月3,278円で無制限という3大キャリアだけでなく、他の格安SIMに比べてもえかなり安い楽天モバイル。
「無制限」ということで、固定回線の代わりに使おうと考えている人もいるでしょう。
そこで本記事では楽天モバイルを自宅用のWiFiとして使う場合のメリト、デメリットを解説していきます。
楽天モバイル(モバイルWiFi)の特徴
- コスパ◎、容量無制限で3,278円
- 事務手数料0円、ルーター1円。お試し利用にもOK。
- 人口カバー率99.8%以上、エリア・速度も◯
- パートナー回線も無制限に変更(以前は5GBまで)
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楽天モバイルを自宅用WiFiとして使うのはあり?メリット・デメリットを解説
楽天モバイルのサービス開始当初はエリアが狭い、速度が遅いなどのデメリットがあり使い勝手は正直良くありませんでした。
現在はエリアが拡大したとともに楽天回線エリア外で繋がるパートナー回線も無制限で使えるようになった(以前は5GB超えると速度制限)ので、スマホとしての使い勝手はかなりよくなっています。
では自宅用WiFiとして使う場合はどうでしょうか。
安くて無制限、端末代もかからないので固定回線代わりとしての利用も可能
楽天モバイルではモバイルルーターがたった1円で購入可能となっており、SIMをそのルーターに挿すことでWiFi端末として利用することが可能です。
自宅用WiFiとして使う場合、動画視聴など容量を多く使うケースが多いですが楽天モバイルは月3,278円という光回線よりも安い料金で無制限に使えるので容量を気にする必要もありません。
よって、楽天モバイルは自宅用WiFiとして十分使うことができると言えるでしょう。
メリットは通信費が安くなること、モバイルルーターを持てばスマホ代も安くて済む
楽天モバイルを自宅用のWiFiとして使うメリットは通信費が安くなることです。
光回線だと戸建てタイプで月5,000円、マンションタイプで月4,000円程度かかります。しかし楽天モバイルなら3,278円です。
また光回線導入に伴う工事費用もかかりませんし、工事の手間もありません。
さらに端末をモバイルルーターとすれば外出時も利用可能。スマホを格安SIMの小容量プランにすれば、通信費合計も以下の通り4,000円程度で済むことになります。
デメリットは通信速度、光回線と比べると通信速度はかなり遅い
光回線のメリットは通信速度。利用する建物にもよりますが、50〜300Mbpsでてくれます。
その為、高画質の動画視聴や大容量データのダウンロード・アップロードも快適に行うことができますし、複数人での同時利用も速度の遅さが気になりません。
一方で楽天モバイルの通信速度は20〜50Mbps。光回線に比べて速度はかなり下がります。
一般的に10Mbpsでれば通常の用途(Web閲覧、SNS、動画視聴など)は問題なく快適に利用できますが、クラウドを利用する際のデータダウンロード・アップロード、漫画などデータ容量が大きいもののダウンロードを行う際には光回線との差が如実に現れます。
また自宅用WiFiとして複数人で同時に高画質の動画視聴などを行うと、速度が足りずに動画が途中で止まるこもとあるので注意が必要です。
楽天モバイルを固定回線の代わりに自宅用WiFiとして使う方法
楽天モバイルを自宅用WiFiとして使う方法は以下の通りいくつかあります。
楽天モバイルのモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 2C」を利用する
楽天モバイルでは「Rakuten WiFi Pocket 2C」というモバイルルーターがキャンペーンで1円で購入することが可能です。
楽天モバイルのSIMをこのモバイルルーターに挿せば最大16台まで接続可能。電源が入っていれば常時WiFiを飛ばしてくれるので、毎回接続する手間なく手軽に自宅で利用できます。
また外出時に持ち出すことも可能なので、スマホの容量を消費することなくどこでも使うことができますし、タブレットやパソコンなどを使うこともできます。
ただモバイルルーターはWiFiの届く距離が短い為、特定の場所において自宅でどこでも使うというわけには行かない点に注意が必要。自宅の広さにもよりますが、スマホと一緒に持ち歩く必要がでてくることもあるでしょう。
楽天モバイルのSIM+SIMフリーのモバイルルーターを利用する
AmazonなどでSIMフリーのモバイルルーターを購入し、楽天モバイルのSIMを挿して使うという方法もあります。
Rakuten WiFi Pocket 2Cは端末代がほぼかからないというメリットがあるものの、スペックが低くWiFiの届く範囲が短い、バッテリーが弱い、4Gにしか対応していないといったデメリットがあります。
もし自宅での使い勝手を重視するなら、端末代がかかるものの以下のSIMフリーのモバイルルーターがおすすめです。
FS040W
富士ソフトのFS040Wは、Rakuten WiFi Pocket 2Cに比べて以下の点で優れています。
- バッテリーの持ち
- 最大通信速度
- 専用ホームキット(クレドール)がある
自宅用WiFiとして使う場合、専用ホームキットがあるのは大きなメリット。
このキットには高性能アンテナが搭載されていて、通信速度が速くなるとともにWiFiの届く距離もより広範囲となります。
また接続台数も最大32台と多いです。
FS050W(5G回線利用可能)
