動画配信サービスや、インスタなどのSNS、さらにはテレワーク時のテレビ会議など、スマホを使う機会やスマホのテザリングを利用してパソコンやタブレットを使う機会が増えると、格安SIMで一般的に設定されている上限の20〜30GBでは全然足りなくなってしまいます。
そこで本記事では100GBという大容量を使うことができるキャリアや格安SIMについて、それぞれのメリットやデメリットについて紹介していきます。
楽天モバイルの特徴
- 3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限で3,278円
- 楽天市場で買い物する人は実質無料とするこも可
- エリア・回線速度は大幅改善
- パートナー回線(au回線)も無制限に変更(以前は5GBまで)
- 通話料も無料
- ワンストップMNP対応(予約番号不要でMNP可)
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【結論】大容量使えるおすすめスマホ
早速結論ですが、格安SIMの多くは使える最大容量が20〜30GBとなっており、選択肢としてはそこまで多くありません。
ただ、いくつか大容量が使えるものもあるので紹介します。
容量・料金 | 特徴 | |
楽天モバイル | 無制限 3,278円 |
・容量無制限は3大キャリアを除くと唯一 ・エリア拡大、パートナー回線も無制限OKに改善 ・料金・通信速度のバランスならNo.1 |
ahamo | 100GB 4,950円 |
・料金が高い代わりに通信速度が速い ・5分以内の通話定額つき |
mineo | 20GB(高速通信) + 無制限(最大1.5mbps) 2,178円 |
・パケット放題Plusで低速モードの通信速度がUP ・動画視聴も可、安く使いたいなら最適 |
料金・通信速度のバランスが最も優れている楽天モバイル、通信速度が速いahamo、料金が安いmineoなど自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
データ容量が月100GBでできる範囲はかなり多い、テザリングの利用も問題なし
通信量 | 1GBあたり | 100GB | |
Web 閲覧 |
0.3〜2MB | 500〜 3,000ページ |
5万〜 30万ページ |
LINE (トーク) |
約2KB/回 | 約50万回 | 約5,000万回 |
LINE (音声通話) |
約0.3MB/分 | 約55時間 | 約5,500時間 |
LINE (ビデオ通話) |
約5MB/分 | 約3.3時間 | 約330時間 |
20MB/5分 | 約4時間 | 約400時間 | |
インスタ | 70MB/5分 | 約1.1時間 | 約110時間 |
Youtube 標準画質 (480p) |
約50MB/5分 | 約1.7時間 | 約170時間 |
Youtube 高画質 (720p) |
約90MB/5分 | 約1時間 | 約100時間 |
Amazon プライム 高画質 |
約1.8GB/1時間 | 約0.55時間 | 約55時間 |
Netflix 中画質 |
約0.7GB/1時間 | 約1.4時間 | 約140時間 |
U-NEXT 高画質 |
約2GB/1時間 | 約0.5時間 | 約50時間 |
音楽再生 (高音質) |
約6MB/曲 | 約170曲 | 約17,000曲 |
ZOOM | 約0.5GB/1時間 | 約2時間 | 約200時間 |
漫画アプリ | 5〜 10MB/1話 |
100〜 200話 |
1万〜 2万話 |
Kindle (漫画) |
50〜 150MB/1冊 |
7〜40冊 | 700〜 4,000冊 |
Kindle (雑誌) |
50〜 300MB/1冊 |
3〜20冊 | 300〜 2,000冊 |
月100GBあればネットサービスはかなり使えます。
データ通信量が多い高画質の動画視聴も50〜100時間は視聴可能で、ZOOM会議も200時間。音声通話や音楽再生などデータ通信量が低めのネットサービスはほぼ容量を気にせずに使うことができます。
テザリングを使ってタブレットやパソコンで仕事する・動画を見るといったことも気軽にできる容量となっています。
ただ動画配信サービス(U-NEXT)で2時間の映画を高画質で見ると1本見るだけで4GBで程度のデータ通信量を消費。もし1ヶ月毎日見ると120GBとなるので100GBでは足りません。
またインスタも画像が多い為、意外と容量の消費が大きく毎日2時間使えばそれだけで60GBを超えてしまいます。
100GBもあれば十分だろうと思いきや、使い方によっては足りなくなる可能性も十分ある点には注意が必要です。
