ドコモのではあらたに音声通話をメインとしたデータ容量0.5GBプランが設定されました。
本記事ではこのプランについて、本当に音声通話用に持つメリットはあるのか、他社と比較して料金はどうなのかについて詳しく解説していきます。
mineoが格安SIMの中で人気がある理由
- 10GBが1,958円、20GBでも2,178円と安い
- 今ならどの容量でも6ヶ月間990円で利用できる
- 最大通信速度(32kbps〜3Mbps)で選ぶデータ無制限プランも人気
- 月たった250円の音声通話向けプランあり(マイそくスーパーライト)
- 通話定額も他社より安い(10分以内:550円)
- 他社にはない豊富なサービス
- パケット放題Plus:最大1,5Mbpsの節約モードが使い放題(10GB以上のプランなら無料)
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ドコモに音声通話メインの0.5GBプランが550円が登場
従来のドコモではギガライトの1GBまで利用が最小容量となっていて、家族割やドコモ光とのセット割を適用しても2,178円、割引の適用ができなければ3,278円とかなり割高だったので音声通話メインで使うにはコスパが悪すぎました。
しかし新料金プランでは0.5GBが550円というプランが登場。これにより音声通話メインでも安くドコモのスマホを使うことができるようになっています。
割引なしで基本料金が550円の音声通話専用向きプラン
ドコモの新料金プラン「irumo」では、0.5GBから9GBまで4つの容量から選ぶことができます。
0.5GB | 3GB | 6GB | 9GB | |
基本料金 | 550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 |
家族割 | なし | |||
ドコモ光 セット割 |
なし | △1,100円 | ||
dカード 支払い割 |
なし | △187円 | ||
割引後 料金 |
550円 | 880円〜 | 1,540円〜 | 2,090円〜 |
このうち0.5GBプランは音声通話をメインとしたいユーザー向けであり、データ容量が少ない代わりに基本料金が安く設定されています。
また、このプランは家族割やドコモ光とのセット割の設定がない為、条件なしで誰でも550円で使うことができるというメリットがあります。
通話定額オプション込みの料金
ドコモの通話定額オプションは5分以内無料が880円、かけ放題が1,980円となっています。
ドコモの通話料は30秒ごとで22円となっていますので、音声通話メインとして1ヶ月18分以上電話をするのであれば、通話定額オプションを利用した方が良いです。
なお、0.5GBプランに通話定額オプションを加えた料金は以下の通りです。
0.5GBプラン | |
5分以内 無料通話込み |
1,430円 |
かけ放題込み | 2,530円 |
通信速度は最大3Mbps
ドコモの通常の通信速度は50〜100Mbps程度ですが、この0.5GBに限っては通信速度が最大3Mbpsに制限される為、通信速度は遅いです。
一応この速度でも標準画質での動画視聴やSNSなどは利用できます。
ただそもそもの容量が0.5GBと少ない為、データ通信量の多い使い方はしないはず。
データ通信量の少ないLINEのトークや音声通話であれば全く問題ない速度ですから、そこまで影響はないでしょう。
家族割による割引はないが、回線数には換算される
0.5GBプランに限らず新料金プランの「irumo」は家族割自体がありません。
ただ回線数には換算される為、家族で「irumo」以外のプラン(eximoや旧プランのギガライト・ギガホプレミア)に加入している人は家族割を受けることができます。
利用プラン | 家族割 |
1人目 eximo |
家族割(3回線〜)適用 △1,100円 |
2人目 irumo3GB |
割引なし (回線数として換算) |
3人目 irumo0.5GB |
割引なし (回線数として換算) |
家族間通話も有料
0.5GBプラン含め、「irumo」を使うユーザーから家族への通話は有料となります。
一方でもう一つの新料金プラン「eximo」や旧プランのギガライト・ギガホプレミアを使うユーザーから家族への通話は無料です。
その為、ギガライトからirumoに乗り換える場合は注意が必要で、家族間通話が多い場合は通話定額オプションの利用も検討しましょう。
なお、eximo、ギガライト、ギガホプレミアを使っているユーザーからirumoを使っている家族への通話は無料となります。
利用プラン | 家族間通話 通話料 |
1人目 eximo |
無料 (irumo側へも無料) |
2人目 irumo3GB |
22円/30秒 |
3人目 irumo0.5GB |
22円/30秒 |
0.5GBプランでも5G WELCOME割(端末代割引)の利用は可能
お得なキャンペーンでも安いプランでは利用できないというのはよくあるパターンですが、irumoの場合は0.5GBプランでもMNP時に端末代が割引される5G WELCOME割の利用が可能。
主要端末の割引額は以下の通り。
対象機種 | 割引額 |
iPhone 15 | 44,000円割引 |
iPhone 15 Pro | 33,000円割引 |
iPhone 14 | 9,900円割引 |
iPhone SE(第3世代) | 16,500円割引 |
Google Pixel 8a | 32,450円割引 |
Xperia 5 IV SO-54C | 22,000円割引 |
Xperia 10 V SO-52D | 22,000円割引 |
arrows N F-51C | 22,000円割引 |
らくらくスマートフォン F-52B | 16,500円割引 |
たとえばiPhone15(128GB)はドコモだと通常149,490円ですが、5G WELCOME割を利用することで102,490円となります。
いつでもカエドキプログラムを利用すれば、実質負担額18,898円。月々の負担額は821円。
通話専用とは言え、最新端末を入手したい人はirumoへのMNPでかなりお得になると言えるでしょう。
他社格安SIMと比較、音声通話用として持つ場合にはたして最適?
