無制限に使っても月額3,280円ならポケットWiFiや光回線を契約するよりも安くていい、そう思って楽天モバイルを契約したのに、使い始めてみたら5GBで速度制限…なんて人は多かったかもしれません(現在はパートナー回線も無制限利用が可能)。
また、楽天のエリア検索で楽天回線のエリア内だったのに、au回線に繋がるばかりで一向に楽天回線を掴んでくれないといった話も聞きます。
そこで今回は楽天モバイルでエリア外だった場合にどうなるのか、そしてうまく使うための対処法を紹介します。
楽天モバイルの特徴
- 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限で3,278円
- 楽天市場で買い物する人は実質無料とするこも可
- エリア・回線速度は大幅改善
- パートナー回線(au回線)も無制限に変更(以前は5GBまで)
- 通話料も無料
- ワンストップMNP対応(予約番号不要でMNP可)
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楽天回線のエリアは3大キャリアに比べるとまだまだ狭く繋がりにくい?
ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアについで、新たな新キャリアとして登場した楽天モバイル。
mineoやIIJmioといったMVNO(3大キャリアの回線を借りて通信サービスを提供)と違い、独自の回線網(楽天回線)でサービスを提供しています。
新キャリアということもあり、エリアや繋がりやすさは3大キャリアと比べて狭く繋がりにくく、以前までは不満の声は正直多かったです。
ただ、現在は基地局が増えたとともに、パートナー回線(au回線)の利用から5GBから無制限と変更された為、人口カバー率は99.9%、3大キャリアにも負けないエリアで使えるように改善されています。
ただ、楽天モバイルの周波数はプラチナバンド(700MHz〜900MHzの周波数帯域を中心とした電波帯域、障害物に強い)を使っていません。
楽天モバイルではプラチナバンドでの通信ができない為、どうしても建物内・地下だと電波が弱くなってしまうというデメリットがあります。
楽天モバイルアンリミテッド、エリア外の場合はどうなる?
ドコモ、au、ソフトバンクと違ってどうしても繋がりにくい楽天回線。ではもしエリア外で楽天回線に繋がらない場合はどうなるのでしょうか。
パートナー回線(au回線)を利用して高速通信(自動接続)、容量に上限なし
楽天モバイルでは楽天回線が繋がらない場合、自動的にパートナー回線(au回線)に繋がるようになっており、通常通り高速通信が可能です。
au回線は以前まで月間5GBまでと決められていましたが、現在は上限なしで使えるように変更されています。
ちなみに楽天回線を使うかau回線を使うかは選ぶことができません。
なお現在楽天回線を使っているのか、それともau回線を使っているのかはアプリで確認可能です。
パートナー回線の提供が終了しているエリアでは圏外となる場合も
楽天回線エリアの拡大に伴い、パートナー回線の利用が終了しているエリアもあります。
そういった地域では、一部圏外になり繋がらなくなることも0ではありません。
楽天モバイルアンリミテッドのパートナー回線(au回線)に関する詳細
ではここからは楽天モバイルのパートナー回線(au回線)に関する詳細を解説していきます。
通話|Rakuten Link経由での電話はデータ消費なしで無料で使える
データ通信を利用して通話を行うアプリである「Rakuten Link」を利用すると、通話料が一切かからず電話ができます(通常の電話番号で発着信が可能)。
電話回線ではなくデータ通信を利用するわけですが、このアプリの利用に関しては楽天回線でもパートナー回線でも関係なくデータ量が消費されません。
パートナー回線利用時でも通話料は無料です。
データ高速モードの切り替えは終了
楽天モバイルでパートナー回線が5GBまでという上限があった時はパートナー回線エリアでの高速通信を行わないように設定することも可能です(この場合はデータ消費量なし)。
ただ現在はパートナー回線の上限が廃止、無制限となったので低速に切り替える必要がなくなったこともあり、この機能は終了しています。
データ残量通知もs中量
パートナー回線の残容量が残り400MB以下になった場合はメールやSMSで通知される(通知がONの場合)機能がありましたが、パートナー回線の上限が廃止、無制限となったことも伴い終了しています。
パートナー回線の残容量はWebもしくはアプリで確認可能
パートナー回線の残容量についてはWebのマイページ、もしくはアプリ(my楽天モバイル)で確認することができるようになっています。
アプリでの確認が楽なので、こまめに気にするようにしとくと良いでしょう。
楽天モバイルアンリミテッドは地方でも使う価値はある?