スマホ単体以外で使う方法も検討要
100GBという大容量を使うことができるスマホはいくつかありますが、他にもデータSIMとのデュアルSIM運用、モバイルWiFiの活用などで100GB使うことも可能です。
それぞれにメリット・デメリットがある為、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
なお本記事ではスマホ1台で100GB使えるものについてメインとしておすすめのものなどを紹介していますが、他の方法については後述していますので、気になる方はチェックしてみてください。
方法 | 特徴 |
100GB以上のスマホ (音声通話SIM) |
・スマホのみなので管理が楽 ・選択肢が少なく、通信費も高くつく |
格安SIMとデータ専用SIMを デュアルSIMで利用 |
・料金が安くすむ ・スマホ1台でOK ・デュアルSIM利用可能な端末が必要 ・キャリアに比べると通信速度は遅い |
格安SIMとモバイルWiFiの 2台持ち |
・料金が安くすむ ・テザリングなしで他の端末も使える ・好きな容量を選べる ・持ち物が増える ・キャリアに比べると通信速度は遅い |
20GBの格安SIMと 光回線 |
・自宅ではスマホよりも高速・安定した通信 ・自宅であれば複数人での同時利用も問題なし ・外出時に使えるのは20GBまで ・合算した料金も高くなる |
100GB以上使えるスマホまとめ
ではここからは100GB以上使えるスマホを紹介していきます。
ドコモ au ソフトバンク |
ahamo | 楽天モバイル | mineo (低速モード) |
|
容量 | 無制限 | 100GB | 無制限 | 3日で10GB |
料金 | 7,238円〜 7,315円 |
4,950円 | 3,278円 | 1,650円〜 |
ドコモ、au、ソフトバンク
ドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアにはそれぞれ100GB以上使える無制限プランがあります。
ドコモ 5Gギガホ プレミア |
ソフトバンク メリハリ 無制限 |
au 使い放題 MAX |
||
容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | |
基本料金 | 7,315円 | 7,238円 | 7,238円 | |
割引後(※1) 料金 |
4,928円 | 4,928円 | 4,928円 | |
テザリング 上限 |
なし | 30GB | 30GB |
※1:家族割(3回線以上)、光回線とのセット割、特定のカード支払い割を全て適用した場合
料金はかなり割高。割引をフルで適用できれば安くはなるものの、光回線の利用が必須、家族で3回線以上使う必要ありなどなかなか難しいです。
ただ料金が高い代わりに回線品質(通信速度・安定性)は格安SIMに比べると優秀というメリットがあります。
ahamo
ahamo (大盛りオプション) |
||
容量 | 100GB | |
基本料金 | 4,950円 (5分以内通話定額込み) |
|
テザリング 上限 |
なし |
ドコモのオンライン専用プランであるahamoは基本プラン(20GBで2,970円)に大盛りオプション(+80GBで1,980円)を加えることで、合計100GBが4,950円で使うことができます。
なおこの料金には5分以内の通話定額も含まれている為、5分以内の通話であれば無料です。
ドコモ・au・ソフトバンクに比べると安いですし、ドコモが出しているプランなだけあって回線品質(通信速度や安定性)も優秀。テザリングの上限もありません。
スマホで100GB使いたいなら、一番おすすめできるのはこのahamoです。
ちなみにahamoは容量を使い切っても標準画質での動画視聴が可能な速度(最大1Mbps)で通信することができます。
楽天モバイル
楽天モバイル | ||
容量 | 無制限 | |
基本料金 | 3,278円 | |
テザリング 上限 |
なし |
データ使い放題で3,278円という飛び抜けた安さで使うことができるのが楽天モバイル(段階料金制であり、20GB未満しか使わなかった場合の料金は2,178円)
通話料も専用アプリ(RakutenLink)からかければ無料になるなど、とにかくコスパは抜群に良いです。
ただ新キャリアである為、3大キャリアもしくはそれらの回線を使うMVNOの格安SIMに比べて、圏外の場所が多いというのがネック。
以前に比べるとかなりエリアも広がり屋外であればほぼ繋がりますが、地下や建物内はまだ弱い傾向にあります。
mineo
mineo (パケット放題Plus) |
||
容量 | 3日で10GB | |
