネーなどのタッチ決済は、圏外でも使えるサービスの為、問題なく利用できます。
遅さを感じるが実用性があるレベルで使える
- メール(テキスト)
- LINEトーク
テキストメールやLINEトークなどは、32kbpsでもギリギリ使うこと可能。ただ文章の長さによってはかなり届くのが遅くなってしまう場合もあります。
LINEのスタンプも送ることはできましたが、写真等の送信や受信は厳しいです。
一応32kbpsでも実用的なレベルではあります。
ギリギリ使える場合もあるが実用的なレベルではない
- LINEの音声通話
- 軽いサイトのWebページ閲覧
- 地図アプリ
- バーコード決済(PayPayなど)
LINEの音声通話は一応声が届き、そして受け取ることができるので全くできないというわけではありません。ただ音声がよく途切れたり、タイムラグがひどかったり、雑音がひどかったりと正直実用的なレベルがありません。
軽いサイトのWebページや地図アプリ、バーコード決済用のトップページは通信を開始して気長に待てば表示してはくれます(エラーになる場合もあるが)。
ただ1 ページを表示するまでに1分以上かかるので、さすがに実用的なレベルではなく使う人はいないでしょう。
できない
- 画像の多いWebサイト
- 動画視聴(最低画質でも不可)
- SNS全般
- ビデオ会議
- 音楽ストリーミング再生
- アプリ更新、ダウンロード
- 漫画アプリ
- オンラインゲーム
上記で紹介しているようなこと、他にも少しでも通信量が多いデータのやり取りは一切できないと考えましょう。
音楽ストリーミング再生は、低音質で良ければ一般的な格安SIMの制限時速度であっても再生できます。
しかし32kbpsの場合は低音質であっても再生することができません(できても途切れ途切れ)。
マイそくで12時台に使いたい場合はWiFiに接続する必要あり
ここまで紹介した通り、最大32kbpsというのははっきり言ってネットサービスが全く使えないと言っても過言ではない速度です。
mineoのマイそくは動画も視聴できる通信速度(1.5Mbps)でのデータ使い放題がたった990円(スタンダードコス)という非常にメリットがあるプランであるものの、月から金の12時台は極端な速度制限で全くと言っていいほど使えないという点に注意しなければなりません。
一応1回198円のオプションで「24時間データ無制限」というものがあり、これを使えば昼であっても高速通信が可能です。
ただ数回使っただけでマイそくの良さである「コスパの良さ」が消えてしまいます。
もし数回使うかもしれない、12時台に一切使えなくなるのはつらいというのであれば、通常の10GBコースにパケット放題オプションPlus(オプション料無料)をつけるのがおすすめです。
低速状態(最大1.5Mbps)のデータ使い放題で月曜から金曜の12時台に制限されることなし、そして10GBまでは高速通信。
これで1,958円ですから。数回24時間データ使い放題のオプションをつけるくらいならこっちの方がよっぽど良いです。