以前までは楽天回線のエリアが狭く地方ではしばしばパートナー回線に繋がる一方で、パートナー回線の利用は5GBまでという制限があった為、楽天モバイル使い勝手は正直悪かったです。
ただ、現在は住んでいる地域関係なく、使うことがおすすめできると言えるでしょう。
具体的にその理由は以下の通りです。
- 地方でもエリアがかなり広がっていて楽天回線に繋がる
- パートナー回線(au回線)も無制限に使える
- 楽天モバイルの人口カバー率は99.9%
- 通話料が無料(Rakuten Link利用時)
- コスパが良い
地方の都市であっても、現在はかなり楽天回線には繋がります。かつ楽天回線が使えなくてもパートナー回線があり無制限で利用可能。
地域関係なくどこでも使えるように改善されました。
楽天モバイル以外で大容量使いたいなら?
楽天モバイルはデータ通信が使い放題というメリットがある反面、3大キャリアに比べると全く遜色がないというわけではありません。
では他にはどのようなスマホを使えばよいでしょうか。いくつか紹介します。
格安SIM単体で大容量使いたい人におすすめの格安SIM
格安SIMには楽天モバイルのように使い放題というのはありませんが、最大100GBが大容量使うことができるものがあります。
ahamo
ahamo | |
料金 | 20GB:2,970円 1GB追加:550円 80GB追加:1,980円 |
通話オプション | 5分以内無料:0円 |
使用回線 | ドコモ |
- 回線品質◎、時間帯による速度制限もなし
- 80GB追加オプションがたった1,980円
ドコモが出している格安プランであるahamo。ドコモ回線を回線品質は問題なし。MVNOタイプの格安SIMに比べて速度や安定性も高いですし、時間帯による制限もありません。
他のキャリアタイプの格安SIMの(povoやLINEMO)より、料金が安いというのも大きなメリット。5分以内の通話無料がついていて、3,000円以内で利用することができるようになっています。
また80GB追加オプションが非常に安く、基本料金の20GBと加えて100GB使えるというのもポイントでしょう。大容量使える格安SIMは他にないので、30GBを以上使うのであれば唯一の候補です。
IIJmio
IIJmio | |
料金 | 2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,800円 20GB:2,000円 |
通話オプション | 5分以内無料:500円 10分以内無料:700円 かけ放題:1,400円 |
使用回線 | docomo、au |
- 20GBが最安(音声通話SIM)
- 契約期間なし
- データ繰越可
20GBがたったの2,000円とMVNOの中でも特に安いのがこのIIJmioです。
音声通話SIMは20GBなら最安。余った容量を翌月に繰り越しすることも可能で、使い勝手も良いです。
キャンペーン等も豊富で、固定回線とのセットで安くなるといったメリットもありますから、とにかく料金重視だという人にはもってこいの格安SIMです。
mineo
mineo | |
料金 | 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 |
通話オプション | 10分以内無料:550円 かけ放題:1,210円 |
使用回線 | docomo、au、softbank |
- パケット放題Plus(月額385円もしくは無料)で容量消費後も1.5Mbpsで通信可
- 契約期間なし
- データ繰り越し可
20GBが2,178円で利用できるmineo。mineoはプラン料金だけではなく、様々な独自のサービスがあるのも大きな特徴です。
たとえばパケット放題Plus。10GB以上のプランであれば無料で利用できるオプションであり(5GB以内は月額385円)、データ容量を使い切った後も1.5Mbpsで利用できるというサービスです。
1.5Mbpsあれば、SNS、音楽ストリーミングは問題なく使えますし、Youtube等の動画も標準画質であれば視聴することができる速度。毎月そこまで容量に気を使わずに使うことができるので割と便利です。
他にも余ったデータ容量をユーザー間でシェアできたりと、使い勝手を向上するものが揃っています。
速度気にせず大容量使いたいならモバイルWiFiと格安SIMのセットがおすすめ