基本料金 | 1,650円〜 | |
テザリング 上限 |
なし |
mineoはデータ消費量が0となる低速モード(アプリで切り替え可)での通信が最大1.5Mbpsとなる「パケット放題Plus」という月385円のオプションがあります(10GB以上のプラン選択時はオプション代無料)。
通信速度はもちろん遅いですが、ビデオ通話、標準画質の動画視聴、SNSなど基本的な用途の利用は十分可能。
1GBプランと組み合わせるた場合の合計料金は1,650円で、この速度でも良いというのであれば最も安く利用できます。
なお各プランとパケット放題Plusをあわせた料金は以下の通りです。
- 1GB・・・1,683円(1GB1,298円+オプション385円)
- 5GB・・・1,903円(5GB1,518円+オプション385円)
- 10GB・・・1,958円(10GB1,958円+オプション無料)
- 20GB・・・2,158円(10GB1,958円+オプション無料)
1GBプランにパケット放題Plusオプションをつけるのが最も安いですが、10GB以上のプランならオプション料が無料となる為、10GBとの差は300円、20GBとの差は500円しかありません。
個人的には20GBプランでパケット放題Plusをつけるのが最もお得で使い勝手も良いのでおすすめ。
20GBまでは高速通信が可能となる為、低速モード(最大1.5Mbps)と上手く切り替えながら使えば、大容量を使うユーザーでも快適に1ヶ月間利用することができます。
ただし3日で10GBという制限があり、超過すると翌日は速度が200kbpsに制限されます。
※LINEMO(制限時でも1Mbpsでの通信が可能)
LINEMO | ||
容量 | 20GB (使い切った後は最大1Mbps) |
|
基本料金 | 2,728円 | |
テザリング 上限 |
なし |
ソフトバンクのオンライン専用プランであるLINEMOは最大でも20GBまでのプランしかありません。
ただ、容量を使い切った後でも最大1Mbpsでの通信が可能。標準画質の動画視聴やSNS、ビデオ通話は可能です。こういった使い方にしか使わないというのであれば、わざわざ高い100GBのプランを他社で選ぶ必要はないかもしれません。
またソフトバンクが出しているプランなだけあって、回線品質もかなり良好。通信速度・安定性ともに優れているというメリットもあります。
ただし、mineoのように高速モードと低速モードで切り替えることはできず、20GBを先に使い切ることになります。
その為、早々に20GBを使い切ってしまうとその月に残りはずっと最大1Mbpsの低速状態。
動画視聴程度であればできると述べましたが、ZOOM会議、アプリのダウンロードは厳しく、画像の多いWebページやインスタなどは読み込みの遅さを感じてしまうでしょう。
あくまでそれほど高速通信が必要としない使い方をしている人向けです。
とは言え、3,000円以下で使えるというのは大きな魅力であると言えるでしょう。
100GB使えるスマホの選び方
ではここからは具体的に目的別におすすめのスマホを紹介していきます。
100GBを安定した高速通信で使いたいならahamo
- データ容量100GB
- 高速・安定の通信が可能
この2つを両立させたいのであれば最適なのはドコモのオンライン専用プランであるahamo。
3大キャリアよりも安く、それでいて回線品質はキャリア並で100GBという大容量を使うユーザーでもストレスなく使うことができるレベル。
最もバランスが良い格安SIMです。
料金を安くすませたいor100GB以上使いたいなら楽天モバイル
楽天モバイルはエリアが3大キャリア(またはそれらの回線を使う格安SIM)に比べると多少狭く、特に地下や建物内で一部繋がらなくなってしまうことがあるというデメリットがあります。
ただその反面、料金は特に安く、しかもデータは使い放題で100GBを超えて使う可能という大きなメリットを持っています。
エリアが狭いと言ってもそんなに頻繁に圏外になるわけではないですから、個人的には正直十分。安く大容量を使いたいという人にはかなりおすすめできます。
動画を標準画質で見れる程度の速度で良いならmineo
最大通信速度が1.5Mbpsとなる代わりに、楽天モバイルよりもさらに安く使うことができるのがmineo。
パケット放題Plusオプションを利用すれば、低速モード切り替え時や容量を使い切った後でも最大1.5Mbpsという標準画質の動画なら十分視聴できるレベルの速度で使うことができます。
高速通信が20GBできるプランを選んでも楽天モバイルよりかなり安い2,158円。
高速時に比べると画質は悪くなるものの、動画視聴をメインの用途として考えているのであれば、十分ありな選択肢でしょう。
