格安SIMのmineoでは、容量を使い切った後での速度が最大200kbpsに制限されます。
キャリアの制限時速度である128kbpsに比べると若干速い速度となっていますが、具体的には何ができるのでしょうか。
本記事ではmineoの速度制限時にできること、できないこと、そして低速通信時にはありがたいバースト機能について解説してきます。
mineoが格安SIMの中で人気がある理由
- 10GBが1,958円、20GBでも2,178円と安い
- 今ならどの容量でも6ヶ月間990円で利用できる
- 最大通信速度(32kbps〜3Mbps)で選ぶデータ無制限プランも人気
- 月たった250円の音声通話向けプランあり(マイそくスーパーライト)
- 通話定額も他社より安い(10分以内:550円)
- 他社にはない豊富なサービス
- パケット放題Plus:最大1,5Mbpsの節約モードが使い放題(10GB以上のプランなら無料)
- 広告フリー:広告によるパケット消費なし(無料)
- フリータンク:全国のmineoユーザー同士でパケットをシェア(無料)
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mineoで通信速度が最大200kbpsに制限されるケース
まずはmineoで通信速度が最大200kbpsに制限されるケースを確認していきましょう。
データ容量を使い切った場合(パケット放題Plus未加入時)
mineoの基本プランであるマイピタは、1GB・5GB・10GB・20GBの4つの容量から選ぶことができます。
そしてそれぞれの容量を使い切ると、通信速度が最大200kbpsに制限されます。
ただしパケット放題Plusオプションに加入している場合は例外。このオプション利用時は低速時でも最大1.5Mbpsでの通信が可能となる為、200kbpsにはなりません。
mineoアプリで低速モードに切り替えた場合(パケット放題Plus未加入時)
mineoでは容量を使い切っていない状態であっても、低速状態でデータ消費をなしとすることができるモードがあり、mineoアプリからこのモードに切り替えることが可能です。
この低速モードに切り替えた場合の最大通信速度も最大200kbpsです。
ただし、この場合もパケット放題Plusオプションに加入している場合は最大1.5Mbpsでの通信が可能です。
パケット放題Plus利用時に3日で10GB以上使った場合
月385円(10GB・20GBコースの場合は無料)で利用できるパケット放題Plusは、最大1.5Mbpsでデータ通信が使い放題となる使い勝手に優れたおすすめのオプションです。
容量を使い切った後や低速モードに切り替えた場合でも、標準画質の動画を視聴できるレベルの通信速度をだしてくれます。
ただし、このオプションでは3日で10GBまでという利用制限があり、これを超過すると翌日に通信速度が200kbpsに制限されます。
※マイそく利用時の制限時速度は32kbps
mineoには基本プランであるマイピタとは別に、通信速度が遅くなる代わりにデータ通信が使い放題となるマイソクというプランがあります。
コースによって最大通信速度は異なりますが、最大3Mbpsがでるコースもある為、動画の視聴程度であれば難なく利用可能です。
ただしデータ使い放題と言っても、以下の場合は通信速度がさらに制限されて遅くなります。
- 月曜〜金曜日の12時〜13時
- 3日で10GBを超過した場合の翌日
さらにマイそくで制限された場合の通信速度は最大32kbpsとなっており、マイピタ利用時の200kbpsよりもさらに遅く、ネットサービスは基本的に使えない速度となります。
mineoにはバースト転送ある為、最初の読み込みは速い
mineoでは、低速通信時の快適性を保つ為の機能として「バースト転送」というものがあります。
このバースト転送とは、低速通信状態(最大通信速度200kbps)であっても、通信開始から75KB分については高速状態と同じ速度で通信をしてくれる機能です。
回数に制限はなく、新たにWebページを読み込んだり、SNSのタイムラインを読み込んだり、LINEのメッセージを受信・送信するたびに毎回最初は高速で通信をしてくれます。
75KBというのは画像1枚の容量にも満たない容量です。
テキストであればかなりの文字数が表示できます。その為、ニュースサイトやTwitter等のテキストメインのネットサービスであれば、表示までに待つことなく、快適に利用できるようになっています。
mineoの最大200kbpsの通信速度でできること、できないこと
ではここからは、具体的にmineoの制限時最大通信速度である200kbpsでできること、できないことを紹介していきます。
用途 | 利用可否 |