ドコモの0.5GBプランは通話をメインとする場合に選ぶプランとなりますが、他社で音声通話用プランを持つ場合に比べたらどうでしょうか。比較してみます。
基本料金 | 通話料 | 通話定額 オプション |
|
ドコモ | 0.5GB 550円 |
22円/30秒 | 5分以内:880円 かけ放題:1,980円 |
povo2.0 | 0円 | 22円/30秒 | 5分以内:550円 かけ放題:1,650円 |
mineo | 250円 | 22円/30秒 | 10分以内:550円 かけ放題:1,210円 |
IIJmio | 2GB 850円 |
22円/30秒 | 5分以内:500円 10分以内:700円 かけ放題:1,400円 |
楽天モバイル | 3GB 1,078円 |
無料 (※1) |
– |
※1:専用アプリ(RakutenLink)利用時、通常の通話アプリから発信すると30秒につき22円かかる
MNP+機種変更ならirumoはかなりお得
上述している通り、irumoは月550円しかかからない0.5GBプランでも、MNP時に端末代割引される5G WELCOME割が適用可能。
iPhone15(128GB)なら44,000円の割引、いつでもカエドキプログラム利用で月821円で済むなど、かなりお得です。
後述するように通話定額オプションなども含めると月額料金は他の格安SIMに比べて高くはなりますが、1,000円高くなったとしても端末購入でお得になる分を考えると、トータルではirumoを利用した方が良いでしょう。
音声通話専用ならmineoの方が安く使える
もし音声通話をメインとして考え、通話定額オプションを利用するなら、ドコモよりもmineoがおすすめ。
mineoでは通信速度が最大32kbpsとなる代わりに基本料金が250円の「マイそくスーパーライト」があるのでドコモよりも基本料金が安いです。
また通話オプションも mineoの方が圧倒的に安いです。以下は各プランに通話定額オプションを加えた料金表です。
かけ放題をつけた場合だと1,000円もの差があります。
mineoのマイそくスーパーライトはデータ通信がほぼ使えないものの、通話専用として持つならベストでしょう。
少しのデータ通信をつけたいならIIjmio
mineoのようにデータ通信が全く使えないのはNG、少しでいいからデータ通信が使えた方が良いというならIIJmioがおすすめです。
IIJmioはドコモよりも多い2GB使えるにもかかわらず、5分以内の通話定額をつけても料金はほぼ同じ。かけ放題をつけた場合はドコモよりも安いです。
かつドコモは最大通信速度が3Mbpsに制限されるのに対し、IIJmioは速度に制限がありません。
その為、おすすめするのは圧倒的にIIJmioとなります。
通話品質を気にしないなら楽天モバイルもあり
楽天モバイルは専用アプリ(RakutenLink)を使って通話を行うと、通話料がかかりません。
RakutenLinkからの通話でも相手方には通常と同じように自分の電話番号が表示されますし、相手が同じアプリを使っている必要もありません。
基本料金が3GBまでで1,078円なので、かけ放題オプションをつけた場合だとどの会社よりも安いです。
ただしRakutenLinkからの通話はデータ通信で行われる為、通常の音声通話に比べると多少音質が悪い傾向にあります。
その為、音質を気にする人だと使い勝手が悪いと感じてしまう可能性があるので注意が必要です。
通話定額オプションをつけないならpovo2.0
povo2.0は基本料金が0円で容量や通話定額オプションをトッピングしていくタイプのスマホです。
必ずしもトッピングする必要はない為、通話定額オプションなしでたまに通話で使う用として持つなら最適でしょう。
ただし、180日間で660円(音声通話15分間相当)を超えないと、利用停止や契約解除となる場合があるのでサブ回線として持つ場合には注意が必要です。
家族でドコモを使う場合はドコモの0.5GBプランを使った方が良いことも
他の格安SIMと比較すると、音声通話用に持つならドコモの0.5GBプラン他社を使った方が安く済むことがわかります。
ただし、家族でドコモを使う場合であればあえてドコモを使った方が良いです。その理由は以下の2点。
- irumoプラン以外を使っているユーザーの家族割が増える
- irumoプラン以外を使っているユーザーからirumo側への通話が無料となる
ドコモのみ | ドコモ + 他の格安SIM |
|
音声通話用 スマホ |
ドコモ 0.5GB+5分以内定額 (1.430円) |
mineo マイそく+10分以内定額 (800円) |
家族回線① (eximo) |
家族割(3回線〜)適用 △1,100円 |
家族割(2回線)適用 △550円 |
家族回線② eximo |
家族割(3回線〜)適用 △1,100円 |
家族割(3回線〜)適用 △550円 |
家族割 合計 |
△2,200円 | △1,100円 |
音声通話用のスマホは高くなるものの、家族割がそれ以上に受けられることになるのでトータルでお得。さらにeximoプランからの家族間通話が無料になることもなるとメリットは大きいでしょう。
まとめ
ドコモで音声通話用のスマホを安く持てるようになったことは大きいですが、基本的には他社のスマホの方が安く済みます。
ただ家族でドコモを使っているのであれば利用する価値はありです。
また現在ギガホライトプランを使っている人は0.5GBプランに関わらず新プランにすることでスマホ代を下げることができるので、ぜひプランの変更を検討してみてください。