スマホ単体以外で安く大容量使う為の方法
一つのスマホ、一つのSIMでスマホを利用するというのももちろんあり。申し込みは一つでいいし、手軽さが大きいです。
ただ少し広げて考えてみると、より安く使うことができたり、より快適に使うことができるケースもあるので紹介します。
小容量音声通話SIMと大容量データSIMをデュアルSIMで利用
一つ目の方法が音声通話用とデータ通信用でそれぞれSIMを契約し、デュアルSIMとしてスマホ1台で利用するという方法(デュアルSIMについてはこちらから)。
音声通話ができないデータ通信専用のSIMは安い為、小容量の格安SIMと組み合わせることで安く利用することができます。
たとえばChat WiFiはデータ通信専用SIMが3,520円で利用可能。それに音声通話用としてmineoのマイそくスーパーライトと組み合わせれば、3,770円で利用できます。
ChatWiFiの回線はドコモ回線となっている為、楽天モバイルのようにエリアが狭いということもなく、デュアルSIM自体も手動で切り替える必要がない(音声通話はSIM①、データ通信はSIM②を使うと設定できる)ので、使い勝手はかなり良いです。
ただし以下の点には注意が必要です。
- デュアルSIM対応端末が必要(iPhoneは11以降なら可)
- iPhoneは片方がeSIM(ChatWiFiは物理SIMのみなのでmineoをeSIMで契約)
- 通信速度はドコモやahamoほど速くなく、MVNOの格安SIMと同等
モバイルWiFiを利用
タブレットやパソコンなどをテザリングで利用しようと考えている人にはモバイルWiFiがおすすめです。
ZEUS WiFiなら100GBが3,212円。スマホ用のSIMは音声通話用としてIIJmioの2GBプラン(850円)を使えば4,062円です。
ちなみに音声通話用SIMは多少の容量で良いから使えるプランを選ぶのがおすすめです。mineoのマイそくモバイルWiFiを自宅に忘れてしまった場合にデータ通信がほぼ使えない状態になってしまいますから。
なお、モバイルWiFiは以下の点に注意が必要です。
- クラウドSIMのモバイルWiFi(ZEUS WiFi、MUGEN WiFi)・・・エリアはキャリア同等で地下や建物でも繋がるが、通信速度がキャリアのスマホより遅い(10〜30Mbps程度で高画質の動画視聴は問題なし)。
- WiMAX(GMOとくとくBB WiMAX)・・・クラウドSIMよりも速度は速い(30〜60Mbps)が、エリアがキャリアよりも狭く地下が建物だと繋がらない場合もある。
モバイルWiFi | 容量 | 月額料金 | キャッシュ バック |
詳細 |
ZEUS WiFi | 30〜100GB | 30GB:2,361円 50GB:3,106円 100GB:3,212円 |
なし | 詳細 |
MUGEN WiFi | 100GB | 3,718円 | 10,000円 | 詳細 |
GMOとくとく BB WiMAX |
無制限 | 初月:1,375円 1〜35ヶ月:3,762円 36ヶ月〜:4,807円 |
15,000円 | 詳細 |
高速通信を望むなら光回線+サブブランドが最適
ここまで大容量を使うのであれば、いっそのことスマホは15〜20GB程度のプランに抑え、自宅に光回線を導入するということも検討しましょう。
光回線はスマホよりも通信速度が速くて安定していますし、複数人・複数端末での同時利用も問題ありません。ZOOM会議などテレワークで使う場合にも最も適した方法ですし、動画のダウンロードも早いです。
もちろん外出先ではスマホで契約した容量までしか使うことができないというデメリットはありますが、動画や本は自宅でダウンロードしておく、SNSなどは節約モードに設定して使うなどすれば十分足りるかもしれません。
個人的にスマホ(15〜20GB)と光回線をあわせて使うならおすすめはY!mobileとソフトバンク光。
セット割でY!mobile(15GB)が2,090円、ソフトバンク光が4,180円(マンションタイプ)で合計6,270円となります。
料金はahamoに比べて高くなりますが、ソフトバンク光契約時にキャッシュバックが最大37,000円貰えること、家族のスマホも容量を下げることができることも考えればコスパも悪くありません。
まとめ
ドコモやauといったキャリアだとスマホ代がかなり高くなってしまいます。
ただ現在はahamoや楽天モバイルと言った安く使えるスマホもありますし、データ通信専用SIMやモバイルWiFiを利用することで安くすることも可能。
通信速度や使い勝手も含め、お得に自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。