メッセージ、LINEトーク | ◯ |
LINE音声通話 | ◯ |
LINEビデオ通話 | △ |
音楽ストリーミング再生 | △ |
Webページ閲覧 | △ |
地図アプリ | △ |
SNS(Twitter、Facebook) | △ |
SNS(Instagram) | × |
Youtube(高画質) | × |
Youtube(標準画質) | × |
Youtube(低画質) | × |
動画配信サービス(高画質) | × |
動画配信サービス(標準画質) | × |
動画配信サービス(低画質) | × |
ビデオ会議(大人数) | × |
ビデオ会議(少人数) | × |
バーコード決済 | ◯ |
オンラインゲーム (パズルなどデータ通信が少ないもの) |
◯ |
オンラインゲーム (FPSなどデータ通信が多いもの) |
× |
漫画アプリ | × |
アプリダウンロード | × |
問題なく利用できること
- LINEのトーク
- LINEの音声通話
- バーコード決済
- オンラインゲーム(パズルなど)
LINEのトークは問題なく利用可能です。スタンプも送信・受信ができます。ただ画像や動画の送受信は時間がかかってしまうので注意が必要です。
またLINEでの音声通話についても途切れることなく使うことができます。音質についても問題を感じるレベルではありません。
バーコード決済は支払いの為にページを開く必要がありますが、各社軽いデータ量で表示できるようにしてくれており、さらにmineoにはバースト転送機能もあるので、基本的には支払いに困らないレベルですぐに表示してくれます。
オンラインゲームは種類にもよりますが、パズルなどたくさんの通信を伴わないものであれば使うことができます。
遅さは感じるがなんとか利用できること
- LINEのビデオ通話
- 音楽ストリーミング再生
- Webページ閲覧
- 地図アプリ
- SNS(Twitter、Facebook)
ビデオ通話は全く使えないというわけではないものの、画質はあらくさらにカクついてしまうので正直快適とはほど遠いです。
音楽ストリーミング再生は低音質であれば途切れることなく再生することができます。ただ再生の開始や曲の切り替えには普段よりも時間がかかってしまいます。アプリにもよりますが、再生まで30秒程度かかってしまうでしょう。
Webページ閲覧や地図アプリは待てばなんとか使えるかなというレベル。TwitterやFacebookなどテキストがあるSNSはテキスト部分はすぐに表示されます。ただ画像の表示には時間がかかります。
利用できないこと
- SNS(Instagram)
- Youtube等の動画
- ビデオ会議
- オンラインゲーム(FPSゲーム等)
- 漫画アプリ
- アプリのダウンロード
データ量が多いサービスの利用は基本的に不可。画像が多いインスタも使えませんし、動画も無理です。
Youtubeは最低画質(144p)に設定すればなんとか再生はできるものの、画質がかなり粗い上にそれでも止まりますし、そもそも最初に再生するまでにかなり時間がかかってしまうので実用的とは言えません。
パケット放題Plusに加入すれば容量を使い切っても最大1.5Mbpsで通信可能なのでかなりおすすめ
mineoにはバースト機能がある為、LINEのトークや音声通話、テキストメインのTwitterなど速度が制限されても使えることはあります。
ただやはり用途はかなり限定的。使えないサービスもやはり多いですし、ストレスもたまります。
しかし「パケット放題Plus」のオプションに加入しておけば、制限時であっても最大1.5Mbpsで通信できるようになるのでかなりおすすめです。
20kbpsではできなかった動画視聴も標準画質であればできますし、インスタなど画像の多いSNSも読み込みに遅さを感じはしますが十分使えるレベルです。
パケット放題Plusは月額385円と安いですし、10GB以上のコースであれば無料で使えます。
mineoは容量を消費しない低速モードへの切り替えも可能となっているので、高速通信が必要ない時、動画を見る時などにうまく切り替えながら使えばかなりの容量を使うことができるようになります。
なお10GB・20GBのコースでは無料で使えるオプションですが、申込みは必要なのでまだしていない人はぜひマイページから申し込むようにしましょう。
まとめ
mineoにはバースト転送機能があるので速度が制限されてもLINEなどのいくつかのサービスであればストレスなく使うことができます。
ただそれでも200kbpsという速度だと限界があり、やはり使えないサービスも多数ある点には注意しなければなりません。
mineoではパケット放題Plusなど便利なオプションも揃っていますから、うまく活用してできるだけ快適に使っていきましょう。