楽天モバイルは5G回線にも対応していますが、Rakuten WiFi Pocket 2CやFS040Wは4G回線にしか対応していないので5G回線には繋がりません。
しかし富士ソフトのFS050Wは5G回線にも対応。
5G回線利用可能エリアでは、より高速な通信が可能となります。
端末代が高いというデメリットがありますが、自宅が楽天の5Gエリア内ならばメリットは大きいでしょう。
楽天モバイルのSIM+SIMフリーのホームルーターを利用する
モバイルルーターではなく、自宅のみで使うことに特化したSIMフリーのホームルーターに楽天モバイルのSIMを挿すことも可能。
ホームルーターは持ち出すことができず自宅でしか使えないというデメリットがあるものの、モバイルルーターに比べて速度、電波強度、WiFi距離、接続台数が優れています。
また下記で紹介している端末であれば楽天モバイルの5G回線にも対応。使うエリアにもよりますが200Mbpsを超える光回線並の速度がでることもあります。
より安定した高速通信を使いたい、自宅のみで利用するという人におすすめです。
Rakuten Turbo(ホームルーター)を利用する
楽天モバイルでは「Rakuten Turbo」というホームルーターも販売されています。
ただ楽天モバイルSIMと料金プランが異なり、以下の通り高くなっています。
- 1〜12ヶ月目:1,980円
- 13ヶ月目以降:4,840円
- 端末代:41,580円(866円×48回)
料金が高いので、個人的にはあまりおすすめしないかなというのが正直なところ。
楽天回線にとかした端末として何かしらメリットはあるかもしれませんが、口コミ等を見てもそこまで優れている点は見つからず、料金を考えるとホームルーターとして使うなら「楽天モバイルSIM+SIMフリーのホームルーター」で十分です。
楽天モバイルスマホのテザリングを利用する
楽天モバイルのSIMを挿したスマホをテザリングで使うというのも一つの手段。
モバイルルーター、ホームルーターなどを準備する必要がありませんし、SIMもスマホ用1台で済むので料金としては最も安くすみます。
ただ自宅用WiFiとして、スマホだけでなく他の端末も頻繁に使うことを想定するならあまりおすすめできません。
毎回他の端末を使うたびにテザリングを使うのは手間が多すぎて使い勝手が悪すぎるし、スマホのバッテリー消費も大きく、速度も最も遅くなる為です。
自宅用WiFiとして使う方法の比較、おすすめを紹介
端末代 | 通信費 | 速度 | WiFi 距離 |
外での 利用 |
自宅での 使い勝手 |
|
Rakuten WiFi Pocket 2C 利用 |
◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | △ |
SIMフリー モバイルルーター 利用 |
△ | ◯ | ◯〜◎ | ◯ | ◯ | ◯ |
SIMフリー ホームルーター 利用 |
△ | △ | ◎ | ◎ | × | ◎ |
Rakuten Turobo |
× | × | ◎ | ◎ | × | ◎ |
テザリング | ◯ | ◯ | △〜◯ | △ | ◯ | × |
安く使いたいならRakuten WiFi Pocket 2C
最も安く使いたいならモバイルルーターであるRakuten WiFi Pocket 2Cの利用がおすすめ。
楽天モバイル回線とセットで契約すると端末代は1円だけで、自宅だけでなく外出時も使えるのでスマホを格安SIMの低容量プランにすれば通信費全体もかなり安くすみます。
それこそ楽天モバイルを2回線契約し、1回線目はスマホとして利用(3GB以内、1,078円)、2回線目はWiFi用に利用(無制限、3,278円)とするのも良いですね。
欠点はルーターのスペックが低く、特にWiFiの届く距離が短いので自宅の広さによっては持ち歩かなければいけないことがある点です。
使い勝手を良くしたい+自宅・外どちらでも使いたいならSIMフリーのモバイルルーター
SIMフリーのモバイルルーターであれば、Rakuten WiFi Pocket 2Cの欠点であるWiFiの距離を解消可能。
特におすすめはFS040Wで、ホームキットセットを購入すれば、自宅ではホームルーターのように遠い距離までWiFiが届きますし、外して外で使うことも簡単。
外出時に気になるバッテリーの持ちもかなり良いのもおすすめする理由です。
欠点は端末代がかかる点ですが、20,000円でかなり使い勝手があがることを考えると個人的には一番おすすめです。
自宅用WiFiに特化させるならSIMフリーのホームルーター
家族複数人での利用する場合、外ではWiFi利用は不要の場合など、自宅用WiFiに特化させるならSIMフリーのホームルーターがベストでしょう。
速度、電波強度、WiFi距離、接続台数などWiFiとしてのスペックはホームルーターを利用した場合が最も優れている為です。
端末代が高いですが、5G回線にも対応してますし、自宅内に限定した場合での使い勝手は◎です。
まとめ:楽天モバイルは自宅用WiFiとしての利用もあり
光回線に比べると速度はおちるものの、動画視聴など多くの人がメインに利用する用途であれば十分快適に利用できる楽天モバイル。
無制限で3,278円という安さは非常に魅力的で、自宅用WiFiとして使うのも十分ありです。
モバイルルーターとして使うか、ホームルーターとして使うかはそれぞれメリト・デメリットがあるのでこれが一番とは言えませんが、自分の使い方にあった方法で使ってみてはいかがでしょうか。