大容量使いたい人におすすめしたいのが「格安SIM+モバイルWiFi」を組み合わせる方法です。
モバイルWiFiは2,000円台から3,000円台後半で大容量が使えるので、検討してみると良いでしょう。
料金 | 通信 速度 |
エリア | |
楽天モバイル | ◎ 無制限 3,278円 |
◯ | ◯ |
GMOとくとく BB WiMAX |
△ 無制限 3,762円〜 |
◎ | ◯ |
ZEUS WiFi | ◯ 100GB 3,212円〜 |
△ | ◎ |
Point
- 楽天モバイル・・・コスパ◎、総合点No.1
- GMOとくとくBB WiMAX・・・通信速度◎
- ZEUS WiFi・・・エリアの広さ、繋がりやすさNo.1
楽天モバイルのエリア内なのに楽天回線に繋がらない場合の対処法
現在はパートナー回線の上限がなくなったのでそこまで気にする必要はなくなったかもしれませんが、速度面で速いのはどちらかというと楽天回線。
そこで楽天モバイルのエリア内であるのに、楽天回線に繋がらない場合の対処法を紹介します。
エリア内なのにパートナー回線(au回線)につながる原因
まずはパートナー回線に繋がる原因です。
エリア内でも楽天回線の強度が弱い場所も
楽天回線は3大キャリアに比べるとまだまだ基地局が少なく、エリア内であっても電波強度が弱い場所もあります。
そういった強度が弱いところでは、auの電波の方が強くて楽天回線に繋がりにくくなることがあります。
地下鉄や建物内では楽天回線の電波が届きづらくてau回線になる
楽天回線カバー率が上がってきたといっても、地下鉄や施設内では楽天回線が行き届きづらく、電波が弱くなったり、圏外になったりすることがあります。
どうしても電波を掴み直したい場合は、機内モードをON/OFFにしたり、端末を再起動したりして様子を見てみると良いでしょう
楽天回線に手動で接続する方法
どうやって楽天回線に繋がっているのかを判別すれば良いのか、ということになりますが、ホーム画面や電波表示などから把握することはできません。
そこで試してみてほしいのが、楽天回線に繋がるのを待つのではなく、自分から手動で設定してしまう方法です。
場所によっては楽天の電波が弱くていまいち繋がらない可能性もあります。その場合はパートナー回線で通信するようにしてください。
楽天モバイルに接続したiPhoneやAndroidスマホを用意
まずは楽天モバイルを使っている端末を用意しましょう。
今回は、動作保証外ではありますが利用者の多いiPhoneを例に手順を説明していきます。
モバイル通信のネットワーク設定画面を表示
各スマホの設定画面からモバイル通信の設定画面を表示させます。
iPhoneは「ホーム画面」>「モバイル通信」>「モバイル通信プラン」から楽天回線を選択してください。
↓筆者の場合は楽天回線をeSIMとして副回線で使っているので、モバイル通信プランは2つ表示されています。
「440 11」もしくは「Rakuten」を選択
その後「ネットワーク選択」>「自動」をOFFにするとぐるぐる読み込むマークが表示され、10秒程度すれば今いる場所で掴める電波が一覧で表示されます。
筆者の居住地では2つの「Rakuten」が表示されました。一応どちらも楽天回線として繋がりましたが、筆者は上に表示されたほうが速度は速かったです。
ちなみに「440 52」などの番号は「PMLN」と呼ばれ、国と事業者コードを番号で表したもの。(440 52はKDDI、441 00はソフトバンク傘下のワイヤレスシティプランニング)
以上の手続きを踏むことで、楽天回線に接続することができます。
My楽天モバイルから昨日分以前の楽天回線でのデータ使用量を確認することができるので、どの程度楽天回線で接続できているのか確認するといいでしょう。
【まとめ】楽天モバイルのエリア外ではパートナー回線に繋がるが上限は5GBまで
楽天モバイルをエリア外で使う場合の料金や容量の確認、手動で楽天回線に接続する方法について解説してきました。
楽天モバイルは徐々にエリアが拡大されています「。
現在は楽天回線のエリア外でも、数ヶ月もすればエリア内に入っている可能性もあるので、こまめに拡大状況をチェックしてみると良いでしょう。
また、たとえ楽天エリアに対応していたとしても、パートナー回線にばかり繋がってしまうといったケースも起こり得るので、後半で紹介した手動接続方法も一度試してみてください。